『まんがタイムジャンボ』2013年5月号、昨日の続きです。
『テイクアウト!』、なんか雰囲気を違えてきたってところでしょうか。このみちゃんがなんだかちょっと大人びた雰囲気、いや、でもそれはそれで大変に可愛いです。テーブルマナーを学びたい。明日の実習のため、またお母さんからもいわれてて、それで楓の食事してるところを観察して、参考にしようっていうんですね。このみの視線を気にして、もしかしたら太ったのではないか、早合点した楓のダイエット作戦、これが面白かった。ボクササイズというには本格的? それで勘違いされて試合の日程を決められてしまった。ほんと、この流れには笑いました。そして、このみ、テーブルマナーの実習で怒られて、落ち込んで、それを励ましてくれたのが楓っていうんですね。全体を通して、ひとつのテーマでまとめて、よく構成されてたと思います。きれいにまとまって、そんな中にちょっと違ったネタも含めてメリハリ出して、最後まで楽しく読み進めることができました。このみと楓の関係も、うまく見せられていたと思います。
エッセイ企画ですよ。「私が一番ふびんだ!アンラッキー体験談」。参加者は火ノ鹿たもん、えのきづ、桐原小鳥、かわのゆうすけ、枕辺しょーま、能松健七です。しかし、火ノ鹿たもん、のっけから大変な状況ですよ。健康の問題、これはほんと大変ですよね。月替わりで健康問題が降りかかる。ネタになったとはいえ、あんまり嬉しいことではなさそう、そう思わないではおられないほどでした。えのきづ、自転車の鍵をなくした話、これは自分も経験があって、電車の切符なんかもそう、たびたび確認する。しないと不安。ほんと、わかります。って、落としてるよ! 最後のコマで! 他にねずみが出た話、猫好きなのに、猫に近付くと目がぐしょぐしょになってしまう話。って、猫が嫌がってるのも地味に悲しいなあ。面白かったです。あと、メロンソーダをこぼしてしまう、って、注意力なのか、それともなにか呪われてるのか。ところで、桐原小鳥の飼い猫、あの口をさわってる絵、あれ、可愛かった。ぜひ枕の人に出会わせてさしあげたいですよ。ぐしょぐしょ。
『ひなこの恋の咲かせかた!』、セクハラの人、素晴しいな。フラワーアレンジメント部の部員っていうんですが、所属しているその理由が酷い。部長、翔目当てにやってくる女の子を待ち構えて襲う、もとい、触れ合うっていうんですね。花に興味ないのか! こうしたところをもって、翔からはビーナスと呼ばれている。ええと、ビーナス・フライ・トラップ、ハエトリグサのことですね。ものはいいようで、ぱっと聞いた感じ、いい印象になるんだから面白い。あまりにアグレッシブすぎるセクハラの人、泣き落としも得意。ほんとナイスでした。あと、部長、さわやかに酷い! ナイスです。こいつは面白いですよ。
『ラン様の放課後遊戯』、いいですよ。占い同好会始動して、ふたりの葉沼ラン、およそ正反対? そう思わせる発言なんかが出たりするっていうんですね。部室にするため物置を片付ける過程で、ラン様の左手の力を使う。それで物置が片付けられてしまうんですが、って、なかなかコントロールしがたい能力だなあ、相変らず、けれどこれを新入生葉沼ランには説明できない。手品といって、いいくるめて、それでなんとか物置取り戻すんですけど、新部室に入ってすぐ、ラン様が懐かしいといったってことは、やっぱりここを訪れたことがあるんだ。ドタバタしながらも占い同好会は動き出して、呼び方がややこしいふたりを呼び分けることにする。新入生は葉沼ちゃん、そしてラン様はランと呼び捨て? これからちょっとずつ謎というか、解き明かされていくんでしょうね。
- 『まんがタイムジャンボ』第19巻第5号(2013年5月号)
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