『まんがタイムきららフォワード』2013年8月号、発売されました。表紙は『夢喰いメリー』。メリーさんと勇魚さん、ふたりとも水着で、南国気分? メリーさんが華奢で、いやもう大変によろしいですよ。対して勇魚姉さんは肉付きしっかりして、それでちょっと日焼けしてるの? メリーさんとはまた違った魅力。素敵であります。
『夢喰いメリー』、日常に帰ってきましたね。ちょっとだけかも知れない、いつもどおりの毎日というわけでもない。けど、それでもずっと続いていたエルクレスとの戦い、息苦しくもあった探索と激突、そうした異常状況から戻ってこれた、たとえそれが束の間でも、すごくやさしげでやすらぐ、そうした時間が心地良いと感じられたんですよ。STOを訪れた由衣、いやさエンギですよ。ちょっと凛々しく見えるエンギ由衣、けどちょっとちぐはぐで可愛いなあ。姉様の仇討ち、それがかなったというので礼がしたい。それでSTOにやってきたっていうんですね。まあ、おやっさんの本領発揮ですよ。エンギさん、ウェイトレスデビュー。って、めちゃくちゃかっこいいよ! エンギ由衣とメリーさん、揃い踏みって、なにこれ、パラダイス? そしてエンギ渾身の床磨き。あかん、これ反則だろう。もう、ものすごく面白かったです。さて、夢路は夢路で、ジョンとともに次の展開を伺っている。そこに白儀が関わって、いやもう、ちょっと冷や冷やしますね。戻ってSTO。いやもうエンギ、めちゃくちゃ可愛いし。ウェイトレス、駄目か! きついか! 自分の昔を棚にあげてるメリーさんも最高で、いや、あんた、もっと酷かったよ! ほんと、最高。それだけに、エンギの決断。それを断わるメリー。その言葉の確かさ。ああ、メリーさんもしっかりしたなあ。迷ってた頃がずいぶん昔だ。ほんと、由衣もエンギも、そしてメリーも、真っ向から向き合って、それで揺らがないものを持ってるんだ。いい仲間じゃん。ほんと、いい仲間でありますよ。
『はじおつ。』は、向日葵になんと恋愛課題が出たよ! 甲斐くんを花火大会に誘え、そして間接キスをしろというもの。期限は……、いや、期限は特にない。花火大会を前にして、甲斐くんと向日葵ふたりで会うことになるんですけど、キスだなんだいわれてるもんだから、甲斐くんの唇まわりが気になってしかたのない向日葵ですよ。というか、なまめかしいな、甲斐くん! しかし向日葵がやたら意識するように、甲斐くんは甲斐くんで緊張してるっていうんですね。夜はやらしい。可愛いなあ、甲斐くん。私はどうしたらいいんだ。なんかむらむらするんだけど。そして向日葵、課題の間接キス、どうもこうも完遂できず、駄目か、諦めかけたところに最後のチャンス。いやもう赤面向日葵のあの威力。そして甲斐くん。ああ、ふたりともに可愛いなあ。平気なふりして見せていた甲斐くん、もうほんと、素晴しいです。最高でした。
『はぢがーる』は二人羽織のその後ですよ。菊花が島村くんと付き合うことになった。対して紗江は自分は駄目だって最初から決め付けちゃってるんですね。けど悩みを菊花に聞いてもらって、アドバイスしてもらって、少しでも前に進めるのかな。ええ、進みましたよ。というか、びっくりした。紗江、落とした携帯電話を受け取りにバスの営業所に向かう途中、本田くんにこれまでのこと、全部やれといわれてやってきたのだといっちゃったんですね。心苦しくなってしまった。いわないではおられなかった。けれど、もっと早くいっておけばよかった。紗江の不安、それが本田くんのことが好きという気持ちに根差している、痛いほど伝わってきて、ほんと、このふたりの気持ちの行方、それはどうしたものになるのか。きっとハッピーエンドに違いない、そう確信してるのだけれど、でもこの着地する場所の見えない状況にハラハラとさせられっぱなしです。
『愛しの花凛』、じわじわと進んでいっていますね。このところ会えない花凛。テスト期間だったからバイトにこれなかったっていうんですが、その間、まったくコンタクトしてこない豊に対してちょっとおかんむりの模様。いや、でもそうした表情も実にいい感じでした。そして花の約束。ちょっと枯れたらしい。おおう。前途多難だな。それでメールアドレス教えてもらうことになるんですが、あの流れ、花凛さん危険やわ。なんという威力でありましょう。そして後半の急展開。いや、なんというんだろう。じわじわ展開していくのかなとか思ってたら、動く時には、ちょっと強引にでもぐっと動く。今回もちょっと唐突で、せっかくいい感じだったのに、花凛泣いちゃって、ほんと、どうなるんでしょう。
『トモダチログイン』、いいですね。学校休みたい、そう思ってたのにましろの強襲をうけて登校することに。登校途中、どんどん合流していく友人たち。ほんと、転校してきてあやめの生活はがらりと変わってしまったんですなあ。孤独と闇に愛された黒い百合、アホなこといってたのに、今はもう友達に囲まれてるのが普通になってきて、避けよう、孤高であり続けよう、そう思っても、なかなかそうはいかない。ええ、素直になっちまうといいよ。この子の、あきらめて状況受け入れて嬉しそうな様子見れば、あやめよ、よかったなあ。そう思うんですね。
- 『まんがタイムきららフォワード』第7巻第8号(2013年8月号)
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