2007年5月18日金曜日

M-AUDIO MicroTrack 24/96

なんだかんだと音楽やってれば出費は増えるもので、実は持ち運べるデジタルレコーダーが欲しいと思っています。いや、欲しいというのはちょっと違う。できれば買いたくない。けれど、いずれ必要になるだろうなということはわかっている。そういう状況なのです。実はですね、本腰入れてフラメンコギターに取り組もうと思っているところなのですが、その先生というのが楽譜を使わない人なのです。聴いてそれを弾く。基本的にメモも取らず、ただただ弾く、聴く、真似る。ただ録音は可、というかレコーダーを持ってくるようにということなので、ソニー製のカセットテープレコーダーを使っています。このレコーダー、会議録音用のものなのですが、フラメンコギターを録るにはやっぱりちょっと不向きでして、それに今どきテープというのも使い回しが悪いし、だからデジタルレコーダーが欲しいなと、そういうわけなのです。で、どうせ買うならちゃんとしたのが欲しいと思うものじゃないですか。となるとやっぱM-AUDIOかなあなんて思ったりしたのです。

別に、マイクオーディオインターフェイスに合わせたいという理由じゃないですよ。むしろもっと単純に、必要充分機能があることが重要だった、そして発展性もありそうというところがよかったんだと思っています。

 実は、こうしたレコーダーを欲しいと思ったのは今がはじめてではなくてですね、ほら以前、去年の夏? 近畿大回りの旅を考えたことがありましたが、このときにレコーダー買おうかなと思ったんですよね。つまり、旅の様子を録音しようかと思ったってこと。で、その時に買うならこれかと思ったのは、M-AUDIOじゃなくてEDIROL。R-09だったんですが、これなにが決め手だったかというと電源が単三乾電池ってところでありました。ほら、大回りは数時間にも及ぶ長丁場でしょう。となると、リチウムイオン電池で約4〜5時間の録音を謳うMicroTrackでも時間的に厳しそう。なら単三電池二本で4時間駆動するR-09の方がいいじゃありませんか。替えの電池を持っていけばいいってわけです。

まあ、結局この計画は頓挫して、ともないレコーダーを買うこともなかったんですけどね。

この両者、考え方にちょっとずつ違いがあって、R-09は内蔵のステレオマイクで録るのが基本であるのに対し、MicroTrackは付属のエレクトレット・マイクロフォンを使う模様です。なので、本体だけで無駄な付属品を付けずに簡易軽便に持ち歩けそうなのはR-09なんです。でも、発展性を考えたときに、R-09はエレクトレットコンデンサマイクにまでしか対応しないけど、MicroTrackはTRS入力を2系統持ちしかもファンタム電源供給可能という豪勢な仕様。

はっきりいいまして、そこまで機材をごちゃごちゃもって録音するなら、PC持っていってオーディオインターフェイスも持っていったらいいじゃんって気もします。けれど、やっぱり荷物は軽く、機材も軽く動きたいという需要はあるでしょう。まあね、コンデンサマイクを使うならスタンドもいるでしょうし、結局大荷物にはなるでしょうが、けれどやっぱりレコーダーが持ち運びに軽便というのは大きなメリットになると思います。

と、ここまで書いておいて、残念ながら今はちょっと買えません。こないだ、大きな買い物をしたものだから余裕がなくて、だからもうしばらくはおとなしくしておきたいと思います。

どうでもいいことだけど、MicroTrackのオフィシャルページにあるサンプル音源、大阪地下鉄というのはなんか面白いなと思います。あのメロディベル、作ったの私の通ってた大学の先生です。

0 件のコメント: