2014年10月19日日曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年12月号

『まんがタイムきららミラク』2014年12月号、先日の続きです。

アンネッタの散歩道』、ああ、人と妖精の、これまで決して交わることのなかった世界が、ついに関わりを持とうとする、その接点が示されました。人の世界に興味を持った変わりものの妖精メイヴが、人の社会に近付いて、はじめて知る人の子供。驚きだな、知らなかったんだ。大人たちとは違う子供たちの表情、行動に触れて、メイヴが気付いたのは、自分たちに、いや? 自分に? 似てるということだったんですね。ああ、そしてメイヴのアンネッタに託した思いです。子供、それが私たち妖精と人とをつなぐ架け橋になる。メイヴからの手紙を受けたアンネッタの表情もまた素敵で、希望が感じられる。ええ、ふたりの未来が幸いなものでありますように!

『202号室の×××ホニャララちゃん』、なるほど、これ、面白いな。久世の隣人、ナノは夜中にゴーストバスターズやってた? その秘密を見たために、記憶を消されそうになった久世だけど、なるほど機械の故障で記憶消去の措置は免れたんですね。ナノ、宇宙人なのか。人の世界で悪さをしている宇宙人を取り締まる宇宙警察、それがナノの仕事。久世の記憶を消せなかったので、監視することになりました。それで学校についてきたりね、結構なやりたい放題、それが面白かったです。そして学校に出る幽霊? そいつも宇宙人なんですね、それを取り締まりに夜の学校に侵入。なるほど、これからは久世とナノのふたりで幽霊ならぬ宇宙人退治となるのでしょうか。最後に出てきた宇宙人、なんかファンシーで面白かったです。悪いやつじゃなさそうですよね。

『箱庭ひなたぼっこ』、陽向がいいろくでなしですね。ミントの香りで頭をすっきりさせる、とかいいながら、肝心の宿題は蘭にやってもらってるんだ。その不正を注意するんじゃない、どこかずれたこといっちゃう先輩も面白い。先輩、なんだかずれてる、浮世離れ? そんな印象にミステリアスな雰囲気もあいまって、とても魅力的でありますが、加えて今回はガチの人ということがわかって、って、アニメファンでいいのかい? 魔法少女マジカルアミーが大好きだった。それがきっかけでハーブに興味を持って、今にいたる。ええ、植物同好会の皆との出会いもアミーのおかげだっていうんですね。でも、これをいい話にしない陽向。この子のポジション、いいなあ。そして最後に、みんなでアミーにはまる。素敵展開であります。

ゆずりはコーポレーション』。対静流の対策を皆で考えていたところに、静流当人がきてしまいましたよ。静流陣営の情報がわからない、そういうゆずりは達に、いろいろ情報を提供しましょう。余裕ですね。これが彼女のフェアネスなのか、それともなんらかの策があるのか、わからないんだけど、とりあえず事務所に招かれることになったんですね。静流、ジニーって子と一緒にやってるんだ。天才少女。学生向けのSNSを運営している。学生とはいうけれど、メインは中高生とかなのかな? 教育関連をメインに広告をとって、その収入で運営している。でも、それだけじゃなり立たないから、もうひとアイデアあるみたいなんですね。もしかして、そのアイデアの実現にゆずりはが、あるいは彼女の背後にある夜桜の知名度が必要だったのかなあ。この、いろいろを考えていそうな静流、対してその時その時に対応し変わっていきそうなゆずりは。ふたりの事業と皆の行く末、興味かきたてられますね。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第12号(2014年12月号)

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