2009年10月13日火曜日

『まんがタイムラブリー』2009年11月号

『まんがタイムラブリー』、11月号が発売です。『まんがホーム』に続き、『ラブリー』でもハロウィンが表紙を飾って、今はもう普通にみなハロウィンを年中行事としてとりおこなったりするんでしょうか。イベント好きな若い人だとか、子供がいるお家なら、ハロウィンも身近だったりするんでしょうね。どうも私のまわりでは、ハロウィンを意識させるようなものっていうのは見当たらなくって、だからこうした漫画でその雰囲気を感じるのが毎年のならいになっています。

うさぎのーと』、秋の写生大会だそうですよ。私は実は苦手でした。うさぎ先生よりかはましだと信じたい。けど、ハニーには負けそう。まあ、写生大会とかあると、授業つぶれるのはよかったなあ。なんて消極的なこといってます。さて、漫画の本編ですが、うさぎ先生はえらい子供じみたところが強調されて、腹ばいとか、うわっ汚れてるとか。でもって極めつけはいえっはー。この人、野に放つと手がつけられないな。でもそうした天真爛漫な暴走が楽しくてよいんですね。でも、私は見習うのは遠慮しておこうと思います。いや、なんとなく。楽しそうでいいんですけれども。

『だんつま』、ひなよさんの旦那が大変なことになっています。家事があまりに好きすぎて、それも手間のかかればかかるほどいいという、ちょっとした中毒状態。凝り性なんだ。でも、ちょっと気持ちはわかります。毎日のことでここまで凝れるのは、正直ちょっとした才能だと思うけど、趣味でやっていることっていうのは、どこか際限のないところってありますから。でも、こういう人がうちにいてくれると、きっと私は堕落してしまうと思います。そうか、ひなよさんは堕落した奥さんなんだ。いや、でもほがらかでのびやかなところ、その明るさが堕落なんてことを思わせませんね。

『ただいま独身中』は、メインヒロインの脇をかためるニューヒロイン登場? 営業2課の課長さん。東有希子。この人は結婚しない人? そして20代女子佐藤操。おお、黒髪ショート、これはなんかすごくいいかもって色めき立ったら、なんとそういう趣旨の人。いや、私は大丈夫だよ、ってなにいってんでしょうね、馬鹿みたい。本編のテーマはボーナスからお金の使い道に流れて、欲しいものリスト、ああ確かに欲しいもの数え上げるとぞろぞろといくらでも出てきますが、はたしてそれは本当に欲しいのかっていわれると、ううむと立ち止まることもしばしば。本当に? と聞かれると、本当に! と答えられるものっていうのは、意外に少ない、あるいはほとんどのものはいらないのかも知れません。欲しいものがないっていうのは、幸福なんだと思います。いまある自分で充足できる。それは、やはりしあわせなんだと思います。

『ごめんね、委員長!』、連載になりました。すごく妥当だと思います。今回も甘言に篭絡される委員長。しっかりしているようで、そうでないっぽいところ。可愛いなあとは思うのだけど、やっぱり酷い目に……。基本はこれ、っていうのが見えてきて、委員長まきこみながら、恵理咲と、優里早都ペアが対決する。で、審判はぱん子さん。今回はボールふたつのバスケットボール。背中に背負った委員長でボール運搬するのは、重りで差し引き、トラベリングにはならんのか。でも、圧倒的に有利だよなこれ、と思ったら、委員長はお荷物だから、そうそう有利というわけではないのか。さすがはぱん子さんだ。

のりのいい、いい漫画だと思います。軽く読める、キャラクターも可愛い。続いて、それで面白さが持続するかどうかですが、今の感触ならいけそうだなって思って、だから連載になったこと、すごく喜んでいます。

『縁側ごはん』はおでん。おあずけくらってる姉。そして、姉の支配者的状況が回想から読み取れる。で、ちくわぶなんですが、関東では普通なのですか? 私は、ちくわぶっていうのは話に聞くだけで、見たこともないんじゃないかな? いや、姉にとられてた過去はないですよ? こうした地域差みたいなのもあるから、食べ物ってのは面白いなと思います。

『視界良好』は、風邪の話。でも、眼鏡は氷嚢のかわりにならんなあ。で、成田さん、可愛いと思います。さて、実は私は眼鏡でマスクで通勤しているのですが、いや、喉が弱いので。で、この格好でコンビニも銀行も利用しますが、意外と平気なもんですよ? ただ、眼鏡がくもるのは実際です。冬とかね、帰り道、坂を登ると息があがるでしょう。すると眼鏡がくもって前が見えなくなる。いつか事故になるのではないかと、ひやひやします。

『できる女には秘密がある』。綺麗な人だと思います。ところで思うのですが、こういうだらしのない人は、レンタルDVDとか利用しない方がいいと思います。というわけで、私はレンタルビデオやレンタルCD、利用したことがありません。この漫画は、外面のいい姉と弟、それから弟と弟を好きな二菜、このふたつの関係を軸にしていくんでしょうか。よくできた弟。二菜さんに関してはなんだか応援したい。そしてこの姉さんは、自宅での綺麗じゃない格好、このスタイルもまた可愛くていいと思います。でも、やっぱりレンタルとかは利用しないほうがいいと思うんだ。人には向き不向きというものがあります。

『アイムホームあかり』。この漫画は、温水さんのからまわりを楽しむ漫画であるみたいですね。きっとがんばるにしても、がんばる方向が違う。でも、それでも大家さんはにこやかに答えてくれる。漫画読んでる限りでは、あんまり成就しそうにない関係だけど、そうしたいきつかない小恋愛的状況は、罪がない感じでなんだかいいと思います。

先生はお兄ちゃん。』。まゆ、恋の目覚め。えらいこと可愛いな。見た目は天使に似て、中身はそっけない。そんなまゆが、自覚しない恋に戸惑いを見せて、そして友人Aがさびしさ感じたりして、ああ、兄貴には決して知られるな。この友人の反応。なんか、じんとしますね。決して遠ざかったりはしない。今も側にいるというのに、特別だった自分の場所が、少し違ってしまう。それで感じるさびしさ、せつなさ。ああ、これも青春、なんだと思います。

  • 『まんがタイムラブリー』第16巻第11号(2009年11月号)

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