2011年9月8日木曜日

『まんがタイム』2011年10月号

『まんがタイム』2011年10月号、昨日の続きです。

『もいんの高校野球日誌』、これ、素晴しい扉だな。ボールを磨く、それさえも嬉しい。もいんの磨いたボールの輝きがすごい。この1ページだけで、もいんがどんだけ野球のこと好きかがわかろうもので、で、ページをめくっていけばそれ以上。もいんの、内気で気弱そうな風貌、これが野球に対する意欲の発露、それと強烈なコントラストを見せる。これが魅力であり面白さでしょう。素晴しいと思います。しかし、あの監督にずけずけ指摘するっていうのとかね、しびれますよ。采配ミスの指摘も素晴しい。ほんと、この子が監督したらいい。雨の中、率先して準備する、ほんと、野球にかける青春、どころか人生もかけそうな勢いね。この熱意が部員をひっぱってるってのもナイスだと思います。

『まだまだ浅野さん』は、そのセンスの源がわからない。食パンをたてにスライスとか、よくこんなこと思い付くなあ。で、50ccの計量カップ。この発想もわからんのだけど、浅野さんが内心止めて欲しいと思ってるのが変に面白い。この、最初のうちは、これどうなんだと思って、踏み込むべきか退くべきか、決めあぐねて読み進めるうちに引き込まれている。って、前の妖怪ものがそうだったんですが、浅野さんも同様、なかなかにあらがえないものがあります。

『営業侍和華さん』、ゲストです。って、昨日の「新人さんいらっしゃーい!!」に参加されてたG3井田氏の漫画です。って、これが初掲載なら、そりゃ特別企画の自己PR、あれ見てもわからんわけですよ。だって、順番が逆なんだもん。さて、本編。山奥で修行していた相馬和華。武術と山菜の見分けに自身ありの彼女が、中途採用で入社してきた! って、よく入れたね! これ、武士っぽい価値観の和華さん、この人はあれだけど、心配してるとこ見るにお母さんは普通っぽかったり、またつっこみ役の吉田、つっこみつっこみ絶望する、その様面白かったり、けど一番強烈だったのは、私は社会の生ゴミです、でした。

  • 『まんがタイム』第31巻第10号(2011年10月号)

0 件のコメント: