2015年4月22日水曜日

『まんがタイムスペシャル』2015年6月号

『まんがタイムスペシャル』2015年6月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、なんとリコとナギ、ツーショットでありますよ。学生らしいといっていいものか、ちょっと幼ない感じを残したふたりが、すごくいい笑顔でピースサイン。ナギはちょっと照れてるの? 控えめに、対してリコはすごく無邪気で、この対比、けれどこの年頃の男女という感じがばっちり出ていて、ほんと魅力的な表紙に仕上がっています。そして他には『光れ!メシスタント』、『笑って!外村さん』のカットもございます。

『なり×ゆきリビング』、なりゆきで同居をはじめちゃったふたりが、なりゆきで結婚ですかー! って、違います、後輩の結婚式、その二次会に参加したんですね。いや、しかし、気合いの入ったおめかしで、ちょっとお酒もはいってほんのり上気した頬など、ふたりとてもチャーミングで、それでもって色っぽく、すばらしいなあ、なんて思うんです。二次会からの帰り、それが本編ですね。クラシックのミニコンサート、イベントやってるカフェバーに寄りまして、そこでの様子。すごく魅力的。コンサートイベントがすごく面白かったってことがよくよく伝わって、高揚する客席、ふたりの気持ちも盛り上がっていて、ほんと、すごく楽しそう。また自然体といったらいいのか、お酒のおかげかふたりともに地が出てる感じがあって、ほんと素敵だなあ。カフェバーを出てからの、2段抜いたふたりのバストアップ、もうめちゃくちゃ可愛いのだよ。おでん買って帰るくだりや、翌日後悔するところとか、ほんと、すごく面白かったです。

『ローカル女子の遠吠え』、委員長喫茶、すごくいけてると思います。つうか、りん子がめちゃくちゃ魅力的。ほんと、これは通うわ、通うと思うわ。ハッチがちょっとずつでも回復してきてるみたいでなによりですよね。茶摘み休暇。茶摘みがはじまる繁忙期、静岡では茶摘みを理由に休暇がとれるというんですが、面白いなあ。一番茶だけは手摘みじゃないといけない。なので一家親族総出で摘むんだという、ああ、面白いなあ。ハッチがね、涙浮かべて茶摘みしてるの、すごく泣ける情景でした。そしてりん子の休日。委員長喫茶プレオープンを企む母から逃避した彼女を、会社の同僚が見付けて、急遽牧之原大茶園にいくっていうんですね。って、そんなにでかいのか。雲春が見たいっていうんですね。車内でのりん子、よどみない解説が素晴しい。そして茶畑とその歴史が語られ、大井川鐵道のSLやアプト式など、って、ほんとりん子さんは、ものすごく静岡を愛しちゃったりしていない? そして休暇が明けて、ハッチとりん子。ハッチはしあわせを噛み締めてるし、そしてりん子も楽しさを反芻している。ええ、いい休暇だったようでなによりですよね。

『うぶコメ!』、今度は先輩が風邪ですよ。力斗にその旨連絡したら、風邪薬買って見舞にきてくれた。いや、最初は玄関先で帰るつもりだったんですね。それを呼び止め、部屋にあげて、あぶない! 危険だよ! 力斗くん! 彼女とはなかなか会えない彼。一緒に過ごしている時間は、先輩の方が長いかも知れない。そうした状況を意識して、よしこれから力斗の中の自分の存在を大きくしていこう。今回は頬にキスなんぞしましてね、それがじわじわ効いているようでもありまして、ほんと、力斗とかなで、これがふたりの正念場? なのでしょうか。

『可愛い上司を困らせたい』、連載なのかな? 大手食品会社に勤める井羅恵は、仕事に打ち込み31歳にして次長にまで上り詰めたという女傑。結婚どころか、恋愛さえも眼中にない、そんな彼女だったけれど、ある朝目覚めたらベッドに裸の男。自分も裸。その男というのは、生意気な新入社員、青木俊だというのですね。勤務態度に問題ありと睨まれていた新人。上司への態度ってだけじゃなく、女性社員に、職場において、その発言はいろいろと問題ありじゃない? 自分だったらコンプライアンス担当に通報しちゃうよ? みたいな彼が、なんでか新入生歓迎会の夜、井羅次長と関係を持った? といった滑り出しであります。ちょっとした事件ですよね。

『リビングにGペン』、これも連載なのかな? コマ割り漫画です。女子4人でのシェアハウス。けれど、そのうちにひとりが結婚するというので、出ていくことになったんですね。ということは、家賃の負担が重くなります。そうした状況に一番年下の私ゆうみが敏感に反応してみせて、なんせ貧乏。というか、この子、やばいな。30万の美顔器、ローンで買ったんだ。今は高級羽毛布団のローン抱えてるんだ。なるほどなあ、自分の収入とか考慮しての購買活動、できないタイプの人なんだな。家に残る3人、皆オタクなんですね。みんな漫画を描いて生活しています。だから、新たな同居人を探すにしても、その趣味に、そして生活リズミに理解のある人でないと難しそう。ひとり心当たりがあるっていうんですね。しっかり者のBL作家、鈴子の知人。奇麗好きの料理上手で、仕事は漫画の編集者。ゆうみはSNSでその人を知っていて、もう完璧じゃないか、私はバイトで顔見せに立会えないけど、もう大丈夫、なにも心配なんてすることない、絶対文句いわないという白紙委任状まで書いてきたという勢い。これはあかんわ。絶対あかんわ。ほんと、このゆうみという人の思い込み、根拠なき自信、よくいえば素直で幼気、悪くいえば軽薄なこの子の明日はどうなるのか? 新同居人のヒロミさん、石神井裕美、男性です。あの、驚くゆうみを面白がってる鈴子、悪い人だなあ。でも、ほんと、ゆうみ、次回、文句などいっちゃうのでしょうか? ともあれ、ヒロミさん、悪い人ではなさそうよね。ちょっと女性っぽくも感じさせる雰囲気ですよ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第24巻第6号(2015年6月号)

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