『まんがタウン』2015年8月号、昨日の続きです。
『フミちゃんの東大受験日誌』、いよいよセンター試験でありますよ。フミコにとってはソーマからのプレゼント、手袋がお守りみたいになっていて、いつでもソーマ君のこと感じていたいんだろうな、ずっと手にはめているんですね。センターはマークシート、フミコは得意というんですが、占いとかうさんくさいこといってて、けどさすがに冗談でしょう。フミコにムラカナ、試験直前、いろいろ不安覚えながらも、フミコは手袋、ソーマはマフラー、ムラカナは帽子、それぞれ気持ちの支えにしまして、ああ、三人は受験をなかだちにして、いい仲間、同志になったのだなあ。そしてフミコのピンチ、いろいろ不安にさせてくれたんですが、なんとかクリアできたみたいで、よかった。ああ、ほんと、みんな頑張ってくれよ、そう思いますよ。
『ど先端ナース』。おお、椎名とがりはナース中のナース、天使の中の天使、すなわち大社員みたいなものなのだな! え? 今頃って? うん、ちょっと、さすがに、気付くの遅すぎたと思ってる。今回は悪魔ナースとがりさんが登場。とんでもなくお似合いって、よくよく考えたら酷い評価なんだけど、いや、確かに似合ってるかも、です。安定のまるみさんとダミィ君。そしてナース山関と泉の女神。川に出現すると流されるっていうの、女神本人も知らなかったんですね。流されていく、そして水を吸った着物の重さに震える、そんな女神が可愛くて、最高でした。うちの近所の川にも出ないものかな。
『居間には今外国人がいます。』、おお、日本のメリー・クリスマス。万希の家に住まう皆が、もうすぐクリスマスだからと、万希にいっぱいプレゼントくれるんですね。素敵! って、ああ、来年は万希が受験だから。再来年も受験だろうからと……。どんだけ万希の成績、絶望視されているのでしょう。クリスマスだけど実家には帰らない皆さん。ここ、日本の故郷にてクリスマスを祝う、のかと思いきや、ああ、そうか、クリスマスはキリスト教のお祭りだった。キリスト教国出身の皆は盛り上がるけど、イスラムなどなど、非キリスト教圏の皆さんは暗く沈んでる。と思ったら、うおー、日本のクリスマスは無宗教のお祭りと見なすんだ! このノリ、最高だな。一気に明暗が反転しちゃったよ。外国人たちの考える日本のクリスマス、それがおかしくて、門松ができあがったり、イルミネーション対決しようとしたり、そして当日はチキンづくし。あー、タンドリーチキン、いいなあ。ほんと、宗教色は薄いかも知れないけど、それゆえこうして皆で和気あいあいとテーブルを囲める。それはすごく素敵なことだと思います。
『大正乙女カルテ』、ああ、ついにこの日がきちゃいましたよ。大正とくれば、さらに舞台が東京とくれば、この事件はいずれくるものと思っていました。大震災ですよ。9月1日、清志の始業式。今日から学校という話題かと思わせて、そうじゃない。ああ、怖ろしい。ただですむだろうか。皆、無事でありますように。願うばかりです。風邪で寝込んでいた路乃の父はタンスの下敷きになって負傷。余裕はあるみたいですが、路乃いわくひどいケガ。この子がいうんですから本当にひどいんでしょう。路乃の学ぶ学校に搬送しよう、そういうんですが、娘の心親知らず、父は行かんと言い張って、けど、路乃、強いなあ。迫力でもって、父をだまらせる。素晴しいよ、路乃。この大変な状況にあって、これより医師として働こうという気持ちをかためた。ほんと、路乃のこれまで学んできたことが開花する。その活躍が、父のかたくなさを溶かすのでしょうか。ほんと、路乃、がんばれ。応援しますよ。
- 『まんがタウン』第16巻第8号(2015年8月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿