2015年7月27日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2015年9月号

『まんがタイムオリジナル』2015年9月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』、山下ナースをメインに、夏らしく水着でありますね。山下さんが水着かどうかはちょっと不明だけど、肩出し腹出し、そして手にはビール。夏満喫といった様子、かっこいいお姉さんです。そして『らいか・デイズ』らいかはスクール水着にビーチボール、『小森さんは断れない!』しゅりは、今まさにセーラー服を脱がんとしているところ。下には水着。と思うんですが、TVアニメ10月放送開始の煽りに隠されて、いまいちよくわからなくなってますよ! 直に載せるには、危険なイラストだったのかい?

小森さんは断れない!』、うお、扉絵の子、可愛いな。まさかのまさ子かい? と思ったんだけど、なんか違う。こんなに髪はねてないし、こんな表情見せそうにもないしと、ほんと、誰なんだろう……。その謎は、本編を読めばわかるんですね。いやあ、面白かったですよ。しゅり、まさ子、めぐみの三人で遊びにいこう。遊園地。大谷も呼ぶ? との問いに、呼べと力強いお答え。しゅり、もう隠すとか、そういうのまったくないですよね。今回は、そんなしゅりが遊ばれます。めぐみ発案でドッキリをしかける。めぐみが大谷といちゃつく。それでしゅりをやきもきさせる。なんていうんですが、もうほんと見事にしゅりはまっちゃって、嫉妬? やきもち? なんか、普段は見せない表情見せたり、あるいは強烈な積極性発揮させたりね、いやほんと、面白かったです。あ、それと、まさ子の、こいつにおいかいだわ! いや、まあ、気持ちちょっとわかる。さて、めぐみ、山中のこと気にしてたんですね。彼の傷心。それが気にかかるんだけど、今はそっとしておくしかない模様。そして、まさ子、邪悪な発想しゅりに吹き込んで、それが見事に実現。男子が負けたら女装を条件でボーリング対決! すげえよ、まさ子さん、すごい目になってる! 他のふたりもものすごいよ! てなわけで、扉絵、大谷くんでした。わかんねえ、わかんねえって!

『敗者復活戦!』、おお、久しぶりの学校と感じる。桑原先生が日焼けして、浮かれましたの? いや、姉がハワイで挙式なんだそうですよ。なるほど、お姉さん夫妻、国家公務員。発給で激務と聞いてショックなのが夕記。そうでした、この子、国家公務員を目指してましたよね。これから景気が回復するなら、つまりデフレを本格的に脱するなら、民間の方がいいかも知れないですね。ニーナの知られざる傾向、あきらかになりましたよ。しかってもらいたいのか! それ聞いて、Mなの? 驚いてる夕記がなんか可愛いです。わくわくしてるみたいに見えますね。古書店にいったら、ニーナもしかる立場です。休みだからってんで、部屋でごろごろしてる、やくたいもなく過ごしている月穂サマのこと、いろいろしからないといけない。でも、まあ、月穂サマ、のうのうとマイペースですよね。うん、いい感じです。こういう感じ大好き。でもって、ニーナ。月穂の父からいろいろ教えてもらったりして、いいじゃないですか。この向上心、向上心? なんかね、この子をいきいきと見せて、すごくよいですよ。

『迷走乙女の文学会議』、今回は『徒然草』です。まったく知らない、聞いたこともない段をピックアップしてきて、こいつは面白いなあ。愛用していたもの、頼りにしてきたものに、いざというとき、助けられる、そんな話なんですが、『徒然草』ではそれが大根。朝に2本って多いなあ。ともあれ、倉野さんの想像の、ペンです! I am PEN! すごいな。その間違った中1英語みたいなフレーズ、適切に使われてるところ、はじめて見たかも知れません。この話をもって、信頼することされること、そうしたこと語られて、ずっと悩んでいた倉野、松島に元気づけられて、ああ、よいじゃないですか。松島さんもいい先輩だ。倉野さんの理想どおりにことは運ばなかったけれど、でもそれでもこれがひとつの経験となるでしょう。そんなこと思いましたよ。

『ぎんぶら』、星全体が巨大な図書館になってる、そんな星にやってきましたよ。すごいな、遭難するレベルなのか。って、まあするだろうな。これ、情報系生物みたいな話なのかな? そんなフリではないんですけどね、司書統括のブクマーク、彼の説明がなかなかにいかしてまして、原本も残す、データも残す、相互バックアップになってるという設定、うわあ説得力あるわ。また、データで再現できない本もあるからと、権田原さっそく襲われる。ううー、彼、すごいな。途中途中に描かれる、図書館、書棚の情景、あれがね、なんかね、とてもいいんですよ。本が好きなのかな。本や図書館、きちんと構成された蔵書への愛着があるのかな? また、案内ロボが目当ての本のありかから、適切な休憩までサポートしてくれるっていうのね、ああ、本好きの理想が描かれた、そんな回であったと思います。愛読書の前では、体調への気遣いなど風の前の塵に同じ。名言だったと思います。でもって最後の落ちのね、500時間立ち読みのあげく倒れたその理由。うわあ……。うん、不幸な事故だと思います。けど、たまにありますよね、こういうの……。

  • 『まんがタイムオリジナル』第34巻第9号(2015年9月号)

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