『まんがタイムジャンボ』2011年10月号、昨日の続きです。
『先生だって嘘をつく。』。ひとりマッパはさびしいだろう… いいよ…私も脱いでやるよ…
って、あれか! 最初、すぐにわからなくって、けどなんか妙にひっかかってくるんだよな、そう思ってたら、アレだよ! もう、やめてよ。泣いちゃうじゃない。いや、もう、ほんと、あの台詞だけで充分やられるくらいになってます。で、本編。あれね、南先生を止めるんじゃなくて、撮影しちゃうとかじゃ駄目だったのか? それでもって、対等とはいわずとも、せめて少しは上下関係のギャップ、それを埋めるとか駄目だったのか? いや、駄目なんだろうな。そんな写真を持っているということが、すなわちリスクである、そんな感じがします。しかし今回、大神、長持、両者のポジション、それが見事に明らかにされた回だったと思います。そうかどっちも下層なんだ……。そして最後にメリーの真心。不発だったけど、いやほんと、いい子ですよね。
『ちっこいんちょ』。改名されたのか。豊田アキヒロからトイシキに。意識して覚えておきたく思います。さて、本編。ちいさくてもがんばる、そんな委員長が可愛いなあ、そんな漫画であるんですが、それだけですまない感じが実にいい感じです。例えばそれは、ちょっとばかし色っぽかったりするところ。あるいは、電車のエピソードやハチなんかの、ちょっぴりブラックなところ。そして、最後のエピソード。ああ、あのコマはなんかじんとさせられる。こういう、人の誰かを応援したい、そういう気持ちをやわらかに表現するところ、見事ですよ。押し付けなんかじゃない。ただ自分が応援したいんだっていう、その気持ちががんばれのひとことに凝縮されている。そんな気持ちがするんですね。
『ボクの社長サマ』は、いい感じに大槻妹、小月が活躍ですよ。小森があからさまに気にしてる。でも、小月はばりばりお兄ちゃん一直線で、社長、よかったねえ。しかし、この妹の大槻と小森を間違えた理由、てゆーか他人と兄貴の区別背広だけ!?
見事ですよ。こういうインパクトのあるキャラクター、実にあろひろし的テイストに溢れていて、しびれます。でもって、妹、最強の模様。あのしてやったりといった顔、あれが妙に可愛い。いいキャラクターが登場してきたと思います。
『はなな大増刷!!』、ついに文化祭ですね。ぎりぎりで準備して、そして当日。昭和の漫画家コスプレ、これ逆に可愛いじゃん。で、せっかく部誌ができたのに、恥ずかしくて売り込めない。そんなはななたちの背を押す郁子ちゃん、いい先輩だと思います。それで部誌が売れて、それがとても嬉しくて、そう思ったら家族バレ、そして校長も。いや、これ家族バレはいいとして、いや、本人にしたら全然よくないだろうけどさ、あの校長先生、先生からしたら上司バレなんだけど、それはいいのか。いや、平気そうだな。この最後のコマの先生、なんかしあわせそうで可愛くってよいなあ。
- 『まんがタイムジャンボ』第17巻第10号(2011年10月号)
引用
- にょりこ「先生だって嘘をつく。」,『まんがタイムジャンボ』第17巻第10号(2011年10月号),98頁。
- あろひろし「ボクの社長サマ」,同前,149頁。
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