2011年9月5日月曜日

『まんがタウン』2011年10月号

『まんがタウン』2011年10月号、発売されました。表紙は秋の味覚ですね。ぶどう狩りにいったしんのすけでしょうか。ひまわりは梨を持っています。これに『少年アシベ』、『ちはるさんの娘』、『今夜も家呑み!ご当地グルメでカンパーイ!』、『はいぱー少女ウッキー!』のカットが散らされています。

『ちはるさんの娘』は宝塚ならぬ宝束の歌劇ですよ。一度見たいと思っていたちなつさんのために、武者小路がチケットを都合した。って、これすごいな。大階段のシーンとか、宝塚的魅力がばっちり描かれてると思うもの。本物は羽根とかもっと派手な気もするんだけど、でもあの表情、髪型、あれら、すごいよね。ということで、トップとお食事とか、なにこれ、夢のよう? というか、普通に梅本がついてきてる謎。というか、梅本、最低だ! これはちなつ先生争奪戦から脱落だな、そう思ったら、わお、武者小路も脱落だな、これ。というわけで、園子さんがちなつに助けられて、恋に落ちて、ちなつさんは困ってるみたいだけど、でもこのカップルが一番仕合せになれそうな気がします。がんばれ、ソノさん!

『今夜も家呑み!ご当地グルメでカンパーイ!』、新連載です。お酒飲むのが好きだったのに、結婚して子供もできて、飲みにいくことすらままならない。なので、ちょっとでも居酒屋気分を味わおうということで、郷土料理つくって、ちょっといいお酒用意して、そんな企画ですね。第1回はちりめん山椒、京都の料理らしいですが、こんなん知らんなあ、と思った時点で理解した、ああ、知ってるよ。あれ、ちょっと苦手なんだよ。うちでは多分常備してるんじゃないかな。弁当のおにぎりに入ってたりして、ぴりぴりして苦手だからやめておくれといったことある。そうか、あれか。確かに普通にある料理。うちのは母か父か知らんけどが作ってるな。ざるに山椒の実が山程あけてあったりするよ。

というわけで、郷土料理、おつまみによさそうなのをそれっぽく作ってみます、レシピも載せます、そんな漫画。気のきいたの、いろいろ紹介されたらいいな。そう思わせてくれる第1回でした。

『夢からさめても』、ゲストです。公務員、星幸久にはヒミツの能力がある、ということで、夢で未来を見るのだそうです。しかし、この人、筒井さん、いやさ美弥さんに関係する夢しか見ちゃいないじゃないか。堅物の眼鏡さん。そう思っていたら、なんかえらい可愛いっぽい。でもって、実際そうっぽい。ぬいぐるみのクマがないと寝られないとか、幻想の生物みたいだ。けど、さすがの予知夢の威力というべきか、幸久、美弥さんと付き合うことになりそうな雰囲気。けど、この漫画が続くにはここで付き合っちゃったら駄目なんじゃないか? いや、いいのか、付き合っても。などなど。なかなか悪くない、楽しんで読める漫画でした。

『かりあげクン』は、さすがに昔のような勢いはない、といいたいのだけど、でも今なお強烈に作用するネタが溢れているから、ほんと、ものすごいなと思います。日曜大工、日曜シェフときて最後に日曜パパで落とす、この時の子供の楽しそうな顔とか、地味にいいなあ、そう思ってたら、のり弁の落ち。あれは面白い。なんというのだろう、あの絵が面白い。基本安定して面白いところに、こういうナンセンスだったり、小ネタが効いてたりする、そういうのがぐっとくる、そう思わされました。

  • 『まんがタウン』第12巻第10号(2011年10月号)

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