『まんがタイムきららキャラット』2014年12月号、昨日の続きです。
『へんてこバスと飴玉くるり』、おお、久しぶりじゃん! そう思ったら、連載ですよ! 連載! 冒頭1ページ目のこの雰囲気、すごくいいですね。ビー玉とくるり、ふたりが歌で紹介されて、なるほどこれがオープニングテーマ。ビー玉は詩人、くるりはお父さんを探してる。基本のところを教えてくれます。くるりの昔の写真に写ってた絵、ビー玉が見覚えあるっていうんですね。今乗っているへんてこバス、月光号の屋根裏部屋、そこにあった。5年前、ベッド横に飾ってあった。それで再び屋根裏部屋を目指すことになるんですが、このバス、ものすごい迷路になってるんだなあ。屋根裏までの道程は複雑怪奇のオンパレード。どんどん改築やらなんやらで複雑さを増していってるのかい? 最新の情報によると屋根裏部屋に繋がってる道はないという話で、仕方がないから破壊しながら、いや灯台からゴンドラで。ほんと、バスの中だというのに、大冒険です。結局絵は破れちゃうんですけど、この絵、カナリア王国の国宝だったの? くるりのパパに関係してる? パパ、絵描きさん?
『ホワイトサンドに手をふって』、ほんと、おかしいなあ。お姉さんの部屋に、アクアリウムの先輩稲川さんがくるんですね。眼鏡の人、って、セーラー服に学生カバン? 高校生なのかい? レッドプラティが人見知りだったり、稲川さんの特技、ケント・デリカットの顔マネでパニックおこしてしまったりと、ほんと、不思議なハイテンション。って、ネタが全体的に古くってよ! ヤングにはわからない! アクアリウムの魅力を語るお姉さん、それは癒しというんですが、この漫画の魅力もそうかも知れないなあ。ちょっと方向性は違うかも知れないけど、そんな気がするんですよ。そして面白かったのは、エビですよ。エビはわからない。うん、けどそれが妙におかしくて、いいキャラクターだと思います。アクアリウムものとしてもやっぱり機能してて、へー、水のよしあしって匂いでわかるんだ。などなど、テンション高めな描写が多いというのに不思議な落ち着きのあって、またアクアリウムの知識も得られる、なかなかに稀有な漫画。悪くないゲスト3回でした。連載になりますよね?
『あまゆる。』は、なんと野球でありますよ。春休みを目前にしてクラスマッチ、野球をやるというんですね。と、ここで出てくるのがアヤのライバル。なるほど、テストの結果が、いつもひとつ上なのね。って、ちょっとアヤに似てるところもある、可愛い女の子です。クラスマッチで決着をつけましょう。野球での、メインの面々、ユウ以外はやっぱりいまいち活躍できないみたいで、かと思ったら、例の子、この子も得意じゃないっていう。喜んでないで早く投げてはよかった。マイペースなハルもすごくいい。また例の子とアヤ、別にアヤからしたら確執ないですしね、ちょっと仲良くなったりして、レイカちゃん、うん、いいじゃんか。ほんと、次回最終回! うん、覚悟してた! 最終回直前に魅力的なキャラクター出てきて、ああ! 惜しいよね! もったいないよ!
『ののかノート』は、一歩物語が前へと進んだ、そんな回でしたよ。ののかとぴよこ、ふたりでお話。そこで、ノートの花の話になるんですね。やっと6つ集まった。そしてののかが天使に戻りたい理由、それが改めて語られて、ああ、そしてこれが核心であるのかあ。3つの願い、そのふたつめが予約されてたんです。大事なお願いができた時、それを叶えてください。その大事なお願いとはなんなのか。ほんと、ずっと無邪気だったののか、彼女のふたつ目の願いを叶えた、その瞬間のことが夢に回想されて、ああ、そういうことなのか……。切なくも、けれど本当に大切なお願いだったんだなあ。この巡りあわせ、これは神様のはからいなんでしょうか。ちょっとじんとする、そんなエピソードでした。
- 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第12号(2014年12月号)
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