『まんがタイムオリジナル』2014年9月号、発売されました。表紙は、『ラディカル・ホスピタル』山下ねえさんですよ! 夏といえば山下さん。見事に水着で、これはもう風物詩って感じでありますよ。ブルーのハイビスカス柄? のビキニ。手には小さなクマデを持って、これはあれか、潮干狩り? 背景を見ればみずは、はるかが榊医師とともに、瀬尾先生を砂に埋めています。そして『らいか・デイズ』らいかが、水着に浮き輪、水中眼鏡にシュノーケル。その上足ヒレとフル装備であります。このなんか脱力した感じ? あるいは自然体? らいからしいと思います。
『よゆう酌々』は、小宮山さんのトラットリアが閉店、ええ、悲しい話であります。けど女将の焦りはなんかちょっと違う。ああ、小宮山さんを思い出せない。今まさに来店中のお客が小宮山という。このくだり、実に面白かったです。10年生き残れる飲食店は3%程度。なかなかに厳しい数字。粧子さんの酒屋の将来などもちょっと触れられて、おおう、粧子さん、驚きだ。粧子さんの恋愛とその行方、いったいどうなる!? どうにかなるのかなあ……。
『満開!Sister』は、たけし、いよいよ受験に向けて勉強でありますね。夏期講習をどうしよう、そう思っていたら、姉がじきじきに教えますよとのこと。うん、たけしは嫌なわけですね。夏期講習でサツキと出会う、姉妹にプールに連行されたら、そこでもサツキに出会う。サツキの余裕なのか不真面目なのか、わからんその態度がいかします。しかし、カンナの行動もろもろってわざとなんでしょうか? あの戦国武将の家紋柄とか、たけしオンリーですけど、かなりの攻めの一品でした。
『春雨平安日記』、烏帽子で虫取りだ! 春雨を家に立ち寄らせるための夏子の策略。冷やし中華なのか。この感触。実にいい。さらに負荷20kgのナンセンスさ。わけわからんのだけど、なんかいい。春雨の出仕先でのもろもろあり、そして夏子、冬子のもろもろあり。その塩梅がとてもいい。夏子の、女房にがっと迫るその様子など、えーっ! そっちか! 予想を裏切ります!
『たよスポ!』、ええと、ゲストかな? 大学4年の岡田たよりは、今まさに就活中。大神パンサーズファンの大ファンで、なのでパンサーズびいきのスポーツ紙、エブリデースポーツ一本で受けていくというんですね。モデルになってる球団やスポーツ紙からして、舞台は関西であります。たよりの兄貴は、マスコミは狭き門、お前のようなのが採用されるとは思えない。そういうのですが、たよりも馬鹿ではない、昨年の実績をしっかり調べあげて、なるほど、最初の筆記試験、そいつを通過した今年のおよそ500名にたよりはいるというわけか。かくして面接。パンサーズのマスコットのメモにペンを使ってる女子を見付けてハイテンションになるのだけど、なるほど、この人は昨日ニチスポも受けている。ということは、エブリデースポーツを受けるというのでパンサーズファンを偽装してるのか。松弘歩。生き残ってきそうな予感がする。受けにきている学生は、パンサーズファンが多い。記念受験の類。けど、そんな中、たよりはどうにも毛色が違って、いきなり走ってる。もと陸上部、体力はある。新聞はしっかり読んで、自分の意見も持っている。さらには、印象に残った記事として、最近のと思わせて、これ冒頭一発目の記事ですよね、それと思わせて、見事に裏切る。なぜそれが印象に残っていたかという説明も光って、ええ、漫画自体もいい出だしなんじゃなくって? そう思ったんですね。
- 『まんがタイムオリジナル』第33巻第9号(2014年9月号)
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