『まんがタイムジャンボ』2014年11月号、発売されました。表紙のテーマはTHE☆浴衣。『レーカン!』天海さんが、見事に可愛く浴衣姿で登場です。紺色に、花かな? ちょっとモダンな感じで描かれた草木模様が面白く仕上がっています。そして『就活女子高生』の新連載告知カットもございます。
『ヒゲとセーラー』、おお、学生服初ちゃん、かっこいいな。けど、あの稽古風景ね、なんともいえないおかしさあって、無表情でパキパキ、そうしたところにこの子のらしさ、真面目で融通のきかない性格が感じられますね。けど今回はその融通のきかなさが仇となって、あれですよ、市井ですよ。初のことが気になるんでしょうね。けど、それで憎まれ口をきいちゃう。馬鹿ですよね。で、初も真面目ですから、憎まれ口を正面から受け止めて、真っ向から打ち返しちゃうんですね。その挙句が喧嘩です。殴っちゃったのかな? 千尋のこと馬鹿にされて、どうにも我慢できなかったんですね。いや、いいですよ、初ちゃん。もう、こんなやつ、なんぼでも殴ったったらいい! ほんと、初、いい子であります。
『ナデシコ!』、おかしいなあ。日本にきてはじめてのお休み。なのでヒナと一緒に遊ぶというんですね。って、ヒナにとっては強制イベントだな。逃げることはかなわない。朝の6時に起こされて、街の探索につきあわされる。日本の原風景、路地裏。素敵なガーデニングにネコ。なんも面白くない。けど、エミには面白いんだろうなあ。うん、わかるよ。身近になかった情景だもんな。絶対面白いよな。でも、それが日常であるヒナにとっては、どこもちっとも面白くない。どころかむしろ嫌い。あの、私にとっては普通、そういったヒナの言葉、それを受けてハンバーガーで逆襲するエミがおかしかったです。でも、エミがいろいろ謂れを調べているところ、それを聞いて、知らなかったと意識を新しくするヒナ。どんな場所にでも歴史の積み重ねがあるというエミの言葉、あの描かれ方、実によかったです。
『でっかいんちょ』、育、よいですね。皆に慕われている、その理由が語られて、って、纏の解説、脱線しすぎだ! 育が委員長になったのも育が原因。けど、そこから信頼を勝ち得たのは育の力ですよね。ああ、頭突きとか木の引っこ抜きとか、そういうフィジカルな力じゃなくてね、いや、こっちの力もか。でも、やっぱり一番は、親身になって助けてくれるところでしょう。園芸部の綿貫。荒れた花壇を世話して、見事に復活させた。育も尽力してくれた。その力をクラスの皆にも貸してあげて欲しい。ほんと、育の素直でまっすぐなところ、気持ちいいですよね。それだけに、綿貫の花壇が台無しにされた時の怒り。おかーさん化するんだ。それでおしりペンペンなのか。それがあの威力。イカす! ほんと、男子皆が尻をおさえて怖れるレベル。ええ、実に頼もしいお嬢さんですよ。
『タヒチガール』、カラーですよ。って、みんなの高低差、すごいな! なるほど、マハナよりルカの方が背が低いのか! 部が発足して、皆で練習はじめ。けどマハナが全然頼りにならんのですね。なるほどなあ、理屈とか知らないままに踊ってるんですね。なので林檎が先生。オテアとアパリマ、2種類のカテゴリーが説明されて、その実演はマハナ。なるほど、音楽をかけたら自然に踊り出すんですね。林檎のいうマハナ、野生のタヒチ小娘っていうのが面白かったです。さて、ここで大きな問題が。なるほど、オリタヒチには笑顔が必須なんですね。あの、子供の頃の林檎がオリタヒチに魅せられたところとか、とても魅力的だった。それであの笑顔でしょう? でも、笑顔にトラウマを植え付けられている部員がいる。そして笑顔に弱点を持ってる部員がいる。はたして麻衣の笑顔、どうなりますか。可愛く笑える日がくればいいなあ。
- 『まんがタイムジャンボ』第20巻第11号(2014年11月号)
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