『まんがタイムジャンボ』2015年8月号、一昨日の続きです。
『科目の数だけ恋してる!』、これ面白いですよ。漢字テストで満点をとった真由美。その秘訣は、教科、科目の擬人化なんですが、名付けてこっくん。眼鏡、黒髪の美少年ですよ。なるほど、彼女の勉強法、そのシステムが明確になりましたね。勉強して、丸がつくたびに好感度が上がるんだ。赤点とると嫌われる。62点のけいなには、友達以上になれない関係! 同情するとかね、いや、ほんと、この発想、実にいいです。こっくんとの進展の様子、面白く、そして、こっくんが結婚してしまいました。って、あれ、真由美と結婚するんじゃないの? その結婚にいたる展開も意味不明でおかしくて、そして新しい国語擬人化こくみちゃん。眼鏡、黒髪の美少女ですよ。って、こっくんの娘なのか! しかし、真由美さん、女の子相手でも大丈夫なの?
『妖こそ!うつつの分校』、巨女ブーム、きてる!? 最終回ですよ。最初はあんなに妖怪たちの学校から、村から出ていきたがってた間榎先生が、今ではすっかり打ち解けて、ここで教えることに前向きになっているわけですよ。そんな分校に転校生がやってきます。それがまた個性的な面々で、ダイダラボッチの娘や留学生のミイラ女。さらにはイフリート君なんてのもいて、雪女とは相性が悪いという。領地もなくなった苦学生、吸血鬼のカーミラ三世とかね、いよいよ面白そうなキャラクター、どんと取り揃えて、こうしたインパクト、個性は、この作家のらしさ思わせて、いや、けど、これで最終回なのか! 残念といっていいのだと思う。ほんと、ここからの展開でも面白くなりそう、そう思わせて終わるところ、さすがの手腕と感じましたよ。
『人魚嬢ルリ』、次号で最終回なのかあ。人魚のルリ、彼女の足ヒレが見えるのは江頭ただひとりと思っていたのに、その母にも見えた。なぜか? 江頭も人魚の家系なのか? いや、それは違うっていう否定がすぐさま、あるいはしっかりばっちりされるところ、笑いどころではないんでしょうけど、ちょっと面白かったです。ルリの父に聞いてみたところ、魔女の家系だからなんじゃないか。かつて、ルリの先祖に魔法をかけた魔女、その子孫なのではないかという仮説が提出されて、ともあれふたりの関係がかわるってわけでもないんですね。当面大事なのは文化祭の劇の練習。ふたり、いろいろ助けあって、不得意をサポートしたりしてね、本番に挑む。そして次号最終回にてその本番の様子描かれようという、ちょっと不安? なにかおこりそう? 刮目して待て、でありますよね。
『オーマイガール!』、ゲストです。結構気にいってるんですよ。そう思ってたら、あ、時間巻き戻したんだ。柴田千尋がぼっちの彼女、末広頼子と出会う。そのときの様子描かれまして、職場、百貨店の昼食時、社食にてずっとひとりぼっちでいる彼女のこと、気になっていた。それで手元のスマートフォン見たら、囲碁をやってる。近くで弁当広げたら、おいしそうですねと話しかけてきた。千尋の弁当にはささみ巻きが、頼子はというと茹でささみの真空パックそのまま。ささみにいかそうめん、そしてゆでたまご。これらを未調理、そのままで食べちゃう。ワイルドですよ。雑ともいえるかも、ですけど。頼子、千尋と話せて嬉しい、そんな様子、ちょっと意外と思いましたよ。結構人懐っこい性格だったんですね。スマートフォンのメッセージとかも、結構な頻度で送られてくる。なんだか懐かれて、その様子、千尋はまだ同じテンポでは歩けないみたいだけど、ここからだんだんに近付いていく、理解していくことになるんでしょうね。
- 『まんがタイムジャンボ』第21巻第8号(2015年8月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿