2009年12月12日土曜日

『まんがタイムラブリー』2010年1月号

『まんがタイムラブリー』2010年1月号が発売です。この次に出るのは、17日の『ファミリー』だから、芳文社の四コマ誌、めでたくすべて年を明けたということですね。ということは、もうじき2月を意識しはじめるのか。なんというあわただしさでしょう。さて、『ラブリー』1月号表紙は虎のぬいぐるみ? はねつき、そして二人羽織。実にお正月らしい、とここまで書いて、二人羽織って別に正月関係ないよね……。それから、『空に唄えば』も表紙に登場。連載開始とのことです。

さて、読み始めて驚きました。『夏生ナウプリンティング!』を読んだと思ったら、『おねがい朝倉さん』の番外といったらいいのか「牧田日記」が始まって、そして読んでも読んでも『朝倉さん』が終わらない。さらには『+1サプライズ』まではじまって、どうも大乃元初奈を特集しているのだそうです。間違えてコレクション買ったかと思って、表紙確かめましたよ。『ラブリー』は総力特集態勢でしばらくいくみたいですね。今月は大乃元初奈、来月は師走冬子である模様。なんか、昔あったセレクションを思い出しました。ちょっと懐しいです。

『空に唄えば』、新連載です。歌が下手なヒロインが、合唱サークルとでもいったらいいのかな、友人集めて合唱やりましょうという話なんですが、音楽科でミュージカルの舞台を目指し頑張っている三枝さんを引き込もうとするヒロインひばりの明るくて伸びやかな姿はすごくいい。脇目もふらず、周囲に壁を築いてしまっている三枝さんを、少しやわらかにほぐしてしまう。そんな光景、しなやかな様が魅力的でした。合唱することの楽しさみたいなのが広がっていけば、きっともっといいなって、なんだか期待してしまいます。

うさぎのーと』、最後にネクタイ締めたのいつだろう。正装が似合わない。とはいえ、それなりのスーツを着込めば犬飼(弟)先生はきっとかっこよくなりそうです。まあ、ヤ○ザ度はアップしそうな気もしますが。自分に合った服を着る、それはとてもいいことだと思います。私もその意見には大賛成です。

『少女カフェ』、板倉梓の新連載です。母に先立たれた一家。父の喫茶店でふたごの娘がウェイトレスをするという、ほのぼのとした雰囲気の漫画です。しかし、目にはほのぼの、けれど読めばわりとシニカル、大人びた発言も見受けられて、就学前の児童とは思えぬしっかり具合。手強いおちびさんたちにお父さん、それから父母の友人、葉月さんが振り回されるのかな。なかなかに面白そうです。

『できる女には秘密がある』、連載になりました。嬉しいな。末永く続いてください。年末らしく大掃除が話題になって、いや、これ、年末関係ないのか? 片付けられないお姉さん。でも、私はこの人のこと、どうこういえるような資格ありません。結局、捨てられない人は片付かないんですよね。私の場合、本や雑誌を捨てられたら、一気にきれいになるんですけどね。さて、今回は弟くんの出番が多くてちょっと嬉しかったです。お姉さんも好きですが、どうも弟くんも好きなようで、いい姉弟だなあって思いながら読んでます。

『視界良好』も連載になったそうで、やったあ嬉しいな。長く続いて欲しい漫画です。さて、こちらは年末年始の風景扱って、冬には曇る眼鏡。曇った眼鏡で肉まん食べてる秋奈はとても可愛かったです。はねつきのペナルティ、角ぶち眼鏡がとても素敵でありました。

『だんつま』が2本立てだそうで、やあ、嬉しいな。で、新キャラが登場。いけすかない、けれどすごく可愛らしい奥さんです。なんかツンとお高くとまっちゃって、ほんといけすかない人、なんですが、はしばしに人懐こさ、素直さが垣間見えて、めちゃくちゃ可愛いです。渡辺志保梨の描く人は、みな個性的で癖があって、でも憎めない、そんなよさが必ずあって。今回登場の星野ユキさんも、実にそんな感じでした。2本立て2本目の扉の、友人招いて、その準備をしている姿、すごく楽しみにしてるんだってわかるんですね。なかなかに先が楽しみなキャラクターであります。気にいりました。

『ごめんね、委員長!』、これも2本立てです。今回は学校を離れて、皆で雪遊び。水浸しになって、恵理咲の家へ移動。そうしたら恵理咲のお母さんもちょっと変わりものだったっていうんですね。前半1本目は小ネタで勝負といった風だったのが、後半2本目は恵理咲母の趣味である着ぐるみ部屋着で遊ぶっていうのね。委員長の着せ替え的楽しさもあれば、優里の暴走もあって、楽しく可愛い。とてもよかったです。

先生はお兄ちゃん。』は最終回直前、大きな動きがあって、ちょっと成長したまゆ。ああ、なんというのだろう、ちょっと寂しいね。終わるからっていうんじゃなくて、子供だと思っていたのに成長して娘になっていく、それがちょっと寂しさ感じさせるのです。だから、兄貴の気持ちはちょっとわかるよ。そして今回の兄貴はいい兄貴。ええ、いい話でありました。

『ヒーロー警報!』、素晴しいな。サンタクロースはお父さんなのかそれとも違うのか、永遠のテーマでありますが、かおりの問にJが答えるそのやりかたがスマートで、なんだかいつも以上にかっこよかったです。今回はかおりに関するトラブルだったので、Yはもう散々で、こうしてばたばたしているYが私は好きです。そして長谷川博士が登場。かつて戦っていたみなが、仲良く語り合っているというところもなんかいい。しかし、長谷川博士、今も発明とかしてるみたいだから、元科学者じゃなくて現科学者なんじゃないかと思ったり。味のある爺さん。この漫画には、そうした味のあるキャラクターが多くてよいです。

  • 『まんがタイムラブリー』第17巻第1号(2010年1月号)

0 件のコメント: