『まんがタイム』2015年8月号、昨日の続きです。
『ちょっと舞って!ふわこさん』、皆で海にいくっていうんですが、ふわこがものすごくはしゃいじゃって、対照的なのがあゆむ。なんか暗くしょぼんとしちゃって、最初は思い切った水着買っちゃったりしたのに、それをふわこに譲って、地味めの水着にしちゃった。海も青春も似合わないって、なにが彼女をここまで鬱屈させるのか。謎なんだけど、そこは行動派のふわこが、どーんと解決しちゃってね、ほんと、この漫画は、あゆむがふわこのささえであり、またふわこは沈みこむあゆむを引き上げる、そんな互いに助け合うような関係が素晴しいと思います。そして、ほんと、ふわこ魅力的。輝いてましたよ。あゆむも可愛いですよね。
『女神さまと呼ばないでッ!』、新たな局面に踏み込んだのかも知れませんよ。神々しいといわれ、敬われる神奈さん。なにやっても尊敬されて、それが重荷、というわけでもないのか。敬われること自体はわりと受け入れてたんですね。けど、遠巻きにされるのが寂しいという。そんな彼女にいろいろアドバイスして助ける涼。あれやこれ、いろいろ試させて、残念ながらちっとも効果はなかったんだけど、結果的には神奈の悩みを解決するにいたって、けど、涼の胸に去来する一抹の寂しさ。ああ、神奈が、自分だけの神奈じゃなくなっちゃったもんな。皆の、近しく親しみある神奈になっちゃったもんな。そのことを喜びつつ、同時に寂しく思う涼。彼女のその描写が、またしみじみと感じいるよさになっていましたよ。
『ゆとりノベライズ』、里美さん、過保護だなあ。というか、都のこと、心配でしゃーないんだろうなあ。佐久間に会うっていう。それをデートと決めつけて、つけていっちゃう。佐久間に嫉妬か。嫉妬ゆえの暴走か。顔もいい、マジメな好青年、そういうキャラには大抵ウラがあるんだよ。えらい決め付け、きちゃいましたよ。都にとって、佐久間は世間との接点。たまにはこうして会って、当たり前を回復させたい。それにしても、都、強くなりましたよね。里美に対し、自分が寂しいだけなんじゃないですか? いいところを突く! 都と佐久間の会話、身に沁みましたね。そうかあ、都のファンは、作家につくタイプが多いのか。ああ、私みたいなタイプなのね! おう、大絶賛するぜ! 力の限り褒めちぎるぜ! あかんのかなあ……。作家につくタイプのファン、キャラにつくタイプのファン。いろいろと考えさせられる話であったと思います。
『うしろでささえちゃん』、最終回でした。ささえちゃん、独立! ささえちゃん、いきつけの喫茶店のマスターが廃業をほのめかしたところ、私にできることがあれば、なんていっちゃってね、からめとられてしまうんですね。お店を継ぎます! 針野がね、いつも一緒に働いてきたささえちゃんがいなくなるのはつらい、けれどその挑戦を応援したいっていうんですね。おれはささえちゃんが好きだから! って! あの赤面するささえちゃん、よかったなあ。しかも、ちゃんと責任とってくださいね、また赤面するささえちゃん。あの、眉のかたちがさ、なんかおかしくて、あと汗! いいわ、いいキャラクターだわ。そして、ささえちゃんの店の目標、ポリシーも決まる。ああ、ほんといいラストでした。
- 『まんがタイム』第35巻第8号(2015年8月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿