『まんがタイム』2013年5月号、発売されました。表紙は、新生活応援ということで、新年度思わせる、そうしたものに揃えてるみたいですね。メインはスーツ姿の『おとぼけ課長』。ちょっと若々しさ感じさせますね。そしてパンを、って違うよ! トンカツだよ! くわえて走るセーラー服姿の『ぽちゃぽちゃ水泳部』カツ代、ネクタイしめている、ええと、『わさんぼん』の牡丹でいいのかな? そして『恋愛ラボ』のカット、東屋めめの新作『秘書の仕事じゃありません』の告知カットもございます。
『秘書の仕事じゃありません』、東屋めめの新作であります。新卒で入社したら秘書課に配属された、まではよいのだけれど、いきなりの社長秘書。さらには部下がつく、とはいっても、電動の秘書、成長型電子頭脳を搭載したロボットなんですね。かくして社長と部下の面倒を見ることになった中田葉子。手のかかる部下と、そしてもっと手のかかる社長。秘書室長に釘をさされる、守秘義務がある、情報を外に漏らしてはならないと。その秘密というの、社長がアホボンだということだっていうんですね。なんだっけ、ブレジネフジョークみたいですよ。中田葉子はやる気を見せて、立派な秘書になるっていってますけど、はたしてその夢かなうのか。とりあえず第1回にて状況はわかった。今後は、部下、ロボ子の成長と活躍に期待、そんな感じでしょうか。しかし使えないロボだなあ。
『ゆとりノベライズ』、ゆとりの新作がいよいよ書店に並んだんですね。しかし出たら出たで不安なのが作家というものらしい。本屋で見かけるとついつい買ってしまう。自宅には、買った本と献本とで何冊も同じ本、しかも自分の本があるから、とりあえず平積みごっこなどしてしまう。本棚のはよかったですよ。抜いた後の絵、体力ゲージに見立てるっていうのね、これはよかった。さらには里美と一緒に傷をなめあう? いや、塩をすりこみあってるのかも知れん。そんな自虐展開がまた面白く、ああ、そうだった、里美もやたらびびりでしたよね。今回は、そうしたコミカルな話があって、そしてゆとりの実家との確執、夢に対する気持ちなども描かれた。これがなかなかによくってですね、いやあ、里美さん、いい先輩じゃないっすか。ゆとりの本もわりかし売れてるようで、よかったよかった。それにしても、ゆとり、なんだか応援したくなるな、そんな感触があるんですよね。
『つくしんぼ』、まいったな、面白いですよ。ちはるに尽くすつくし、けど、その尽くし方がおかしくて、教室でうたたねしてるちはるにかけるのは、今まさに外してきた教室のカーテンとか。授業中にもみじおろし、ご飯は一人用炊飯器の内釜で出てくる、などなど、なんだか変にはずれてて、これがやたらおかしいんですね。ティッシュのマスクとかもね、基本ありがた迷惑、そんな感じに思えるつくしの献身。受け入れてるちはるもなんだかおかしくて、ええ、浅野さんとはまた違う面白さ、大変よいと思います。
『鉄仮面のイブキさん』、気にいっています。伊吹さん、可愛いですよね。表情ないように見えて実はそうじゃない。くすぐられても平気に見えるのに、本人は思いっ切り笑っているみたい。そんな伊吹さんに興味持ってる喜多くん。彼もまたいいですね。驚かせても驚いてるように見えない伊吹さんに、ビックリ顔になる眼鏡など作って渡すとかね。あのビックリ伊吹さん、妙に可愛い。で、飛び出す眼鏡に怒ってる? あの表情は不思議と雄弁で、いやほんと可愛い人だと思いますよ。写真に写る時にはピース、うん可愛い。怒った時のポーズも可愛い。いや、可愛いだけじゃないんですけど、面白みがあって、可愛さもあって、それがいいなあと。そんな伊吹さんに思いを寄せてる喜多くん、彼がよさを引き出してるなって思います。
- 『まんがタイム』第33巻第5号(2013年5月号)
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