2015年4月19日日曜日

『まんがタイムきららミラク』2015年6月号

『まんがタイムきららミラク』2015年6月号、先日の続きです。

『ビビッド・モンスターズ・クロニクル』、おお、さらに一歩、歩を進めた、そんな感がありますね。ついにギルドのアジトをゲットですよ。なるほど、ボスドロップの勇気の結晶があれば、ギルドをもらえるんですね。しかもガイドビビモンがボスという特別製。だからレア、だから高値で取り引きされてると、なるほど、そういうわけだったのですね。しかし、このギルド名、キャロライン親衛隊って、えらいことなってますよ。なるほど、キャロがいったのを冗談とでも思ってたのか、面白がって肯定したら、そのまんまつけられてしまった。ほんと、キャロのつかめなさ、最高ですよ。そして新たな仲間、登場。チェリムっていう女の子キャラなんだけど、おおう、前キャラはごついワイルド兄さんだったのか。中身は男子? 女子? まあ、いいかそのへんは。初心に帰りたくて、強キャラを消して一からやりなおしてるんだ。なのでボンたちのギルドに合流して、これからの育成計画など話し合ったりして、それはいいんだけど、なんと、あんこの魔法剣士って微妙なのか……。オフラインの情景も面白かったですよね。夢子、あずきに仲間がいたことを知って、仲良いの? スプーンがちがち齧っちゃうのね、可愛いわあ。でもって新しくクラスの友達、できたっぽい? キャロライン、赤音の側でもそうした出会い? 交流があって、ネットの友達、オフラインの友達、ええ、いいですよ。青春、感じさせます。

ハルソラ行進曲』、若乃がやなぎちゃんからコンサートのチケットを贈られて、デートのお誘いだ! あの驚きと、やなぎの冷静な違うよ、落差が面白かったです。吹奏楽部の定期演奏会、そのお誘いだったんですね。念願の客席での鑑賞、感激しちゃってる若乃がすごくいい。皆も楽しみにしていて、しかしそんな中、やなぎちゃんが困ってる。職員会議があるからって、部活休み。もうすぐ本番だっていうのに練習できない。それを若乃が助けてくれる。今回は、やなぎの部に対する気持ち、先輩への思い、そしてもうじき閉鎖されちゃう空色ホールへの愛着など語られて、このやなぎの物静かで、けれど静かに息衝く思いの躍動、そうしたものが感じられる瞬間がすごく好きです。この子は、いつだってこうだったと思う。気持ちをあからさまにはしないけれど、それは感情が薄いってわけじゃない。そうしたこと、今回はもう、これでもかこれでもかって見せつけられて、すごくよかった。ステージ衣装もかっこいいよね。それで最後のあの笑顔でしょう。もう、たまらなかったですよ。ほんと、すごくいい話でした。

箱庭ひなたぼっこ』、面白いなあ。ゆかりの育てているキキョウ。まだまだ小さい、よく育ってないことを気に病んでるんですが、まさかここから家紋の話になるとは思いませんでした。陽向が家紋に興味を持って、本を借りてきたんですね。土星に天体って、こんな家紋あるんだ! 蘭向けには虫家紋。けど、さすがの蘭もムカデには抵抗あるんですね。そしてゆかりと翠子、互いの家の家紋について話してるんですが、なぜ知ってる? 陽向が気にしちゃって、ずるい! とかいっちゃって、ああ、そうだ、このふたり、昔からの知り合いだったんでした。その馴初め、面白かったです。昔から翠子は翠子で、私可愛い子だぁいすきなの。すごい。おままごともいろいろ大変で、けれどそんな翠子にゆかり、憧れてたんですね。中学の頃の翠子のその様子、けれど今その真相が明らかになって、すごいな翠子、ガチの人です。今回は翠子の魅力、全開でした。ゆかりと手に手を取り合ったりね、もうほんと、ふたりの雰囲気、陽向が嫉妬しちゃうのもわかりますよ。

ゆずりはコーポレーション』、ジニー、アメリカに帰国。ゆずりははというと、なぜだか随分お姉さんぶっちゃって、ああ、静流との会話、それが影響していたんですね。そしてその静流ですよ。ジニーの見送りにこなかった。そう思わせて、実はちゃんと見送りにきてました。って、隣の席とってたんか! しかもアメリカついたらすぐトンボ返りするのか。すごいな! ゆずりはとの話、静流にも影響を与えていたんですね。これまでの振る舞いをジニーに謝罪して、ジニーも謝罪受け入れて、さらにその仲を深めた感がありますね。そしてゆずりは、ゆずりはコーポレーションの解散を宣言。そう思ったら静流が加入、他のメンバーの気持ちもあって、事業継続に舵を切って、ああ、こちらでも皆の結束固まった、そんな感触がありますね。次号最終回。それは残念だけれども、この漫画、皆が事業に取り組む中で、それぞれ自身の役割について考えたり、また助けあい叱咤しあったり、そうした様子が面白くて、魅力に溢れていてすごく好きだった。だから、次号、どのような終わり方をするのだろう。ゆずりはたちの道行、それがどのようなものになるのか、すごく楽しみに思ってしまうのですね。

アンネッタの散歩道』、だ、大転換ではないですか。特別な予感を胸に髪を結っているアンネッタ。その胸騒ぎ、メイヴがダブリンにいよいよ到着するという、そうしたことが影響してのことなのでしょうか。外出が禁じられている、けれどその禁を破って外出すると決意したアンネッタ。ああ、いよいよメイヴと出会えるのか。メイヴ達も、アンネッタについての情報を街で得て、アンネッタのところへ向かおうとしている。アンネッタとね、メイヴがね、だんだんに近付いていっている、そうしたこと、見てとれて、わくわくする気持ちがどんどん高まっていって、ああ、けれど駄目なのか!? そう思ったら、ふたりが互いに気付く! ああ! ああ! けれど、それが、そんなことに!? もうなにを思ったらいいかわからない。どうか、どうか、アンネッタが、メイヴが無事でありますように。ふたりの出会いが不幸に染められることなどありませんように。そう願うばかりなのであります。

  • 『まんがタイムきららミラク』第4巻第6号(2015年6月号)

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