やしきたかじんのDVDを買いにレコード店にいってみたらば、山崎まさよしの『ONE KNIGHT STANDS on films』を発見。おおっ、あの今やレアになってプレミアもついているとかいう『ONE KNIGHT STANDS on films』が再版されていたのか。その日は他に買うと決めたDVDもCDもあったので、正直どうしようかと迷ったのですが、いや思い切って買おう。ギターを弾く人には示唆に富むDVDであると誰かいってた気もするし、それにおそらくギター弾く弾かない関係なしに楽しめること請け合いでしょう。ということで購入決定。なに、ボーナスも出たんだ、少ないけど。そんなこんなで、気が大きくなっていたのも幸いしたようですね。
実をいうと、CD版の『ONE KNIGHT STANDS』は持っているのですよ。たまたまよったCD店でこのアルバムがかかっていたのを聞いて、これは一体誰のなんというアルバムですかとレジで聞いたら、これですと差し出された『ONE KNIGHT STANDS』、買います、即決の衝動買いでありました。だから、内容に関してはもう頭にすっかりはいっているような勢い。何度聞いたかわからないくらい聞いて、一時期などはまさしくヘビーローテーション。毎日毎日聞いていましたからね。けど、それほどCDを聞いてきた私でも、DVDとなると新鮮。というのは、別テイク、テイクというのは変か、ツアーの別日の収録なんですね。
『ONE KNIGHT STANDS』はCDで聞いても素晴らしい臨場感、山崎まさよしのツアーの熱気や興奮が伝わってくるかのような思いがしたものでしたが、これがDVDともなるとやっぱり格別です。音楽を目を閉じて聴くものは愚か者であるって誰が言った言葉だっけかなあ。確かシェーンベルクあたりだったと思うんですが、でも実際これ至言だと思う。私は以前、音楽に映像がついている必要なんてそれほどないなあなんて思っていたのですが、 — いや、そりゃついているものなら見たいよ。けれど、ライブのビデオとか、余計に金を払ってまで見たいようなもんだとは思わない、なんて思っていたのです。このことが誤りだと心の底から思ったのは、BAHOの『BAD HOT SHOW』のDVDに出会ってでしたね。いやあ、ライブビデオ面白いですよ。それから私はちょこちょこライブビデオの類いを買ったりするようになったのですが、もし、もしもですよ、『ONE KNIGHT STANDS』が出た当時に私がDVDの再生環境を持っていたらずいぶん違ったかも知れません。もしかしたら買っていた、そうしたら私のライブビデオ観を塗り替えたタイトルは『ONE KNIGHT STANDS』だったかも知れない。考え方を変えてしまうくらいの衝撃を与えてしまうほどに面白い。迫力が違っている。視覚に聴覚に迫ってくる音楽の躍動。それは本当に面白く、楽しく、そして感動的な素晴らしい体験であると思います。
さて、このDVDにはおまけがついてまして、ライブが終わったあと、なんか音楽室みたいな場所でまさやんがギターもって、伴奏だけを淡々と弾いてくれるトラックがあるんですよ。曲目は『セロリ』、そして『Fat Mama』。わあ、これは嬉しいわ。ギター弾いてる人間には、特に上達半ばの連中には、なかなかに嬉しい贈り物であると思います。ラッキーでした!
おまけ
初のマルチアングルDVDです。こういうところもなんだかちょっと嬉しいね。
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