『まんがタイムジャンボ』2013年7月号、発売されました。今月のテーマはジューンブライド、花嫁姿の『レーカン!』天海さんが真ん中にドーン! ですよ。ベール、白いドレス、染めた頬、美しい、そうしたイメージが全面にあふれていて、そしてそんな天海さんを祝福するのはフラワーガールの『花の任侠物語しずか』の静花、『じょしもん』美々であります。静花と美々、同じフラワーガールでも随分雰囲気が違って、要請みたいな静花に質素な美々、どちらも可愛く仕上がっています。
『乙女ほるもん』は嬉し恥ずかし、下着の話ですね。体操服を着るのはじめてと喜ぶミミ。それはいいんだけど、その下に下着をつけてなかったっていうんですね。それでハナちゃん、風波さんがミミを下着屋さんに連れていってくれる。しかし、女子力999の男、良介もそのあたりには疎いのですか。いや、まあ、そうかも知れませんね。なんのかんのいっても女子ではないし、どちらかというと朴念仁だし。そんな良介の興味がブラの構造に向かうっていうの、あれは面白かった。下着とかその中身とかには意識向かわないのね。今回の見どころは、そうした良介のはずれっぷりと、対照的に意識しまくりのタマキ、そして地底人ふたりの大活躍、そしてミミに対して優しい良介でしょう。ほんと、このふたり、ほのぼのながらも、じわじわ気持ちが近付いていっている、そんなところがいいなって思う。そうしたところ見て穏かでないハナちゃん、風波さん、ふたりの気持ちの行方はどうなる? なんて思いながらも、結局下着まで作ってしまう良介、その落ちが全部をまるごと持っていってしまいましたよ。
『びあ充!』、ゲストです。多分。大学生、乾あさひがバイトの面接にと向かった店は木林泡店。もともとは酒店だったのを、ビール専門を謳い、泡店と改名した模様です。店に入ればばったり倒れている女性がひとり。店主か? 店主なのか? 一見子供に見えるお嬢さん、見事酔っぱらってるんですね。アラサーらしい。木林麦。話を聞かない系女子。引っ込み思案のあさひんと麦、ふたりのちょっと噛み合わなくて、っていうか、麦が話聞かんからやねんけど、ともあれ、あさひがビールを飲めるようになるまでの物語? いや、店の常連さんとかが出てきたりするのかな? これからの仕事の様子、それが楽しみですね。
『お隣さんゲーム』、ゲストです。多分。幼なじみの恋愛ものですね。12年前にお隣に引っ越してきた鶴岡さん一家。姉ひとり妹ひとり、みたいですね。あ、さらに妹がひとりいる。そのうちのひとり、真ん中の子、舞子が主人公ですね。お隣の男の子、圭介に思いを寄せている。好きだなんて決していわないんだけど、わりとあからさまに気持ちが漏れ出してる、そんな感じです。圭介の兄貴、楓に関しては別になんということもないようで、ええ、とにかく圭介なんですね。あの圭介と楓に対する態度の違い、その温度差、あれが面白かったですよ。舞子、高校生になってはじめて圭介のこと気にしはじめたんですね。対して、全然そんな風にならない圭介。これ本当に単純に子供っぽい、鈍いだけなのかな? わからんのだけど、ともあれ好きがだだもれの舞子、この子のキャラクター、これが面白くよかったです。
『僕のロイヤルなメイドさま』、ゲストです。オーストリアからやってきたメイドさんと同居する主人公。メイドのヴィオラは貴族の末裔、それがメイドということは没落したのかな? そう思ってたら、ちょっと違うみたい。主人公の妹が留学した先の学生寮、それがヴィオラのもとお城なんだそうですよ。城を寮として明け渡し、城の維持は学生たちがやっている。なので、自分も人の役にたとうと思って、主人公のところにやってきてメイドをすることになった。って、なんで? よくわからんのだけど、いや、なんで? 常識をあまり知らない、そんなヴィオラの頑張り、その可愛さを愛でる、そうした漫画でありましょう。
- 『まんがタイムジャンボ』第19巻第7号(2013年7月号)
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