『まんがタイムスペシャル』2013年6月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、スタジオにて恋バナ収録中、なのだそうですよ。マキリコが録音ブース内、コントロール・ルームには残る三人、スズ、エノ、サヨが揃っています。アニメのメインキャスト発表ということで、こうしたイラストをあわせてきたわけですね。
『ゲキカラ文化交流』は、おお、学校組のアヤコちゃんが、ついにカレー組と接近ですよ。って、その前に扉が素晴しい。制服アイシャとアヤコのツーショット。アイシャ、やっぱり美人ですね。アヤコもまた負けていないと思います。素晴しい。さて、アヤコがアイシャの店にやってきた。って、その理由が酷いな。気まずい空気にするのが目的っていうのかあ。キャサリン人見知り、最初アイシャとジャンピング云々いってるから、紅茶? そう思ったら、ほんとに紅茶いれてた。なんともいえないアイシャの意味不明な受け答え、対するアヤコのクールさ。けど、妙に面白くて、いやいやこれ大歓迎ですよ。そして最後のカレーのちから、最高でした。
『先生のすみか』、なんだかいい雰囲気です。今回は、なぜその職業を選んだか、それを聞くといった趣向です。一番手、弁護士吉野先生の理由はシンプルですね。かっこいいからか! いや、最初はそんな感じでいいんじゃないでしょうか。西ノ京先生の理由もシンプル。けど、こうしたものがかっこよく聞こえないのはなんででしょうね。目的がかけはなれてるから? そんな中、いこまちゃんだけは純粋で、けどその純粋さに憧れを持っているヤマト、彼にとって先生というものがまだふわふわした、現実味あるものとして意識されてないから、みたいな感じに受けとってよいのかな。さてさて、試験に合格したら先生になれるわけじゃないという話、これはほんとそうなのだろうなあ。資格があるから、試験に受かったからじゃない。そうした先生のありようを告げる管理人さんは、なかなかによかった、そう思いましたよ。
『銀河系女子高生ありすちゃん』、カラーですよ。実にいい感じ。扉に、ありすちゃんとゆせ、横になっているんですが、敷物、シーツでよいのかな? ありすちゃんのは黄色、ゆせは青、それがふたりの雰囲気の違い、それを支えるベースになっていて、で、ありすちゃん、星を抱いて眠ってる、そんな雰囲気が素敵。本を読んでいるゆせのクールさもまた素敵なのです。さて、今回は銀河の距離ですね。ありすちゃんの出身地はどこだろう。一番近い銀河でも十数万光年先、ありすちゃんはいくつなのか? ありすちゃんはそんなに時間かからなかったとかいってますが、このへんのぼかしよう? うまいし、面白かった。そして生きてるもの、死んでるもの、生きていないものの三区分で世界を見るというのね、これも面白かった。死んでる、生きてない、なんだかありすちゃんがクールに見えて、いいですね、新たな魅力です。そして毎日同じことの繰り返しについて。ああ、これは自分もこのところずっと思ってて、正直腐ってた。そうしたところに、なんだか光射す、そんな気持ちにさせてくれました。いや、ほんと、ありすちゃん、よいですよ。ワンダーがいっぱいです。
『趣味じゃない園芸』は、蘭々に後輩ができる、でありますよ。青年雇用枠っていうのがあるんだ。小堀青年、なんだか頼りなさそうに見えるとか、けっこう厳しく評価されてますけど、実際はどうやらできる男であるみたい。と、その前に、管理課と展示普及課、あのオフィスの様子、面白かったなあ。管理課は、ほんと工房みたいになってる。小堀青年、実家が造園業。就職失敗で家業を手伝ってた、なので基本的な造園の技術は身についてるんですね。しかし、蘭々とのトピアリーバトル、って、あれトピアリーっていうんだ。その結果に対し、勝ち負けはないというの、なるほど、いい言葉だと思います。でも、すぐにその言葉が自分に返ってくるのね、なるほど、このバランス! 面白かったです。小堀青年の自立を決めた理由、それも面白かったです。そうか、やっぱり無職は嫌なんだ。
『風紀のフーコ』、新作ゲストです。えそらご島にやってきた女の子、渡風子、乱れた風紀を正すのが使命とかいってます。巫女の装束、手にはうちわ。で、このうちわが優れもの。けしからん行為に及ぼうとしているもの、そいつを扇ぐとたちまち規律が整うというんですね。この島にやってきたのは、たまたま迷子になって、みたいなんですが、入学すれば恋ができるという高校、そこで風紀の乱れを正すことになった、みたいです。なんだか不思議な雰囲気、とりあえず、なんというんだろう、風紀ってなんだろう? わからなくなってしまいましたよ。パターナリズム? そんなことなど思いながら、これって風子の活動が優勢になるのかな? いや、そうじゃないような気がしますよ。
- 『まんがタイムスペシャル』第22巻第6号(2013年6月号)
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