『まんがタイムきらら』2011年3月号、昨日の続きです。
『うちのざしきわらしが』、豆まきですよ。ざしきわらしが、鬼の面で驚き、そしてさらわれかける。鬼役やれば楽勝でのされ、ほんと、こののされるパターン。ざしきわらし、ざしきわらし、後輩。面白かったです。あの、鳩の存在がなにかナンセンスというか、おかしいですよね。なにがおかしいかわからんのですが、おかしいのです。しかしね、あの先輩大好きな後輩が、先輩も鬼やるのならってことで、ちょっと嬉しそうだったりしたのに、思いっきり裏切られるっていう展開、あの裏切り方が、猫でしたー、って。なんともいえん味わい。ほんと、なんともいえず面白かったです。
『だいすき!』、新連載です。『PONG PONG PONG!』のリサリサですね、新連載とのこと、これはすごく嬉しいです。新作『だいすき!』は、お兄ちゃん大好きの妹が主人公、いや兄が主人公かな? ともあれ、ブラコンコメディであります。妹が高校生になって、兄と同じ学校に通うことになった。妹、千夜。兄、太一。妹の猛烈アタックに兄たじたじといった風なのですが、この妹、朝から夕食なみの食事用意したりと、いろいろ困った行動で状況をかきまわすタイプである模様です。そして、ここに幼なじみ久谷志津がかかわってくる。この人がつっこみなんでしょうね。なんのかんのいっても、妹に甘く、ペースをあわせてしまう兄とは違い、シビアに状況を観察する志津、この人の視点があることで、ただの甘々コメディにはならないぞという感じをさせて、このへん、なかなかによさそうです。しかし、志津さん、えらい美人です。
『三者三葉』、薗部さんは本当にいいキャラクター。私服で登場、西山に暴言を吐くという、これ、どう考えてもお願いしてる態度じゃないよ。バレンタインデーを目前に、バイトを補充したい。ということで、西山に声をかけ、葉子さま経由で双葉、葉山にも声をかけ、けどバイト当日の状況、めちゃくちゃな感じで、ほんと、なにやってるんだろう。面白かったですよ。葉山ちゃんの服を作るのに夜なべして、肝心のオーナーが居眠りをきめこむとかね。山Gは山Gで、めずらしく役立たずだし。双葉の西山勧誘の殺し文句、いかしました。この一言で、ころっと機嫌なおしてのってしまう西山って、なんか可愛い人だと思いますよ。しかし、ほんと、大人がどうしようもない。そのどうしようもなさがおかしくて最高です。
最高といえば、バイト中の双葉さん、すきっとして、スタイルよくて、素敵でした。最高です。
『学園タイムズ!』、ゲストです。新聞部ものですね。特ダネ、というかキャッチーなネタを求めて、話をどんどん膨らませたがる、そんな傾向を持った新聞部。転校生がくれば、宇宙人と決め付ける。で、転校生エリス・バックヤード如月、この人もなかなかの曲者らしく、宇宙人のマスクかぶって登場するなど。エリスの下校をつけてみれば、庭にはUFOが飛んでいて、まさかの宇宙人なのか、と誤解させる、こういうところ、面白かったです。実際には母が映画監督、その仕込み、であったというのですが、新聞部が誤解したまま終わった今回、なかなかに収集つかない感じで面白かったです。読み切りらしいけど、どうかこの状況引き継いで、続きを見せてほしいと思います。
My Private D☆V、なんにゃかであります。いや、嬉しい。私、この人の漫画はものすごく気にいっているんですが、それはなにをやっても楽しそうなキャラクター、その力がかなり大きいと思うんです。というわけで、My Private D☆V、描かれたキャラクターもまさにそんな感じ。いかにも冒険するぞ! って雰囲気がありまして、いいですよ、なんか、わくわくします。こういうキャラクターがわいわいと探検冒険する、そんなアニメ、昔はたくさんあったように思うんですけど、このキャラクターでそういうの見られたら、きっと私は仕合せだろうなって思ったんですよ。ええ、すごくいい。なんか、楽しいもの見付けてやるぞ! って、好奇心というかわくわくする気持ちを感じさせてくれるのですね。
ところで、あの細っこい足。このニュアンスがなにかすごく魅力的。ええ、キュートであります。
- 『まんがタイムきらら』第9巻第3号(2011年3月号)
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