2011年2月6日日曜日

『まんがタウン』2011年3月号

『まんがタウン』2011年3月号、発売されています。表紙は『新クレヨンしんちゃん』、雪でできた、ええとぶりぶりざえもんでいいんだっけ、あのブタがメインといった風。その後ろにはしんのすけと、『はいぱー少女ウッキー!』のうつき、元気そうに飛び跳ねています。

『ほほかベーカリー』はバレンタインの話題を扱っているのですけれど、店に届けられていた謎の花束、誰からだろうというのですね。ベーカリーさかい、ただひとりの男性であるタミオあてなのか? となったら、はやりのタイガーマスクに展開して、これは面白かったです。でもって、ふわちゃん。なんだろう、すごくいい。花束ひとつで、ひとりひとりをうまいこと動かして、面白かったです。誘導尋問とかもね、実によかったです。

『70's 愛ライフ』は昭和の冬の情景でありますね。とはいうものの、うちはこたつこそないものの、石油ストーブは現役です。湯も沸かすし、鍋も煮えるぞ。あんまり火力が強くないので、室内はほどほどに肌寒く、ええ、手は冷たいし、息も曇るし、ほんと、膝掛けの毛布、綿入れ半纏(いわゆるどてら)は必須なのです。ほんと、うちは昭和だなって思います。

『かしこみっく』、普通に読んでいたのですけど、あのアゲアゲのオチ、ものすごく面白かったです。変な髪型にされて、人形がへそまげるのかな、とか思ってたら、素直に嬉しかったのか。でもって、アゲアゲだなの台詞。駄目押しでしたね。参拝返しなんかもそうなんですが、ちょっとした言葉、台詞におかしみがあって、独特の味になってるように思います。

『みねちゃんぷるー』、またまた驚きの展開ですよ。峰が美少女として話題になってて、以前のやんちゃだった頃の峰と出会ってる人間でさえ、気付かないときたもんだ。これ、黙ってれば可愛いのに、そのバリエーションですよね。というか、峰は元気でにぎやかで、そうしたところも可愛かったのですが。さて、このおしとやか峰、とんでもないこと企んでて、なんと、もう恋なんてしない、だけでなくて、恋をさせないときたもんだ。いろいろあって、すっかりこじれちゃいましたね。でもって、恋愛的動きを察知するや妨害に出ると宣言して、予想しない展開だったけれど、峰らしいなって思うのも確かなんですね。それはそうと、開きなおった雅さん。なかなかによい感じですよ。ええ、わりきっちゃって、これは本当にようございました。

  • 『まんがタウン』第12巻第3号(2011年3月号)

引用

  • 池尻エリクソン「かしこみっく」,『まんがタウン』第12巻第3号(2011年3月号),190頁。

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