『まんがタイムきららキャラット』2011年11月号、昨日の続きです。
『うらバン!』はついにコンクール当日ですよ。これまで、目指すは金賞と頑張ってきた。そんな彼女らのコンクールは、どういう結果に終わるのだろう。ええ、残念でしたね。でも、正直こうなるように思っていて、実際、そんなに甘くはないよね、そうは思ったのですが、無我夢中での演奏、それが本当によいものだったというのは本当によかった、なによりだったと思ったのですね。あの、状況がよくわからなくなって、千夏に謝りながら演奏をするという場面は、胸に迫りました。たしかに、ステージではああした乖離感、得ることあります。ああ自分は無力だな、ちっぽけだなって、そう思って、音の遠くに消えていくのを聴いている。あるいは、まるでそこに自分はいないように、遠くから高くから他人のようにして聴いている。ああした不思議な感覚は、一種独特のもので、そこに感動があり、また自分の腑甲斐なさを思えばこそ、もっと頑張ろう、そう思えるんですね。いい話だった。演奏するということ、それがよくよく表現されてた。ステージに立つ、そうしたことがよく伝わる話だったと思います。
『セカイ魔王』、アルシャも、それから先に襲われてたおっさんも、どっちも無事だったんですね。そしてここでマオがアルシャから離脱。魔王が魔物というものを知ろうとしているっていうんですね。しかし、なんとも平和的な魔王ではありませんか。かくしてマオはニッカに接近。ニッカも気にしていた黒い光、この正体を教えれば、ああ、やっぱり魔王っていうのはそういう存在なんだ。けどこの漫画、魔物が妙に庶民的。これからアルシャがどう育っていくのか、それはわからんけれど、この魔王と魔物たちなら、ゆきつく先は平和かもなあ、そんな気がしてナイスですね。
『ひなりな』は、8月号以来ですね。梨菜のことが好きな陽菜。もうほんと、この人は梨菜のこと以外はどうでもいいし、興味もやる気もない。すみれに悪寒、はづきに失礼、ほんと酷い。けど、ひょんなきっかけから書道部に興味を持って、って、梨菜が書道部に入り浸ってる、それだけの理由なんだけど、これで結構ちゃんとした書道ものになったりするでしょうか。いや、ならんだろうなあ。でも、こんな理由からでも書道あつかって、少しでも部のことで話が動いていったらいいかもなあ。なんて風に思ったんですね。でも、あと3ヶ月で3年は引退とかいってますから、ほんとどうなるんだろう。気になる終わり方でありますね。
『Felice』は灯里の過去が語られて、なるほどこの人はこの人で寂しい生い立ちであるのだな。その灯里が凜から距離を置いている。なぜか? その理由は、留学するからというもので、ええ、なんだ、えらい急展開なんじゃなくって? これは長くなるのかい? 凜ならずとも驚きでした。待て次号、とのことですが、いやいや、いわれんでも待ちますがな。これは、大騒ぎの果てになにごともなく収束するのか、それとも本当に留学してしまうのか。はらはらしますね、まさか最終回とかじゃないよね。ええ、心配しながらも、次号、心待ちにしたく思います。
- 『まんがタイムきららキャラット』第7巻第11号(2011年11月号)
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