『まんがタイムきららミラク』2014年12月号、先日の続きです。
『アンネッタの散歩道』、ああ、人と妖精の、これまで決して交わることのなかった世界が、ついに関わりを持とうとする、その接点が示されました。人の世界に興味を持った変わりものの妖精メイヴが、人の社会に近付いて、はじめて知る人の子供。驚きだな、知らなかったんだ。大人たちとは違う子供たちの表情、行動に触れて、メイヴが気付いたのは、自分たちに、いや? 自分に? 似てるということだったんですね。ああ、そしてメイヴのアンネッタに託した思いです。子供、それが私たち妖精と人とをつなぐ架け橋になる。メイヴからの手紙を受けたアンネッタの表情もまた素敵で、希望が感じられる。ええ、ふたりの未来が幸いなものでありますように!
『202号室の
『箱庭ひなたぼっこ』、陽向がいいろくでなしですね。ミントの香りで頭をすっきりさせる、とかいいながら、肝心の宿題は蘭にやってもらってるんだ。その不正を注意するんじゃない、どこかずれたこといっちゃう先輩も面白い。先輩、なんだかずれてる、浮世離れ? そんな印象にミステリアスな雰囲気もあいまって、とても魅力的でありますが、加えて今回はガチの人ということがわかって、って、アニメファンでいいのかい? 魔法少女マジカルアミーが大好きだった。それがきっかけでハーブに興味を持って、今にいたる。ええ、植物同好会の皆との出会いもアミーのおかげだっていうんですね。でも、これをいい話にしない陽向。この子のポジション、いいなあ。そして最後に、みんなでアミーにはまる。素敵展開であります。
『ゆずりはコーポレーション』。対静流の対策を皆で考えていたところに、静流当人がきてしまいましたよ。静流陣営の情報がわからない、そういうゆずりは達に、いろいろ情報を提供しましょう。余裕ですね。これが彼女のフェアネスなのか、それともなんらかの策があるのか、わからないんだけど、とりあえず事務所に招かれることになったんですね。静流、ジニーって子と一緒にやってるんだ。天才少女。学生向けのSNSを運営している。学生とはいうけれど、メインは中高生とかなのかな? 教育関連をメインに広告をとって、その収入で運営している。でも、それだけじゃなり立たないから、もうひとアイデアあるみたいなんですね。もしかして、そのアイデアの実現にゆずりはが、あるいは彼女の背後にある夜桜の知名度が必要だったのかなあ。この、いろいろを考えていそうな静流、対してその時その時に対応し変わっていきそうなゆずりは。ふたりの事業と皆の行く末、興味かきたてられますね。
- 『まんがタイムきららミラク』第3巻第12号(2014年12月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿