『まんがタイムスペシャル』2014年9月号、昨日の続きです。
『趣味じゃない園芸』、ああー、蘭々の正念場ですよ。このところ、資格をとろうと頑張ってる蘭々ですけど、ついに運がめぐってきたのでしょうか。十勝の観光庭園に空きが出るという情報と、そして南米ベネズエラに採集にいくチームに参加できるかもという情報が舞い込むんですね。最近の、造園に対する興味。さらには初期からの夢プラントハンターにも道が開けて、さあ蘭々どうする!? 次回で終わりなんですね。蘭々は新しい夢、昔からの夢、そして今の場所のどれを選択するのか。その選択に、彼女のこれまでが現れそうに思います。
『アテナの初恋』、おお、扉のアテナさん、素敵です。最近の彼女の日課は、スポーツに汗を流す青年を眺めることなんですね。しかし、なぜか。好きなの? なんなの? ヘラ様とヴィーラスに問い詰められて、ああ、なるほど、亡くなった妻がアテナと同名。それでアテナ像に祈っていたというのか。青年を見守りたいアテナと、苦境に立たされた青年をなんとか応援したい、助けたいという思い。それが丁寧に描かれて素敵でした。さらに加えて、アテナ、愛してるよ。その言葉に、それが自分に向けられたものでないとわかりながらも喜んだりするのかな? そう思ったら、神妙な表情見せて、まあ、ゼウスがえらいこと勘違いするんですけどね。淡い恋の顛末。アテナのわかっていて、ちょっとだけ夢を見て、そしていつもの暮らしに戻っていく、そうした描写、大変に好みでした。って、向かい風!
『うぶコメ!』、ツイッターならぬツヒッターであります。学生男子と社会人女子、ふたりの恋愛のぎこちなく、けれどほのぼのと初々しい様、そこにネットがいかなる役割を演じるのか。いえね、余計にふたりの環境の違いを際立たせてしまうんじゃないかなあ、なんて思ったんです。けどそこまで深刻なことにならなくて、安心しました。ボランティア部の先輩、つばささんの存在が今後鍵になってきそうですね。酒豪で腕っ節が強い、そういう紹介を受けたもんだから、かなではすっかり男と思い込んでしまって、けどそれが女性と伝わってしまってから、返答がない、電話も繋がらない。思い違いにすれ違い、けどちゃんと最後には和解して……。それでも若干のわだかまりは残しながら、続いていくんですね。
『メェ〜探偵フワロ』、またも霊ですよ! コバーン少年が女子ふたりをこっそり事務所に通すもんだから、おっさん、なんか思っちゃったんだろうなあ。ほいほい出てきてしまったら、あれは絶対霊だった。その証拠として提出されたのが心霊写真。もう、おっさん、フワロ氏は直視できないっていうんですね。しかし、レモンさんも乗り出してきたりして、状況はフワロ氏のいうようにばたばたと枯尾花方面に進むのかなと思ってたら、いやいや、ガチじゃないか! ハイズビル事件とかすごく懐かしい。まるっきりやけくそから逃走に転じる主人公も素晴しい。最後には見事解決にいたるんですが、この美少女、以前学校の怪談のエピソードで解決されなかった謎の彼女なんでしょうか。なんか、そんな感じがしますよね。
- 『まんがタイムスペシャル』第23巻第9号(2014年9月号)
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