2011年9月17日土曜日

『まんがタイムファミリー』2011年11月号

『まんがタイムファミリー』2011年11月号、発売されました。表紙のテーマは、食欲の秋みたいですね。『ぽちゃぽちゃ水泳部』カツ代がきのこの炊込みご飯を食べている、って、これ何杯食べてるんだ。しかし、まだ暑いけどさ、もう少ししたら炊込みご飯がおいしい季節ですよね。ああ、今から食べたくなってくる、魅力的な表紙ですよ。そして『よめヨメかなたさん』。平成のかなたさんが秋の果物持ってるんですが、昭和のかなたさんは「秋ナスは嫁に食わすな」の文句とともにナスの着ぐるみを着ている。なんともいえず不思議なカットです。そして、『博士の白衣女子攻略論』の新連載告知カット、『ココロ君色サクラ色』の移籍告知カットがございます。あ、白衣の赤星さん、サンマ持ってるよ。

『うのはな3姉妹』は、なんと桃子の元旦那が登場。いえね、出戻りお嬢さん、なんでか元夫とか出てくる可能性、みじんも考慮したことありませんでしたよ。で、元夫、東野さん。意外な感じ。こんな優しそうというか、穏やかそうな人という印象なくて、もっと固いというか、そんな風に思ってて、で、この人、まだ桃子のこと好きなのか。そのことを桜に告げる場面、前戸が勘違いしてるってのいい感じよね。というか、これ、復縁するのかしら。桃子にしても嫌ってはいないみたい。して、じゃあ、どうして離婚に至ったのか!? わからんのだけど、復縁、ありそうに感じさせる展開ですね。

『博士の白衣女子攻略論』は、博士が攻略するというより、事務のお嬢さんが興味津々で化学を自ら知ろうとする、そんな感じがありますね。いや、化学を知る、学ぶというよりも、化学実験のイメージ、それを自分でもやってみたい、見てみたい、そんなシンプルな動機。いいですよね。いや、でも、実際、仕事でやってる人はそんなどころじゃないんでしょうけど、薬品まぜたら色が変わったり気体が発生したりなど、こういうのは面白いですよね。高校の頃、化学の教師が実験好きで、いろいろいっぱいやらされたんですが、あれは楽しかった。あの先生でよかったと思ってます。と、この漫画は、あのころのわくわくする気持ちを思いおこさせてくれるんですよね。丹沢春香の素朴な化学観、素直に驚く様子など、私を代弁するかのようなのですね。で、ああいうの、知育菓子っていうんだ。で、体に悪そうなもの入ってないんだ! ああ、思い込みや先入観でかたまっていました。ああ、そうなのか。で、博士はかっこわるいのが逆にかっこいいと思います。いい人、いいキャラクターだわ。

教師諸君!!』は、今泉先生が授業のコツに開眼!? こうなりゃもう無敵じゃないか、と思ったら意図したもんじゃないのか。しかし、なんだか難儀な人です。他人事として気をはらずにやることはうまくいく、対して自分のこととなると押さえるべきこと、捨てていいこと、その取捨選択ができなくて、あれもこれもと詰め込んでいってしまう。面白い、けど他人事じゃない。まいったな、私がこうだよ。で、今回のテーマは今泉先生の授業、じゃなくて引っ越しです。すごいよね、注文住宅すすめるんだ。で、自分が使いたいんだ、って西名先生らしい展開。この漫画は、自分の欲求、ばーんと前に出す人が多いのに、それが嫌味や自分勝手に見えないっていう、そこがいいと思います。なんでなんだろう、みんなチャーミングというか、憎めない、そんなところがあるんですよね。ずるさとか欲張りじゃなくて、素直とか親しみ、そんなものが感じられるんですね。

ところで、素敵な家具との出会いって、海外の賃貸は家具もついてくるらしいですね。なんか、グランドピアノが、しかもエラールとかがあって、すごいいい経験ができたとかいう人の話聞いたことがあって、ヨーロッパはすげえなあ、感心したことがあったんですよ。ほんと、思わぬ出会いがあるのが引っ越し、ヨーロッパの家具みたいなことは日本ではないだろうけど、人との出会いはありますよね。で、今泉先生は、これまでの家で得た出会い、その繋りを選んだって感じでしょうか。しかしどんなに仲がいいんでしょう。ほんと理想的教師世界であるなと思います。

  • 『まんがタイムファミリー』第29巻第11号(2011年11月号)

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