今日は送別会でした。私が今の職場にきたのが三年半前。一緒に働いていた人が、違う部署へと異動することになったのです。なんだ、異動かとはいわないでくださいましよ。その人は外部からきている人であったので、異動となると今後同じ職場で働くことはまずあり得ない。あえて会おうとしない限り、きっと会うことはないんじゃないだろうか。そうですね。人生にはよくあるタイプの別れのひとつであろうかと思います。
今日の送別会のあることを聞いたのは先週のことでした。そうかあ、お別れなんじゃねと実感を深めて、別れというのは寂しいものです。だから、私は以前にいつか歌いたいといっていた浜田隆史氏の歌、『忘れません』の練習を始めたのでした。機会があったら歌おうと思って、歌の情景としては去るもの送るものが逆ではあるのですが、けれど私はこの歌を歌いたいなと思ったのです。
はじめはin Gで練習しはじめて、それだと高音がつらいからと、in Dに落としてみました。今はそれを2カポでやっています。前奏間奏後奏もそれっぽくして、ちっともうまくならないといいながらも、少しは進歩しているのだなと思ったりなんかしながら歌ってみて、なおさらいい歌であるなという思いを強めたのでした。
歌詞が大変によいと思います。素直な飾らない言葉は目の前にいる友人に語りかけるようで、そして内面に思うところを吐露するくだりなどは非常に情感に溢れて、歌っていても気持ちのよい歌です。思うのは、言葉に曲がうまく寄り添っているということ。言葉が曲にのり、曲は言葉の抑揚に馴染んで、お互いがお互いをよく支えているのだなということがよくわかります。音楽の大本は歌にあり、歌は声であり言葉であると、そのように思わせる力のある歌であると思います。
しかし残念ながら、私は今日はこの歌を歌う機会を持てず、ただギターを運んだだけで終わってしまいました。けれど、今日は確かに歌えなかったけれど、いつかこの歌をまた歌おうという日がきっとくると、そんな気がするから、忘れないようたまには歌って、大切にしていきたいものだと思っています。
- 私の小樽
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