2009年1月20日火曜日

ユーキャンペン字トレーニングDS

ユーキャンペン字トレーニングDS通信教育で知られるユーキャンが、ペン字学習ソフトを出していたことは知っていました。任天堂が出した『美文字トレーニング』に遅れること数ヶ月。『美文字トレーニング』同様に専用タッチペンを同梱し、しかも価格はより安く、けれど私はひととおり紹介文を読んだだけで、見過ごしたのですね。だって、私は今PILOTのペン習字通信講座を受講中。よって、当面は必要ないと判断したのです。また、文字というものはその一文字単体で完結するものではなく、前の文字、後の文字との関係も無視できないものです。しかし『美文字トレーニング』も『ユーキャンペン字トレーニング』も、習うのは一文字単位。そうしたところがどうにもひっかかったようで、面白そうだと思いながらも、結局は見送ったのでした。

けれど、なぜそれで今、『ユーキャンペン字トレーニングDS』を取り上げるというのか。それは、モニター募集のキャンペーンをやっているからなのです。バナーをBlogに掲示して、応募するとモニターになれる — 、かも知れないという話であります。へー、なんだか面白そうだなあと思ったので応募してみようと思ったのです。

私がこの手のソフトに期待するところがあるとすれば、それは添削機能であると思うのです。例えば、任天堂の製品だと、左右のバランスを見たり、複数ある横画の間が均等に揃っているかなどを見るようです。そのあたり、ユーキャンのものだとどうなっているのか、サイトの情報を見るかぎりではよくわからないのですが、よく書けたところを示してくれたり、またバランスの悪いところに朱を入れてくれたりするようですね。また、こうした添削に入る前の練習段階では、文字のどこをあける、そろえるなどのアドバイスをともに習えるようで、それはよさそうであるなと思えるところです。

ペン習字を習い始めたころ、私が『美文字トレーニング』に興味を示しながら見送ったのは、その文字が毛筆を意識したものであったというところもあったのでした。私は数年ほど毛筆もやっていましたが、タッチペンであの筆の感じを、というのはいくらなんでも無理でしょう。だったらすっぱりとペン字にいけばいいのに、なぜか手本は筆文字風。これはちょっといただけないなあ。筆圧を感知しないDSでは、毛筆のはらいなんて再現できないでしょう。なのに、手本にはそうした要素があるから、それは習う際に迷いをもたらしかねないと思ったのでした。

その点、『ユーキャンペン字トレーニング』は、ペン字に特化しているから、そうした迷いを持つことはないように思います。だから、もし私がペン習字講座を始めていなかったとしたら、こちらを買っていたかも知れません。けど、仮に買っていたとしても、続けられていたかどうかは不明ですね。

0 件のコメント: