2011年2月12日土曜日

『まんがタイムLovely』2011年3月号

『まんがタイムLovely』2011年3月号、発売されました。新装、まったくのリニューアルでありますね。さようならラブリー、こんにちはLovely! ってな気分でありますよ。というわけで、『Lovely』新創刊、知ってる漫画は『ココロ君色サクラ色』だけ、残る22タイトルは全部新作新連載、もうまったく知らない雑誌といっていいくらいで、いや、知らない雑誌です。とりあえずの印象は、これまで自分が読んできたどの雑誌とも違うという感じで、だからもしこれが『ラブリー』の継続でなかったら読まなかったろうなあ。そんな感覚もしたのでした。

さて、いつも書いている雑誌感想。4タイトルを目安にピックアップして書いているわけですが、その際にはなるたけゲスト、新連載について書くことにしていて、それやっとくとひと月たってからが違うんです。忘れにくいんですね。以前なら、あれ、これなんだっけ? となってたのが、Blogで触れておくと記憶に残ってる。ああ、あれだあれだ、と思い出せるんですね。けど、さすがに新作22本となると、全部触れるのは無理。一日4本で5日かかってしまう。つらい。というわけで、ちょっと特色あると思ったのをピックアップしてみたいと思います。

とりあえず取り上げるのは、面白い面白くないというよりも、一色これという傾向がまだ定まっていないこの雑誌の、多種多様、あっちこっちに向かっている、枝の先の漫画。それをピックアップしたいと思います。それがきっと、新しい雑誌の雰囲気をつかむのに、一番よいと思います。けどそれは明日から。今回は雑誌全体の雰囲気、感じたままを大雑把に書いておこうと思います。

第1話ばかりで、なかなかスムーズに読めないという嫌いはあるけれど、極端につまらないというようなものはなくて、だからその漫画の雰囲気が好きかどうかが重要になるように感じます。ただ漫画の雰囲気が結構自由というか、ヤング向け女性漫画誌に載ってそうな雰囲気のがあるかと思ったら、ばりばりBLですみたいなのもあって、かと思えば『まんがタイムオリジナル』とか『スペシャル』に載っててもおかしくないなって思うようなのもあって、さらにいうと『きらら』にゲストとして載ってても違和感なさそうなのもあります。私は入手困難のため数ヶ月読んだだけで継続しなかったのですが、『まんが4コマKINGSぱれっと』っぽく感じるものもあったりして、だからまだ本当に安定していないのですね。

読者がついて、その傾向を反映して、また互いに影響したりされたりもあるでしょうか、そうやってだんだんにこの雑誌という傾向を作っていくのでしょう。思えば『きらら』系列誌が創刊されるごとに、そうしたプロセスを踏んできていたっけなと思い出します。

しかし、驚いたの、少し前に『ラブリー』リニューアルってのありましたけど、あの時とはまた全然違うんですね。いや、ほんと、あの時のリニューアルをもう一度ではなく、まったくまったくのリニューアルだったんですね。

  • 『まんがタイムLovely』第18巻第2号(2011年3月号)

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