2011年9月7日水曜日

『まんがタイム』2011年10月号

『まんがタイム』2011年10月号、発売されました。表紙のテーマは、秋の味覚? でも『おとぼけ課長』が食べてるの、あきらかに渋柿で、ああ、あのしびれるというか、いがいがするというか、渋い感じ、それがいかにもな感じで伝わってくるイラストです。そして『だってあいちてる』、ぶどうですね。畑中がぶどうを食べさせてもらってます。介護じゃないよ。

『ロコ・モーション』、ゲストです。ヒロインは伊那地ひろこ、ロコって呼ばれてます。その友人、白鷺ももこ、この子はモコと呼ばれていて、ふたりでロコモコ、じゃないな。高校3年生。そろそろ進路を決めないといけない、そんな時期にのんびりしてるロコ。対してモコは筋金入りの鉄道マニアらしく、そうか車掌になりたいのか。昔なら女性で車掌とか運転士とか、難しかったろうけれど、今では普通だものなあ。彼女のような夢を見ながらも果たせなかった人もいるだろう。うん、モコにはいい時代になりました。しかし、モコに好きになってもらいたい、その一心で鉄道研究会に入るロコ。そこでの聞いても理解できない会話とか、あれってインバータだっけ? なんか懐かしい響きです。キャラクターは可愛く、話の流れも期待できそう、そんな感じ。楽しみに続く掲載を待ちたく思います。

で、ロコがモコにモーションかけるから、ロコ・モーションでいいのかしら。

『ニッポンのワカ奥さま』、これ、わからない! 秋の夜長、あんな素敵な奥さんがいてすることないとか、なにいってるの、ダンナ! ほんと、いってることわかんない!

特別企画「新人さんいらっしゃーい!!」、ペンネームの由来&自己PRであります。参加者は宮下二三(『ハードボイルドになりきれない』)、きんのりふみ(『もいんの高校野球日誌』)、G3井田(『営業侍和華さん』)、岩田鷹吉(『極小刑事ミニさん』)、城戸みつる(『まだまだ浅野さん』)です。アピールのうまい人、苦手な人、これは重要かもなあ。ちょっとそう思いました。こういっちゃ失礼ですが、正直作者、覚えてない。そこでちゃんと自分の漫画のタイトルないしキャラクター描いてくれる、それで、ああ、あの人か、一気に近しくなるんですね。といいたいが、城戸みつる氏。この人はすごいな。あの強烈な自筆署名、あれだけでなに描いてる人かわかる。強烈な味がある人だと思います。しかし、新人さん4名、みんな男性なんだ。意外というか、4コマ新人で男性ばかりってめずらしい、そんな印象もあったりします。うまいことレベルアップして、長く描かれるようになるといいなあ、そう思っています。

『ハードボイルドになりきれない』、すごく気にいっています。所長のダメっぷり、っていったらあかんのかな、いや、さっきの企画のネタでそんなこと書かれてたので、でも、この所長のあかんとこ、それが素晴しい。知らない人と会話できないとか、その様子が描かれた、完全に心を閉ざしたという表現、バンバンバン、あれはいかす。顔がさ、いかします。この漫画は、所長の放っとけなさ、助手の有能というかやり手な感じ、それがすごくいいんですけど、今回の「尾行」みたいに、面白い案件、そういうのもあるのは強みのように思います。しかし、探偵さん、全部つきあったのか。

  • 『まんがタイム』第31巻第10号(2011年10月号)

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