2025年8月22日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年10月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年10月号、発売されました。表紙は『花唄メモワール』。梅、巴枝、結花の3人が海を大満喫。乗っているのはバナナボートならぬ赤べこボート。福島会津の名産がこうしてボートに! 実際にあるのかと調べてしまいましたよ。三人それぞれの水着姿。印象もそれぞれ違って、梅なんかは明るいビタミンカラー。巴枝は黒とずいぶんシック。かっちりとした彼女らしいと思っていいのでしょうか。皆、それぞれの楽しみよう。結花はずいぶん頼りにされてる雰囲気ですね。

今月は新連載が1本、新規ゲストが2本です。

『明るいミライ』

三木原サイバーイノベーション創造特区、通称未来特区への居住を勝ちとった黄昏ミライ。しかし未来特区に足を踏み入れたその時から、雨に降られ、呼んだ傘ドローンには落雷。スマホの不調で家にも入れないという不運続き。しかしこの不運は、未来特区のせいじゃない。もともと運が悪かったミライは、この未来特区のイノベーションで、自分の不運を乗り越えたいと願っているんですね。

しかし、どうも幸先悪い。初日の不運続きに、さらに夜中の怪現象。部屋に現れた人魂? そいつがミライの孤独死を予言する。いったいこいつはなんなのか!? 未来都市にそぐわぬ事象に、これは夢かといぶかしむも、翌日も謎の現象が出現。なんとこいつは未来からやってきたAIだというのです。

ミライを孤独死から救うというAIだけど、はたしてこいつは信用してよいものなのか。情報こそは正しいけれど、その手段はいまいち奮わない。そんなAIのすすめに従って、友達づくり、部活動を開始したミライ。まずは茅里加純と友人になって、かくしてはじまる部活動。ふたりではじめる未来部は、どんな部活になるのでしょうね。

『途上姫ジェラシー』

主人公、斗亜のもとに現れたイチゴモチと名乗るアンドロイド。王子さまが欲しい娘のために両親が遣わした、お世話係兼護衛。見た目は王子、しかしつねにぬいぐるみを抱いているという謎のイチゴモチに、気をひかれつつもどこか心がざわつく斗亜なのです。

斗亜に寄り添うイチゴモチだけど、決してぬいぐるみは手放さない。大切なぬいぐるみ。斗亜の身になにかあったら、そのぬいぐるみよりも自分を優先してくれるのか。当然斗亜を優先して守るというイチゴモチの、ぬいぐるみが飛ばされるようなことがあったら斗亜を守る余裕なんてなくなる、思わぬひとことに自分よりぬいぐるみの方が大事なんじゃないかと、イチゴモチを振り切って駆け出してしまう斗亜なのですね。

その夜、帰ってこなかったイチゴモチ。翌日登校しようとした斗亜が見つけたのは、道路に転がるイチゴモチのぬいぐるみ。なぜこれが落ちている? 拾い上げようとしたら、思わぬ重さ! イチゴモチの言葉の真意に気づきつつある斗亜は、イチゴモチを探そうと入ってはならない場所に踏み込んでしまい、まさかの命の危機!? というところで、イチゴモチに助けられるのです。

ふたりで危機を乗り越えて、そして深まる仲。互いに守り、助けあおうという気持ちが斗亜に芽生えて、求める王子様を得て、かつただ守られるだけではない姫になった斗亜なのですね。

『市松かいだん劇場』

一人暮らしをする息子のために両親が送ってくれた市松人形。なんのためかと思ったら、魔除けだっていうんです。

しかし魔除けといわれてもその人形自体が不気味と敬遠していたら、なんと留守のあいだに勝手に動いているどころか、テレビを楽しみ、お菓子もたしなむ。謎の明るい和風幼女の本性をさらけだしてきて、さらにびっくりさせられるのでした。

しかし、寂しい一人暮らしがこうして楽しくもドキワクな毎日に変わるのなら、怪奇じみた市松との同居も悪くないんじゃなくて? とか思ってたら、突然の入電。勝手に応答した電話からは、まさかのメリーさんの声が!

だんだん近づいてくるメリーさんにおののいていたら、なんと市松がメリーを折檻! 見事調伏してくれたというんですね。

なんだ、ちゃんと魔除けとして働いてくれるんじゃん!

捕われたメリーも、その御尊顔拝してみればまさかの美少女。こうして和洋ふたりの美少女と暮らすことになって、嬉し恥ずかし?  あるいは怪異との共存はノーサンキュー? 突如としてにぎやかになっていきそうな毎日なのですね。

0 件のコメント: