『まんがタイムジャンボ』2015年5月号、一昨日の続きです。
『ナデシコ!』、ついに部長攻略のクライマックスですよ。部長の妻を味方につけたエミ。部長に話を聞いてもらえるところまでこぎつけて、そしてここからは百井、小盛、ふたりの出番だというんですね。エミの戦略、それぞれの性格に応じた役割に従って、部長を懐柔する。それで見事に功を奏して、完全勝利とまではいかない、けれど一歩でも先へと進むことができた。ええ、限定的ながらも勝利を収めることができたんですね。けれど、どれもこれもエミのおかげ、手柄。そう思ってしまったから、百井がどうにも収まらなくて、自分の地位も危ないと、なんだかいろいろこじらせてしまいそうな気配、怖いですね、なにやらきな臭くなってきましたよ。でも、今回のこと、全部部長の妻、彼女からの受け売りだったという。ああ、百井もここまで聞いていたなら! ほんと、因果なお嬢さんです。
『最後から二番目の神様』、学校にテラスがやってきましたよ。フルコトの友達づくりを心配してというのですが、案の定フルコトはうまくいってなくて、安定のぼっち、一方的な会話から浮いてる服装まで。ええ、ばっちりつっこみいれられて、でもちゃんとフルコトの友達づくりを手伝ってくれるんですね。でも、これ、うまくはいきそうにないなあ。ともあれ、百日紅タツヒコなる男子とちょっと近しくなれて、そして制服の予備を借りてくれて、その上着替えまでつきあってくれるんですね。かくして、サルくん、フルコトが女子と気付く、って、おい、なんだこれ、めちゃくちゃ可愛いな! いや、もう、ほんと、最高じゃありませんか。テラスはテラスで、神器をなくしてしまってることにやっとこさ気付いて、そしてライバルのカルラも制服着用の上、夜の学校に降臨。こりゃあ、学校が賑やかになりそうですよ。
『お隣さんゲーム』、舞子、モテモテじゃないですか。楓から言い寄られて、キモいとか酷いこといっちゃってますけど、楓、ちょっと強引めに舞子に接近、臆面もなくその好意をあらわにしているわけですが、これってもしかして、弟圭介を焦らせて、舞子への気持ちに気付かせる作戦だったりするのかい? いや、違うのか、びっくりしたなもう、本気だったのか。今度こそ負けない、そうした思いを胸に秘めて、ああそうかあ、舞子が圭介の方を向いたから一度は諦めようとした、その思いを復活させたって感じですね。さて、圭介サイドですよ。兄貴が舞子と仲良くしてるのが気に食わない。かと思えば、圭介に接近している北沢先輩、彼女のことを気にしている部長の姿などもまたあり、ああ、なんだろうこの複雑に入り組んだ恋愛模様。でも、整理がついて落ち着いたら、皆それぞれに安定した……、いや違うか、楓と平部員は落ち着くことなく終わってしまいますな!
『事件です!シャーロッ子さま』、理事長が倒れてさあ大変、と思っていたけれど、なるほど過労、今では結構回復して、むしろ元気そうでなによりといった具合でありますね。穂華は理事長の看護ならぬ暇潰しの相手をして疲れてる。それでもいろいろ頑張ろうとしているのは、いつか立派な理事長になれるようという目標があるからというんですね。さてここで自分を振り返って焦りはじめる潤。だけど、明確な目標がないとか、まあ普通だよなあ。穂華は特別ですよ。理事長のことを知って心配している樹莉、とてもいい子だなあ。そして潤の進路、自分で決めなくてもなんとなく決まっていきそうな感じ? けど、ちょっと理想的な将来像かも知れませんよ。オトナメガネな潤も素敵でした。
- 『まんがタイムジャンボ』第21巻第5号(2015年5月号)
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