iTunes Storeのフリーダウンロードコードを入手して、はてそれでなんの曲をダウンロードしたものか。悩んだすえにダウンロードした九曲、今日はその四曲目、ジッタリン・ジンの『一人きりのクリスマス』で書いてみようと思うのですが、実をいうと最初はこの曲をダウンロードするつもりではなかったのです。ええと、職場でねいろいろ相談したんですよ。ダウンロードコードをもらったが、なんかお勧めはありますか。私はオールド・タイプ・リスナーだからアルバムで聴くことにこだわって、だからできたらアルバムを買うかどうかは微妙だけれど、とにかくこの曲だけは聴いとけみたいなのでお願い。こうした無理難題ともいえる注文に、ジッタリン・ジンあたりはどうだろうというありがたい返事をいただいたのでした。
私が最初に思いついたのは『プレゼント』でした。今までもらったプレゼントを枚挙していって、最後に恋の終わりが明らかにされるというどんでん返しが印象的な曲ですが、でもこれを一から聴くというのもなんだかつらいななんていったらば、むしろお勧めは『打ち上げ花火』ですよ、あ、そうですね、あの曲、確かにいい曲ですもんね。で、帰ってから調べたら見つかんないんですよ。そりゃそうだよっていう声が聞こえてきそうですね。だって、その曲、タイトルは『打ち上げ花火』じゃないぜ、『夏祭り』だよ!
いや、だから、『夏祭り』もないんですよ……。
ジッタリン・ジンで検索して見つけられたのは、ただ一枚のアルバム、『Moonlit Lane』だけでした。ありゃ、ちょっと残念。せっかくダウンロードするなら、やっぱりよく知られてる曲がよかったなあなんて思いながらも、もうジッタリン・ジンを聴きたくて仕方がなくなってしまっていた私は、ダウンロードを敢行するのでした。でも、どの曲を選ぼうか。うーん、と少し迷って、オーディエンス! そう、多くの支持を集めたものを選ぼうと思ったのです。こうして『一人きりのクリスマス』に決まったのでした。しかし、なんと主体性のない話だろう。
『一人きりのクリスマス』は私の知らない歌だったんですが、聴いてみて、やっぱ多くの人がダウンロードしてるだけはあるわと思いました。のっけからハローと高らかに、空向いて呼びかけるようにはじまる歌。出だしこそスローだけれども、すぐにテンポは軽快なものに、そしてメリークリスマス、メリークリスマスという連呼、再びハロー。この明るい曲調で恋の終わり、寂しさ苦さが歌われているというのはしみますね。やっぱいいですわ、ジッタリン・ジン。このあっけらかんとしたような明るさ、さっぱりとしてまとわりつかない気持ちよさ、けどそこにはいろんな感情があって、そのマッチングがいいですね。こりゃ、ジッタリン・ジン再ブームの兆しか? なんて思ったりして、つまりアルバムが欲しいなと思っています。
実は私、ジッタリン・ジン、好きなんです。あの、帰りにラムネを買ってきてって歌、『にちようび』でしたっけ、ああいうのも好きなら、もちろん『夏祭り』も好きで、こりゃいつか買いたいね。余裕があったらWhiteberryのアルバムも欲しいななんて、すっかりそんな気になってしまって、実際余裕があんまりないからいろいろ手を出せないというのが悲しいところです。
- Moonlit Lane
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