『まんがホーム』2011年3月号、昨日の続きです。
『ゆとりの手もかりたい』、ふたりの貧乏せいかつ。猫熱源のねコタツ、これは好きな人にはたまらんものがあるでしょうね。でも、こうしたけちけち生活。水の話もビデオの話もそうですが、節約だかなんだかわからない、ちょっとかわったゆとりの振る舞いが、貧しいながらも楽しい我が家といった雰囲気作り上げていて、それがすごくいいんですね。しかし、定番のゆとりビデオ、飛び降りるの、ふりだけじゃ駄目なんだ。
『横浜物語』。お隣さん、まだ名前出てきてなかったんだ。で、南さんの方が先につぶれちゃってたんだ。って、そんな雰囲気、先月からもう出ちゃってましたよね。ふたり揃って二日酔い。ちょっと焦ってる南さん、その気持ちはちょっとわかるように思います。けど、ぐっと近付くようで、基本的なところが近付いていない。名前もわからない、そんな関係、すごく微妙で、面白いです。
『桜の頃あなたは』、ほぼひとり芝居ですよね。桜の季節に、夫に先立たれた。だから、桜が苦手というヒロイン。電話、ひとりごと、猫への話しかけ。この奥さんの台詞、そして描写を通して、心情が切々と描かれるというの、やっぱりうまいなって思います。ちょっとしたスケッチ、けれどその描かれるもの、しみじみとしてよいのですね。
『おきばりやす』、面白いです。最初はちょっといけずなお嬢さんかと思ってた春子さんですけど、ちょっときつい感じがするだけで、根はすごくいい子だっていうのがわかる、そんなところもとてもいい。お姉さんや置屋のお母さんも、厳しい、けれど優しい、そんな人間関係がよいのですね。さて、舞妓一年目は飾りや口紅のさしかたで、ちゃんと一年目とわかるようになってるとい話。その最初の一年が終わったんですね。ということは、新人が入ってきたりするのか、まめ富さんたち、先輩として頑張る、そんな様子も見られたりするのかも知れませんね。
- 『まんがホーム』第25巻第3号(2011年3月号)
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