声優の鈴置洋孝さん死去 「ガンダム」のブライト艦長役
2006年08月10日19時17分
鈴置 洋孝さん(すずおき・ひろたか=声優)が6日、肺がんで死去、56歳。葬儀は近親者のみで済ませた。後日しのぶ会を開く予定。連絡先は東京都渋谷区桜丘町29の10の賢プロダクション。
「機動戦士ガンダム」のブライト艦長などを演じたほか、舞台のプロデュースも手がけた。
声もありません。以前、『ガンダム』でマ・クベを演じていらっしゃった塩沢兼人さんが死没されたときもショックで、なにかぽっかりと空虚な気分で胸がいっぱいになったことを覚えていますが、今度のニュースを見てもやっぱりそうした感じがしまして、56歳とのことですが、早いですね。まだまだじゃんとか思いますが、人生とはままならないものですね。
これまでにも、なんべんもいってきたように、私はまさしくガンダム世代でありまして、ガンダムのアニメを見て、プラモデルを作って、小説も読んだ、ゲームもした。そんな私たちにとって、ガンダムというのは間違いなく特別なタイトルで、そしてその特別なタイトルにこの鈴置洋孝という人は関わっていた — 『ガンダム』の物語には欠かすことのできない人物、ブライト・ノア役をされていたのが鈴置氏でした。
ガンダムが登場して、もう二十五年が経ったのかな。なんだかあっという間で、振り返ったらすぐそこに少年時代、わくわくしながらテレビの前に陣取ってわいわい見ていた情景を生々しく思い出すくらいに鮮烈で濃厚で、けれどたとえ記憶がどんなに鮮やかであったとしても、時間は経っていたのですね。青年は壮年になり、そして旅立たれる方もひとりふたりと。こうした悲しみはおそらくこれからが上り坂でしょう。悲しいことだけれども、受け入れなければならない現実なのでしょう。
にしても、56歳は早すぎると思います。私はこういう人たちは死なないと思ってるような節があるからなおさらで、受け入れて納得をするにはまだもう少し時間がかかるでしょう。ゆっくりと偲びながら、だんだんと受け入れていくのだと思います。
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