『まんがタイムきらら』11月号が発売です。表紙は『けいおん!』。ガラス? の向こうから指でけいおん! と書いている。そんな雰囲気、構図がちょっと新鮮で、なんだか楽しそうな梓もよければ、ちょこんと座って見ている唯も可愛くて、でもこうして一枚絵ながめてみると、やっぱりアニメとは違うなってあらためて思わされます。私はアニメも好きだけど、やっぱり漫画も好きだなと思う。アニメに比べて漫画の絵は、ちょっとしっとりとして落ち着いている、そんな感じがして好きなんですね。
『けいおん!』、公式ガイドブックが出るそうですぜ。って、考えれば当然のようにも思うのだけど、なんで出ないと思い込んでたんだろう。とりあえず、買うことは決定。でも、ちょっと物入り、どこかで緊縮しないといけませんね。
漫画本編はといいますと、ちょっと部活を離れてクラス行事が取り上げられて、そうか、演劇やるんだ。部活離れての話といえば修学旅行とかあったけど、こうした普段の軽音部から離れての彼女らの様子が見られるのはなんだか面白いなって思えて、特に今回は、和やさわ子先生、そしてクラスの子もちょっと関わってきそう、そんな広がり感じさせるところがいいなって思います。しかし、こうしてクラスでのできごと描いて、部活も描いてってすると、物語内時間を遅らせるとかしないことには大変じゃないのかな。今は2誌連載だから大丈夫? いずれにしても、きっちりしっかりちゃんと思う存分描ききってもらえると嬉しいなと思います。
で、ラストの梓。クラス行事、学年行事となると、どうしてもあぶれちゃうんですよね。なんかちょっと可愛そうになってきた……。寂しいなら、コンビを組んで、ブルースしようぜ。おいらのギターで、あんたが唄えよ……。
『ゆゆ式』は、おお久しぶりに部活だ。テーマは曜日。そう、サターンは農耕の神さまです。その名前からサタンとよく勘違いされて、ひどい扱いうけたりするサターンです。で、ツェラーの公式ですが、これは始めて知りました。曜日の取得はいつも日付オブジェクトまかせだもんなあ。でも、この公式、KとかJとかがなになのかわからないですね。mはmonth? でもそれじゃKとかJがわかんない。まさかツェラーだからドイツ語由来でJahrとかじゃあるまいな。
ちょっと知らべてみました。Jは西暦の上二桁。Kは下二桁、月がm、日がqだそうです。で、1月と2月は前年の13月14月と扱うの? ややこしいな。ええと、今日は2009年10月9日だから、計算してみると6だから金曜日。1999年11月11日は5だから木曜日。2020年1月1日は4だから水曜日。カレンダーで確認すると、よかったあってました。しかしこういう公式もあるんですね。ちょっと知識が増えました。なんだか、嬉しいです。
『相沢家のえとせとら』、2年間休載してた? タイトルとかはちゃんと覚えてるんだけど、なんか人間関係がどうだったかとか、すっかり忘れてしまっています。ちょっとリハビリっぽく思い出していかないといけないなと思ってます。まあ、こうしたキャラクター把握における問題は常につきまとうものですから、よくわからなくても、よくわからないなりに読んで、面白かったから大丈夫そうな気もします。
『三者三葉』。竹園の坊ちゃん、えらい久しぶり。葉子様を前に頑張ってるところは、なんかほほえましい。で、竹園の坊ちゃんが出るってことは山Gも桜も出るってことで、でも今回はこのあたりの活躍は少なかったように思います。まあ、山Gはいつもどおりって感じではありますが。ちょっと以前風のやりとりが、なんだか懐かしく思えました。こういう感じでしたよね。
『涼宿チェックイン!』、ゲスト、旅館の話です。家族経営、ではなさそうですね。小さな宿? 詳しくはわかりませんが、リアリティ感じさせるホテルものという感じではなく、そこで働くお嬢さんたちの関係、仲良さを見て楽しむといったタイプの漫画であります。
『こどもすまいる!』、保育園でのおやつ、遊戯、お昼寝、基本的なところを押さえてるなって思っていたら、次号で最終回なんだそうです。今回みたいなスタンダードな話の展開させかた、こういうの好きだったなってあらためて思います。そうかあ、終わっちゃうのか。うん、そのときは、おつかれさまです、この言葉でねぎらいたい。そう思える漫画です。
『天狗ちゃんとあととり娘』、ゲストです。神社の娘蛍がヒロイン。で、天狗がちっちゃい美少女。天狗といって思い浮かぶイメージとはまったく違う、とてつもなくいい子、そんな天狗の娘、氏神さま、ひよと、結構粗雑な蛍と、そして真面目そうな若葉。この三人で、わいわいとやる。引っ込み思案なひよをひっぱって、いろいろやろうよと、そんな雰囲気は結構よかったなって思います。
『PONG PONG PONG!』は、扉のたぬきがえらい可愛いじゃないか。やっぱり、この娘はこの娘で美少女なんだなって思わせてくれて、けれど本編はじまったら、そうした面影は消失する。それがいいんですよ。それがいいんです。
しかし、今回でひとつ状況に一区切りついて、これまでたぬきをめぐっての部内のどたばたがメインだったけれど、これからは外に打って出るというのですね。ちょっと楽しみだわ。祐太のイメージアップははかれるのか。そしてたぬきの成長は!? って思うんだけど、きっとあんまりうまくいかなかったり、下手な手で右往左往させられたりするんだろうな。すごく楽しみです。
で、今回ですが、祐太が素直になって、痒いとかいわれてますが、いや、彼、いいじゃないか。ちょっと勘違い気味の夢見がち。そんな彼が自己啓発セミナーまがいの吊るし上げ、まあ終わりの会状態ですよね、ずたずたに傷ついて、でもただ傷ついてるだけじゃなくて、気付いたところからなおそうとする、そうしたところ、とてもいいじゃないかと思ったんです。で、たぬき、リコの一生懸命に励ましてくれるところがいい。リコが落ち込めば今度は祐太が励まして、そしてあたたかく見守ってくれている真由、すごくいいと思います。実際、真由はすごくいい子だと思う。先輩はあれだけど、まあこの人はこうでないといかん。いいキャラクターが揃ってるなあと思うんですね。
単行本が出ます。どーんと売れてくれよって思います。だって、めちゃくちゃ面白いんだもの。今、楽しみにしている漫画。『PONG PONG PONG!』は、間違いなくそうした漫画に数えられるものになっているんですね。
といったところで、前半終わり。続く!
- 『まんがタイムきらら』第7巻第11号(2009年11月号)
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