2011年12月15日木曜日

ニンテンドー3DS

 ニンテンドー3DSが大幅値下げされたのはいつのことでしたでしょうか。一気に1万円下がって1万5千円になった。いやあ、値下げ前に買ったやつらはいい面の皮だよな! って、私だよ! さて、そんな誰よりもはやくニンテンドー3DSに飛び込んだ人たちのために、アンバサダー・プログラムというものが用意されていまして、値下げの差額、それを損したと感じさせないために用意された、ゲームソフトのダウンロードサービスなんですね。その前半分はすでに配信済みで、そしてついに後半分が決まったというんですね。

というわけで、前半分のおさらい。

  1. スーパーマリオブラザーズ
  2. ドンキーコングJR.
  3. バルーンファイト
  4. アイスクライマー
  5. ゼルダの伝説1
  6. レッキングクルー
  7. マリオオープンゴルフ
  8. ヨッシーのたまご
  9. メトロイド
  10. リンクの冒険

これ、『ゼルダの伝説』と『リンクの冒険』が遊べるというのが嬉しくってですね、それでいつ遊ぼうか、そう思いながらまずは『メトロイド』をはじみてみたら、これが難しくて、しかも攻略本なしだと、どこをどういったら正解なのかがわからんときまして、いやもう、きつい。そんなわけで、ほかのソフトも全然遊べていないという状況です。この10本の中で持っていたのは『スーパーマリオブラザーズ』だけ。『ゼルダの伝説』は書き換えで遊んで、『メトロイド』、『リンクの冒険』、『バルーンファイト』、『アイスクライマー』、『レッキングクルー』は友達が持っていたので、それで遊んだ。このチョイス、名作をピックアップしているなあ、そう思わせるものがあって、だから遊んだことのないものもきっと名作なのだろうと思わされます。

そして後半です。こちらはGBA用ソフトで、今後販売されることはないというんですが、いやいや、そんな気を使ってくれなくっていいって。欲しがる人がいたら、その人たちにも売ってあげてよ、そんな気にさえなってしまいます。

  1. F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE
  2. スーパーマリオアドバンス3(『ヨッシーアイランド』の移植版)
  3. ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし
  4. ファイアーエムブレム 聖魔の光石
  5. 星のカービィ 鏡の大迷宮
  6. マリオカートアドバンス
  7. マリオvs.ドンキーコング
  8. メイド イン ワリオ
  9. メトロイドフュージョン
  10. ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝

この中で遊んだことのあるものは、ひとつもないですね。けど名前を知ってるもの、そのものでなくともシリーズの名前を知ってるものは多い、というか、知らないもの、ひとつもないじゃんか。『星のカービィ』、『ファイアーエムブレム』ははじめてプレイすることになるのかな。『ファイアーエムブレム』は名作と名高いですよね。なんか、全員生き残らせようと思うと、それはそれはものすごい大変だって聞いています。だから、最初はとにかくプレイして慣れて、次に生存を狙う、そんな風にしたらいいのかな。いや、その前にちゃんと他のものも遊べって話ですよね。ええ、ちょっとずつでも進めていきたいなあ。

計20本のソフト。全部遊ぶのは大変でしょう。だから、気が向いたらプレイする、そんな感じで遊んで、気にいったら深く楽しめばいい。そんなくらいの気持ちでいたいと思います。あんまり一生懸命すぎるのも変だし、それが楽しい体験となったら、自然深く遊ぼうと思うことでしょう。しかし、このプログラム、いい出会いをたくさん得られた、そんな風に思っています。

2011年12月14日水曜日

iPhone 4S

iPhone 4s先日、iPhone 4Sを購入したといっていましたね。私にとって、はじめてとなる携帯電話であります。さて、最近の携帯は動画も撮れんねんで? とはいいますが、私はまだiPhoneで動画を撮ったことがなく、そんなわけで今回の話題はiPhoneで撮る静止画であります。カメラですね。iPhoneのカメラはかなり出来がいいので、iPhoneを入手してからデジタルカメラを持ち歩かなくなった、というのは友人の談。私は普段使ってるのがGR DIGITALなので、さすがにスマートフォンに搭載のカメラがこれを置き換えるということはありえない。でも、iPhoneのカメラはこれでちゃんと使いどころがあるのでした。

GR DIGITALじゃなくてiPhoneのカメラを使うシチュエーション、って、まあ簡単な話なんですが、まずひとつはズームを使いたい場合ですね。iPhoneのカメラって、レンズが5枚で開放F値が2.4、それで800万画素というのはわかってるんですが、それ以外は正直よくわからん。このズームってのはいわゆるデジタルズームってやつなのかなあ。わからんのですが、とにかくズームができる。GRの画角では撮れない絵が撮れて、ちょっとこれは嬉しいですね。いくらコンパクトとはいえ、GRに加えて他にカメラを持って歩くというのはちょっとやりすぎだと思うので、こういった別の用途で持つものに、使えるカメラがついてくるというのはすごくありがたい。

そんなわけで、iPhone 4Sで撮った写真。それとGR DIGITALのを並べてみましょう。

Snowman on Christmas ornament

Snowman on Christmas ornament

別の日に撮ったので、ちょっと寄り方、構図が違ってしまってますけど、同じ被写体を撮ったものです。上がiPhone、下がGRです。GRの方が発色がおとなしくて、iPhoneの方が色味が派手ですが、それでも自然な感じの色合いだと思います。

Takoyaki

Takoyaki

同様に上がiPhone、下がGR。この色合いの違いはホワイトバランスを修正したGRと、カメラまかせにしたiPhoneの差だと思います。ちょっとGRがスローシャッターすぎてブレてる? それとピントが後ろにいってしまってますが、人にこんなの食べたよと説明したい時にはiPhoneの方がよさそうに思います。GRは寄りすぎておかしくなってる、って、なんであんなに寄ってるんだろう。多分、手ブレをふせぐために肘をついてるとか、そんな理由ですね。

iPhoneで写真を撮るのは、他にはtwitterやメールで、こんなところにいった、あるいは、こんなの食べたみたいに報告したい時ですね。たこ焼きはその目的で撮ったものでした。写真を撮ってすぐに送れるっていうのは、ほんと、携帯電話などネットに繋がる、メールの送れる端末にカメラがついてからのトレンドなんだなあって実感させられました。

そんなわけで、他に数枚。

Japanese maple

Snowman on Christmas ornament

これらをGRではなくiPhoneで撮った理由は、単純にGRを持つのを忘れたから。ええ、カメラを忘れてしまった時になんかにも、iPhoneのカメラは大活躍です。

  • iPhone 4S

2011年12月13日火曜日

『まんがタイムジャンボ』2012年1月号

『まんがタイムジャンボ』2012年1月号、昨日の続きです。

『でり研』は、冒頭扉の海原裕子、これは七五三の風景なのかな。可愛いお嬢さん。手にはクマのぬいぐるみ抱いていて、なるほどこれがあの「けど怒ってる」時のクマであるか。大事なクマ、愛しいクマ、けれど怒ってる、その怒りが向けられるのがあのクマ、ということは、両親に対する思い、それを一身に受けているのがあのクマであるのかも知れません。しかし海原のいう、パパやママに届かなかった信号が大仏くんに届いたというの、それは逆にパパやママに対してよりも、より強く信号を発した相手、それが大仏くんだった、そんな風にも見えてしまったのですね。素直になれない海原。けど素直になれる相手を見付けたのかなあ。そうした海原の変化はとても好ましいと思えるのだけど、なぜかちょっと面白くない。いや、漫画としては面白いんですよ。

『ふみ姫様は知りたいざかり!』、枕辺しょーまの新作ゲストです。絵の感じがちょっと変わってる? 以前よりちょっとかっちりした風になっていて、けど根幹にある可愛いさは変わらない、というかいや増している? 世間知らずのお姫様、ふみ姫が家出をした。でもって、浮世絵絵師弥七のもとに転がりこんでくるのですが、打ち首をやたら怖れるおいつ。いや、まあ、怖れるわなあ。しかし、姫様の泥にまみれたその時の感動の表情。畑仕事を終えて給金を貰った、その喜びの描写。いや、これいいですよ。素直に喜びや感動を表情に表すお姫様のお話、これは見ていてなにか気持ちいい、そう感じさせるものがあっていいですね。

『太陽くんの受難』、クリスマスのお話。みんなで太陽くんの家に集まってパーティーしようというんですが、いきなりやってくる。でも、それを予感してるという太陽くん。うん、受難慣れしてますね。しかし小暮さんがいい感じ。眼鏡だから、小柄だから、サンタだから、トナカイだから、じゃなくて、あの外出着、帽子、ケープ、長い丈のスカート、完璧だと思います。どんどん推してくる、そんな先輩たちの中、太陽くんにそっと寄り添うようなところがあって、いい感じのふたりだなあ。穏かで、とてもいいと思う。そして最後にみんなから太陽くんにお礼。この、使いっぱなしじゃなくて、ちゃんと労うところ、この人たちのいいところだなって思います。うん、見てて気持ちいい。

『はなな大増刷』は、先生が自爆だ! 少女漫画音読を自ら提示して、結局自分が一番恥ずかしい。いや、もう可愛いな。ほんと、めちゃくちゃ可愛いな。この先生、大好きです。でもって、今回は連続するエピソードの発端になる回ですね。岡村とはななが組もうというんです。岡村が小説を書く、それにはななが挿絵をつける。イメージをまとめるのにフィギュアを使ってみたり、ええと、あれはピンキーストリートみたいなのかな? よりよいものになるよういろいろ工夫して、その過程、頑張りの様子が素敵です。で、郁子ちゃんも挿絵の仕事をすることになるっていうんですね。この郁子ちゃんとはななが、違った場で、同じものに取り組もうというのがいいですね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第18巻第1号(2012年1月号)

2011年12月12日月曜日

『まんがタイムジャンボ』2012年1月号

『まんがタイムジャンボ』2012年1月号、発売されました。表紙、メインは『じょしもん』。サンタクロースの扮装した美々。彼女を中心に、ヒロイン5人がサンタクロース衣装です。『レーカン!』、『でり研』、『Ohでりしゃす!!』、『おねがい朝倉さん』、『花。の任侠物語しずか』、なのですが、しずかさんだけなんだか微妙に違和感あるな、って、あ! これサンタクロース関係ない。制服だ!

『レーカン!』が強烈でした。のっけからのインパクト、天海さんイメチェンのショック、というか、新キャラかと思った。けど、それじゃない。天海さんについていた昔の女子高生。この人の会いたい人は誰なのか。いや、予想してたんだよ。で、予想どおりだったんだよ。というか、たいていの人が、なるほどこの人かってわかったと思う。ちゃんとわかるように描いてあったから。で、これだけはっきりわかるようになっていて、きっとくるぞ、ほらきたぞ、しっかり受けて持ち堪えるつもりでいたというのに、まったくでした。押し切られるというような感覚はなく、気付いたらもう遅かった。あれは、だめだ。抗えるものではありませんでした。彼女もレギュラーになるのかしら。それはどちらでもよいなあ。そう思います。それはそうと、MK5、これ面白かった。代返侍は最高です。

『炊飯器少女コメコ』、じわじわときますね。粥しか炊けない炊飯器、コメコ。尊への好感度が上がると、うまく炊けるようになるんでしたっけ。だから、まだふたりがそんなに仲良くなっていないってこと、なのでしょう。それで今回は、よねちゃんのアイデア。粥しか炊けないならリゾットにでもしたらいい。いろいろ工夫して、それでおいしいといってもらえて、コメコがいいですね、静かに嬉しそう。これでちょっとでもレベルアップしていくのかなあ。

『乙女ほるもん』、ゲストです。主人公日渡良介は一人暮らしの高校生。特技は女子力らしいですが、まあ料理ができてお菓子も作れてラッピングも上手。あと、どうも手芸やらもろもろも得意みたいです。で、そんな彼が地球防衛部やらという怪しい部に誘われる。人間の雄に寄生し入れかわるという地底人と戦うというんですが、なんともいえん不思議な話だな。そう思っていたら、なるほど地底人がやってくるというのか。名前はミミ。ミニサイズ。こんなのが人に寄生する? なんかよくわからん、そんな設定でとにかく次回に期待です。

『ちっこいんちょ』は、委員長が頼まれて家庭教師ですよ。中2の弟の数学を教える。って、おどろきのしっかりぶり。普段は塗り潰された目でマスコット的可愛さの委員長が、なんだろう、今回はえらい美人さんに描かれていて、なるほどこれは弟大紀の目から見た委員長像なのか? ちゃんとお姉さん。それで誉めてくださる。見事な笑顔で! って、こりゃ少年が憧れてしまうのもしかたないと思います。いやほんと、素敵なお姉さんです。

  • 『まんがタイムジャンボ』第18巻第1号(2012年1月号)

2011年12月11日日曜日

『まんがタイムきらら』2012年1月号

『まんがタイムきらら』2012年1月号、一昨日の続きです。

少女公団アパートメント』はクリスマスの話。ちさのうちに集まって、みんなでパーティをするというんですが、芦花が飾りすぎるっていうのがですね、実によいじゃないですか。玄関に歓迎、おいでませとくる。これって、サンタクロースを待ち侘びてのことなんですね。ええ、サンタクロースの存在を信じてるろか。さすがにこれはフィクションならではだろう、なんて思うんですけど、なにか夢があっていいと思うんですね。サンタクロースという夢と、サンタクロースを信じているという夢。自分にはそうした時期がなかったから、なおさらなのかも知れません。シャンメリーを飲むなつみ、ビールを飲んでるつもりになってるろか。過剰にハイテンション。それだけ楽しみで嬉しいから、なんでしょうね。ほんと、最後まで楽しい話。いいエピソードでした。

『ハルカにめぐる!』、ゲストです。写真部が廃部の危機。もしかして部員数が少ないから? と思ったら、違うらしい。む、珍しい展開かも。部費、前借りしすぎ、ってまた珍しい理由。提示された部を存続させるための条件、それは写真部らしい写真を撮ってこいというもので、盗撮やらコスプレ写真やら、いろいろ迷走するんですけど、最後に提出された写真、あれはよかったです。部長ハルカは、なんだかいろいろ困った人でありますけれど、ちょっと露悪的ではあるものの、ちゃんと写真に向かい合おうとしている、そんな姿勢がちゃんと描かれた。あのめぐるの視線、あれを部長も共有してるのだろうなあ、そんな風に思わされたのですね。写真というものは、カメラという機材やそれを扱う技術、そこにも面白さはあるけれど、その本質は被写体に向き合い、それを見つめる眼差しにこそあると思う。だからこそでしょう、このラストはいいと感じました。

『だいすき♡』は、志津さん、大変だな。太一が香乃を誘って一緒に下校。それで千夜も志津も大慌てするっていうんですが、ほんと、志津さんは大変だな。千夜も大事だけど、太一の一番でいたい気持ちも強いんだ。ほんと素直でなくて、けれど可愛い人。しかしそれで買い食いのはしごにつきあわされる千夜も大変だ。結局は誤解、というか考えすぎというところに落ち着くんですけど、太一の香乃に頼った理由。それは千夜なのか、それとも志津なのか。流れからいったら志津だよなあ、って思ったら、両方か! この兄貴はなんのかんのいって気のきく、いい男だなあって思います。いや、まあ、香乃はほったらかしとか、えらいことになってますけど。彼女にはちゃんと別になにか用意してある? あるいはこの買い物の最後になにかお礼があるはずだった? 謎です。実に謎です。

My Private D☆Vはハトポポコです。笑顔が好きです、そういいながら、いやいや、それはなんかちょっとどうか、そんな絵をぶつけてくるあたり、まさに自分のやるべきことを理解し、ただただ遂行している、そんな気概が感じられますね。けど、あるいはこの人は、こういった残念なキャラクターの残念な瞬間、それに萌えを感じているんじゃえないかって思える節があって、だからこのMPDVこそは正しくこの人のツボを表してるんじゃないかって思えます。

  • 『まんがタイムきらら』第10巻第1号(2012年1月号)

2011年12月10日土曜日

RICOH デジタルカメラ CX4

Lunar eclipse12月10日、今夜は皆既月蝕! というわけで、晴れたらよいなあ。そう思っていたのですが、ええ、京都ではぎりぎりで晴れてくれて、いやあ、見事晴天でありました。8時ごろはほぼ全天に雲がかかっていて、これは無理だなって思ったものでしたが、いやもうラッキーでしたよ。だんだんに欠けていく、そんな月を見ることができました。で、せっかくだから写真を撮りたいなあ、そう思ったんですが、私のカメラは28mmズームなしのGR DIGITALときています。正直、月蝕とか無理。なので、母のカメラ、CX4を借りて撮ってみました。

普段CX4を使ってるわけではないので、詳しい設定とかわからない。なのでわかる範囲で設定して、フォーカスは無限遠でいいですよね。露出補正はマイナス一杯に振って、ホワイトバランスはオートでいいや。それで撮ったんですが、いやいや、これでもまだまだ露出がオーバー気味。なので、街灯で露出を合わせ月に向けるということをしていました。

けれどこれで問題が。というのは、皆既月蝕は地球の大気で屈折した光の関係で、色が赤くなるというんですね。これ、オートホワイトバランスでは見事に白く写ってしまうわけです。なので急遽ハガキを持ってきてホワイトバランスをマニュアルで設定。こうして撮った月蝕写真がこれらです。

Lunar eclipse

Lunar eclipse

Lunar eclipse

Lunar eclipse

Lunar eclipse

Lunar eclipse

Lunar eclipse

Lunar eclipse

RIMG0355

徐々に欠けていって、皆既で見事赤くなったところを写せました。正直、エントリー向けといってもいいCX4でここまで撮れることに驚きです。いやもう、ほんと、よく撮れました。

2011年12月9日金曜日

『まんがタイムきらら』2012年1月号

『まんがタイムきらら』2012年1月号、発売されました。表紙は『あっちこっち』。お待たせ! アニメ化決定! ですよ。おおう、アニメ化か。表紙イラストは伊御さんとつみきさん。ふたりが並んで立っている、そのつみきの寄り添う様子が、ああもう、とてもよいですね。しかしアニメ化。盛り上がってるなあ、きらら誌!

チェリーブロッサム!』、実にいいですね。大咲の家に押し掛けるようにしてクリスマスパーティー、というんですが、そうなると当然妹沙咲野が不機嫌になるというわけで、あのあからさまな排除姿勢。盛り塩、十字架、ってお化け、怪物扱いなんですね。しかし、今回、大倉山先輩が素敵。デートしなさい、眼鏡装備、そしてあのマフラーですよ。長い髪がね、マフラーにまとめられてる、あれ素敵よね、可愛いよね、エレガントよね。で、大咲の性志向が結構大変なことになってることがばれて、いや、そんなもん隠すなよ。普通に置いといても、誰もわかりゃしないよ。そしてマンガ肉のぬいぐるみ。あれ、いいなあ。すごく可愛いと思います。いいプレゼントですよ。

『プレフレ』、プレシャス・フレンドの略みたいですね、ゲストです。女の子3人がメインのお話。楓、椿、樹の三人。わお、椿が超好み。ってのはおいとくとして、駄目な子ですよね。椿は眼鏡でおしとやか、そんな見た目なのに、実は不真面目、勉強よりも運動が好きなのか。対して樹。ボーイッシュでスポーティな雰囲気なのに、運動が苦手。このギャップ、いいですね。けど、椿は運動着も似合ってて素敵と思うのよ。人の悪い椿。翻弄される樹。ふたりをいなしたりまとめたりする楓。仲良いみんな。これ、実にいいコミュニケーションが成立してて、見ていてすごく楽しい、わくわくする。これはいいです、とてもいいですよ。

『スマイル・スタイル』、百合の妹登場ですよ。おおう、ちゃんと面影がある。でも、なんで同じ寮にいないのだろう? そう思ったら、なるほど、中学生には寄宿舎が用意されてるのか。山崎桜。素直でいい子、可愛い子。先輩たちに可愛がられて、そしてあの先生にロックオンされて、いやもう怪しくて実にいいです。いい匂いのする女の子。可愛いもの好き、それで互いになでなでとか、こりゃたまらんな。しかし面白いのは、寄宿舎を経験していた皆と、高校からの編入なので寄宿舎を知らない百合。この、話題に取り残される百合のぽつーん感が実によく出てて、いやあ面白い。あと百合の噂の強烈さ。いや、もう、素晴しく面白い回でした。最後の最後まで面白かった。

『ゆるコワガール!』、ゲストです。女の子たちが集まって怖い話。主人公はひより。怖い話が苦手な女の子。この子とキョーコちゃん、オカルトが得意なのかな? このふたりをメインに、みはるとメイが加わって怖い話、って感じですね。けど、ただ怖い話をするだけじゃなくて、オカルトらしい話があり、怖い話のはずがなにか評価がおかしい人がいたり、そして全然怖くない話でも怖がってしまう。このちぐはぐが最高でした。しかしそれ以上によかったのが、ここで語られたテケテケの怪談。これがちゃんと後に生きてくる。あの、オカルトとか楽勝っぽく見えていたキョーコちゃんが静かに倒れる。あのコマ右下に記されたカウント、なるほど隣り合った四コマは同時性を持ってるのね。刻々と進行する事態を見守る、そんな気持ちになれて、いやあ面白かったです。展開が丁寧、全体をうまくまとめあげて、絵もきれい、キャラクターも可愛くて、しかしこれがまだ序章であるとかね、続きを期待させる、そんな引きもとてもいい。これは期待します。これは期待しないではおられません。

  • 『まんがタイムきらら』第10巻第1号(2012年1月号)

2011年12月8日木曜日

『まんがタイム』2012年1月号

『まんがタイム』2012年1月号、昨日の続きです。

『ハードボイルドになりきれない』は、のっけからなにかシリアスそうな展開匂わせて、けど、全然そっちの方に向かわないっていうのがこの蔵前って人なんでしょうね。大切なものといわれ、塔子くんと思い付かない。仔猫ちゃんといわれて塔子くんのこととわからない。ああもう、塔子くん、不憫だな。しかし、これがコメディでよかった。そうでないなら塔子くんが酷い目にあってたかも知れない。楽しいコメディでよかったです。自殺志願者とかもね、きっと大丈夫、安心して読める。ちょっとしたスリルと、そこに浮かぶ面白さ。好きです。塔子くんも大好きです。

天子様が来る!』は切ない話からスタート。私も受けても落ちそうな予感がします。この漫画は繰り返しのネタが多いですが、その繰り返しが和尚ボンバーにまで昇華されて、これは素晴しい。毎回、ちょっとずつ、期待に応えながら予想を上回ってくる。そんな安堂友子という人は素晴しいと思います。

『もいんの高校野球日誌』、やっぱり素晴しい。あれ、トレンカっていうの? 女の子のおしゃれについて全然知らない、なんでも野球中心、そんなもいんがもうたまらんです。インフィールドフライで事前にさばかれてしまう男の子もいい感じ。ウメ子、彼女はもいんのことよく理解して、とてもいい。でもって顧問。今宮マキ。この人、今後もこうした感じでもいんの神経逆撫でしていったりするのかな? あるいは、もいんにしこまれていくんでしょうか。どうなるかわからないけど、もいんの魅力を引き出す人であるのは確か。ええ、この漫画はもいん中心。そんなところも実によいです。

  • 『まんがタイム』第32巻第1号(2012年1月号)

2011年12月7日水曜日

『まんがタイム』2012年1月号

『まんがタイム』2012年1月号、発売されました。表紙はクリスマスがテーマですね。メインにサンタクロースの格好した『おとぼけ課長』がありまして、たくさんのプレゼントを持っている。そのまわりに、プレゼントをもらってる『みそララ』麦田さん、木の葉サンタにプレゼントもらってる畑中さん、そして和装サンタ? 『わさんぼん』の牡丹です。

みそララ』は化粧の話。三人娘が連れ立って買い物に出掛けるのですが、ああもう、3人が3人ともに可愛いな。麦田さんのケープ、フェミニンな雰囲気強めて可愛いなあ。粟屋も粟屋で可愛いんですけど。しかし面白かった。ちょっと私にはわからない世界。化粧道具、そしてプロの化粧。また試着の風景なども素敵で、あの粟屋のイメチェン、あれは可愛い。でもヒールなのか。ヒールはあんまし好きじゃないんだよな、って私の好みをいってもしかたない。おそらくは、女性にとっては、あるあると共感覚える話なんでしょうが、私にとっては、なるほどそうなのかと思う、そんなエピソード。たいへん面白かったです。

『ロコ・モーション』、連載ですね。ゲスト掲載の続き。つまりヒロイン伊那路ヒロコの一年ダブり、卒業後の話であります。モコに約束したとおり、無事わかば鉄道に採用されたロコ。そこで新入社員として研修をうける、ええ、鉄道会社社員としての職場ものということですね。ロコの同期、岡谷美鈴と一緒に天竜助役から研修をうける。その内容は実際のものに近いのか、それはわかりませんが、面白い。あの600mを走れというものなど、これは実際あるんじゃないかな、そう思わせるものがあって、なるほど、そして漫画としても面白い、そんなところありまして、実にいい感じです。あのロコの活躍、それが社内報に載って、モコがそれを見て、いや、友達なんだから会おうよ、って会ってないわけじゃないのかな? この友情が続いている感覚、とてもよかったです。

『営業侍和華さん』、いい感じです。値下げを要求されておかんむり。それをたしなめる吉田、そして和華さんの交渉風景など、まともな視点がちゃんと描かれてるから、和華さんの奇行がぱりっと目立つのかな。面白いですよね。で、銃刀法。面白いですよね。あの、立場が突然逆転させられた感じ、いや、そんなこたあわかってるけどよ、でもお前がそれいうかな、みたいな感じ。でもいい返せない、そんな感覚が肌に伝わるようで、見事でした。おかしい漫画なんですが、そのおかしさがちゃんとおかしみになっているから、読んでてすごく楽しい。読むごとに面白くなっていく、そんな感触があります。

  • 『まんがタイム』第32巻第1号(2012年1月号)

2011年12月6日火曜日

『まんがタウン』2012年1月号

『まんがタウン』2012年1月号、昨日の続きです。

三色だんご』、クリスマスですね。お母さんがカラフルケーキを作るのに、黄色のフルーツを買い忘れてしまった。それでゆで卵がのったケーキが出てくるっていうんですね。こういうセンス大好きです。というか、市川さんですよ。いつぞやのスター松山尊が再登場で、いやもうめちゃくちゃ面白い。もちろんなでしこ、よもぎも面白いんですけど、今回は全部松山尊にもっていかれたように思います。いやもう、最後、市川さんはどうなったんだろう。もう、最高でした。

『ケイくんとアヤメさんがルームシェア』は実に安定して面白いですね。クリスマスです。どうでもいいけど、アヤメさんのパンツは色気がないというか、なんかラッキー感が薄いよね。さて、クリスマスです。なんだか冷めちゃってるケイくん。そんな彼のためにクリスマスパーティーの準備をしてくれるアヤメさん。自分がやりたかっただけだから、そういって、ケイくんのちょっと嬉しそうな様子を見て安心している。いいお姉さんだなあって思ったんですね。そして、ぽふ。いやもう、ケイくん、よかったじゃん。もう、ふたり結婚しちゃったらいいのに。莉理ちゃんには悪いけど。で、三本松セイジ、この人はなんなんだ。今後、なにかかかわってくるのかなあ。謎の人です。

『せんせといっしょ!』、最終回でした。って、うわー、なんてこったー。園長先生の幼稚園をやめようと思ってる発言からスタート。2年ほどを目処にやめようかなっていっている。身寄りもないし、手伝ってくれる人もいないし、いろいろとしんどいらしい。しかし、これをもって、時間がとまればいいのにという先生たち。対して未来に希望いっぱいの子供たち。あの対比、それから反省、その展開は素敵でした。で、ラストですよ、ラスト。いやもうびっくりだ。こんなネタが仕込まれてたんだ。園長、実は莉緒の伯母さん。あの、園長が伯母さんだー!! っていう叫びが見事でした。しかし面白い。だからこそ終わったのは残念でした。

  • 『まんがタウン』第13巻第1号(2012年1月号)

2011年12月5日月曜日

『まんがタウン』2012年1月号

『まんがタウン』2012年1月号、発売されました。表紙は、最初我が目を疑った、というか、違う雑誌だと思ってて、ヤングなんたら系のね、まったく違う雑誌だと思って、見ながらも見付けられなかったくらいでした。表紙には、渡り廊下走り隊7の面々が勢揃い。アニメ『クレヨンしんちゃん』の主題歌を彼女らが歌ってる? ってことみたいですね。ともないポスターもついてくるっていうんですが、申し訳ないけど、しんちゃんもアイドルにもそんなに入れ込んでない自分にはあまりピンとこない表紙、付録です。

『めざせ!山カゾク♪』、連載エッセイみたいです。作者たかせシホ。この人が当然語り手です。最近、山がはやってるんですか? というわけで元・山ガールの作者が家族を巻き込み山に登ろうという漫画みたいです。でも、オットとムスメはインドア気質なんだ。前途多難だなあ。そんなオットをアウトドアに目覚めさせようとキャンプ用品店につれていくんですが、いや、この戦略は正しいと思います。ばりばりインドアの私も、道具の機能性には弱いです。で、道具を持てば使ってみたくなるんですよ。しかし、実際、このオットをキャンプにまで連れ出せるかはわからんですけど、その紆余曲折は面白そうと思います。いや、しかし焚き火か。私がかつてロープの結び方(もやい結びとかね)に興味持ったみたいな感じですね。わかりますわ。

『蝶のように花のように!』はクリスマスですよ。扉に主要4人のサンタクロース衣装。本編でもサンタクロース衣装なんですけど、その前に一希がちょっとくたびれてる? あのどうしようもなさ、実にいいですよ。あれ彩香の前だからなんでしょうか。だとしたらやっぱり彩香は彼女の特別なんでしょうね。そして会社でクリスマスパーティ。一希が用意したセクシーサンタコスチュームとやらを彩香も着るんだけど、いやいや? けど、可愛いよね。あんまりセクシーじゃないけど、可愛いよね。しかし一希が山村さんにはたかれるのは定番。こういう定番ネタがあるキャラクターはおいしいなあ。そんなこと思わされて、そして綾ちゃん自撮り。可愛いなあ。ええ、可愛い人だと思います。

『かしこみっく』、素晴しいな。通知表のお焚き上げ。これがちゃんと後につながるのもいいところ。ちとせの大掃除。この子、ほんといい子だな。そして火の用神。この神様はなんて名前でしたっけ。見事にいじけてる。イナリ様は容赦ないな。この漫画は、実に良質なコメディを提供してくれて、素直に楽しく読めて大変よいです。イナリ様のプレゼントの話も、いろいろに展開して、すごく面白い。ほんと、ちとせ、素直に感情、感謝の気持ちを言葉にする、いい子だなあ。「るん」です!

  • 『まんがタウン』第13巻第1号(2012年1月号)

2011年12月4日日曜日

YAMAHA GL1 ギタレレ

 寝付けない夜にはギタレレ。いや、もし壁の薄い集合住宅住まいとかならさすがに無理でしょうけど、隣りとちょっと離れてる一戸建てとかだと大丈夫なんじゃないかな? 大きな音のしない楽器。小さなボディ、軽く手にとって、軽い気持ちで弾ける。そんなところが魅力です。ピックなどを使わず、フィンガーピッキングでそっと弾いてやれば、秋の夜長にちょっと気持ちを休めたい、あるいは暇をつぶしたい、みたいな時のよい友となってくれる。そんな気持ちに近しい楽器、それがギタレレだと思います。

しかし、この楽器を買った当初は、なんて弾きにくい楽器なんだって思ったものでした。小さなボディはいいんです。けど、これって構えにくい、持ちにくいってことにも繋がって、ようよう弾くに弾きにくい。背を曲げて、身を縮こませて弾くしかないのんか? そう思っていたものですが、慣れてくるとなんとかなるもんですね。右のももにボディを置き、ちょっと立てた左足にもたせかけるようにしてやるといい。チューニングは、ギターのスタンダードなものより4度高いだけで、各弦の関係はギターに変わらないから、ギターと同じく弾ける。フレット間は狭いけど、ナット幅はそこそこあるので、フィンガーピッキングで弾くのも苦ではない、そんな感じであります。

これを、ぽろんとコード弾きながら、1弦2弦あたりでメロディを弾いてやるのがいい感じ。優しげな音がして、これはテンションがそんなに高くないからなのかな。おそらくは、ギターでもウクレレでもない、そんなボディの影響もあるんだろうと思います。調べてみればYAMAHAはギタレレ以外にもミニギターをいくつか作っていて、クラシックギターがあればスチール弦のFGタイプもあって、でもこれらはよりギターに近いのだろうなと思います。

よりギターに近いもの、そうでないもの、それぞれに違った個性があって味があって、使いわけは楽しそう。そんなこと考えると、またいくらでも楽器を増やしてしまいそうですが、けれど今手元にあるのはギタレレ。夜に弾くにはいい楽器。ちょっとの時間をギタレレで過ごす。それはなかなかに心地よいものです。

2011年12月3日土曜日

『まんがホーム』2012年1月号

『まんがホーム』2012年1月号、昨日の続きです。

『さくらんぼ。』、怒涛の最終回でした。悪いファン連中のやっかみが原因で、レイと会えなくなったさくら。そんなところに、大量の寿司の注文が! この漫画のいいところは、レイとさくらの関係、それを応援しようとする人達がいる、それだと思わせる展開、最終回でありました。最後の最後に男を見せた健太や、散々反対しながらも、レイにさくらの到着を握りのネタでもって伝えてみせた大将。そうした皆の気持ち、最初はライバルだったり反対してたりといった人達が、ついには味方になるまでがちゃんと描かれていたものだから、このラストがより魅力的になったのだと思うんですね。しかしそれでも親父さんはレイにいじわるしたりして、このあたりの素直じゃないとこ、困った、けれど可愛いおっさんですよ。ええ、いい最終回でした。

『紫乃先生〆切前!』は清野さん、ずいぶんとあからさまになったものですね。最初のうちは紫乃先生が一方的に意識してるみたいだったのが、今や清野さんの方が必死っぽい。こういう、恋愛メインの展開の方が好まれるっていうことなんでしょうね。条件が満ちるまでは成立しない恋愛状況。その気になればいつでもゴールに雪崩れこめる、そんな感じだけれど、つまりは可能な限り現状を引き伸ばせるということでもありましょう。互いに好き好かれながら、それをはっきりさせず、作家と担当として駆け引きしあっている。不思議な関係だけど、この互いに騙しあうようなところはかなり好きなので、是非長く続けて欲しいと思います。

『ただいま独身中』は、めずらしく登場人物が恋愛を意識しているというのに、誰もうまくいきそうにないっていうのがおかしくて、彼氏のいる操はオタク趣味重視でちっともうまくいってなさそうだし、ヒロイン楓はそもそもからさっぱりだしで、このうまくいかない空回り、面白いわ、すごくいいわ、気にいっています。しかしね、楓のいう年重ねるごとに恋愛下手にっていうのはわかる気がします。ことは恋愛に限らないのかも知れないけど、分別がつくというのは飛び込めなくなるってことにかなり近いと感じられて、恋愛に関しても、また新しくなにかをはじめようっていう場合においても、保身に走ってしまう。楓なんかは随分コミカルな生き方してるように見えるけど、それでもこうしたリアル感じさせる言動なんかがあって、これが実に効くんですね。いいですよ。この生身な感触が最高です。

つくしまっすぐライフ!』は、なずながなんだか大人っぽくなったなあ。恋してるからか!? それとも描き方が変わったのか!? いずれにしても、ちょっと凛々しい、そんなお嬢さんになっていると感じられます。年の瀬ににこにこ。五行さんがらみだなと察した友人たちに発言封じられて涙目とか、可愛い人であります。なかなか会えない。そんな人になにをプレゼントしようと迷う。あの仕方ないと溜息をつくなずななどは大層色気があって、対してコンビニ店長の想像に出てくるなずはは今ひとつだなあ。色気、魅力などは作為にではなく、自然にこそ発するということなのだろうと思うのでした。しかしほのぼの穏かなカップル。いい関係だなって思うのでした。こういうの理想的ですよね。長く付き合えそうなふたりだと思います。

  • 『まんがホーム』第26巻第1号(2012年1月号)

2011年12月2日金曜日

『まんがホーム』2012年1月号

『まんがホーム』2012年1月号、発売されました。表紙はクリスマス。サンタクロースの衣装で元気に飛び降りてくる? 『らいか・デイズ』らいかをメインに、天使ふたりの『天国のススメ!』、プレゼントを抱えた『ふつつか文香さん』、そして人形になってデコレーションケーキを飾る『夫婦な生活』夫妻であります。

『そよ風そよさん』、新キャラですよ。クリスマスを目前にツリーを飾りつけるシーンからはじまった『そよさん』。近所の人たちがどれだけそよさんのこと好きなのか、大事に思ってるかがわかるエピソードが泣ける、というか、笑いをさそってしあわせな気持ちにしてくれるのですが、なんとそよさんに兄があったのか。強風の兄。家を出てさまよってもう5年。そんなツヨシにちょっと怒ったりしてるそよさんが意外で、けどあのきゅっと表情を曇らせるところ、いやもういじらしいですね。で、そのころ兄ツヨシは魚屋で捕獲されてたわけですけど、その兄が届けられるクリスマスの朝。次回にはそよさんと再会ですね。これ、どうなるんだろう。気になりますね、楽しみですね。

『孔明のヨメ。』は、月英が男装して市にいくというんですが、工作道具とか資材にわくわくする、そんな姿が面白くて、孔明も変わりものってなってますが、いやもう、いい夫婦だと思います。しかし、月英の目ききというところ、ああそうか、いいとこのお嬢さんだったんだっけ。そして、見どころは最後ですよ。おおう、豪傑がふたり! 関羽と張飛らしい人物がどーん、ばーんと登場してきて、これは、さっそく関係してくるっていうのんか? わかんない、わかんないんですけど、これは否が応でも期待せんではおられんですよ。

『炊飯器少女コメコ』は、のっけの一本から笑わされて、これ面白いですね。二人乗りを咎められて、いやこれ炊飯器と返す。ありえんよなあ、けどそれが面白いよなあ。さて、その炊飯器、炊飯器としてはちっとも活躍してなくて、犬とたわむれ、マスターにしあわせをふりまき、歩香と対決する。コメにこだわりながらも、全然出番がないコメコは、やっぱり可愛さと不思議さ、それが魅力なんでしょうか。しかし歩香ですよ。ププーとか、ほんと、なかなかに険悪。けど、それがキュート。困ったことになってきました。実に好みです。

『センセイあのね?』はひさしぶりに王子様なつぐみですよ。いいなあ、ちょっと忘れてた。ただただ可愛いお嬢さんになってたつぐみの本領発揮ですよ。教育実習生の中村先生。可愛く感じもいいお嬢さん。そうか、つぐみさん、最初は石沢先生といい感じと見えたこの人に動揺したりしてたんだ。いやあ、本当に馬鹿だなあ。しかしそんなつぐみが中村先生と話したことで、打ち解けたんでしょうか、自分にないものを他人に見付けて、それを羨んでしまう。そうしたことを確認して、ちょっと年の離れた友情ものみたい。なのに、ここで終わらず、最後やっぱり揺さ振りに負けて動揺してしまうつぐみ。いやもう、馬鹿だなあ。いやほんと、恋する乙女の揺れる思い。微笑ましいです。

  • 『まんがホーム』第26巻第1号(2012年1月号)

2011年12月1日木曜日

UN-GO episode:0 因果論

UN-GO poster見にいきました。『UN-GO episode:0 因果論』。いえね、いこうかどうかずっと迷ってたんです。誰か一緒にいってくれる人はいないかなあ、そしたら行く気になれるのになあ、なんて思っていたのですが、誰もいなかったので、ええい、もういいよ、ひとりで行くよ! ひとりでいったのでした。『UN-GO』はフジテレビ系列ノイタミナ枠で放送されているアニメ。これ、さして期待してなかったのですが、見てみれば面白くって、じわじわ効いてきましたね。完璧とも最高とも思わないのだけど、不思議と引き込まれて大変に面白い。くっそー、面白いなあ。見終えるたびにそう思う。だもんだから映画、見ておきたかったんですね。

映画はテレビシリーズに先立つ、ええとどれくらい前になるんだろう、劇中に語られる戦争のはじまる以前まで遡って、結城新十郎と因果の出会いから描かれる。そのへんを克明に説明すると、映画見てない人には激烈なネタバレとなってしまうから我慢するとして、テレビシリーズにて描かれる人間関係ができあがる前のこと。虎山泉がとりわけ印象的だったんですが、あれれ、こんな人なんだ、えらいこと可愛いな、びっくりしたりもして、こういう違った側面や、テレビでは語られていなかったこと、それがわかって、なるほどと思わされることも多かったのでした。

けど、こういったら安心なのかどうなのか、今のところ、映画を見なかったらテレビシリーズが楽しめない、そういえるほどのものはなかったかなって思って、もしかしたら終盤に効いてくるのかも知れませんけどね、今のところはそこまでクリティカルじゃない。いや、それでも第2話まで見返してる今、なるほど、映画に見えたキーワード、それがちゃんとテレビに繋っていると思わされる。映画を見なくても楽しめる。けれど映画を見ると、そうかと思える要素がある。新十郎という人がなにを思っているのだろう、思いがそこにいたるといったらよいでしょうか。またひとつ、一歩向こうに踏み込む、そのよすがが提供された、そんな感触があるのですね。

『UN-GO』というアニメ、私がこれを面白いと思うのは、今私たちが直面している問題、それをうまく取り上げて、こうなったら嫌だなっていう未来を描いてみせているところです。例えば、今はネットが検閲等コントロールされていない(されにくい)メディアとして認知されてるけど、『UN-GO』の戦後だとネットこそが検閲されているメディアになっていて、アングラな情報などは直にやり取りされている。こうしたところが、面白い。ちょっとした嫌な未来を垣間見せてくれているようで、今の政治や世相、それらの先にあるものはこんな世界かも知れないぜ。想像力で未来を描きつつ、そこには今現在を生きる私たちの問題こそが語られるという二重性。フィクションが現在性に裏打ちされて、したたかなのです。こうした姿勢を見て嘲笑うような皮肉屋も沢山いるだろうけど、その挑戦が面白い。ひりひりする。やってくれるじゃん。くっそー、面白いわ。見終えるたびに、息吐くようにして声にするのですよ。

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