2014年10月4日土曜日

『まんがタウン』2014年11月号

『まんがタウン』2014年11月号、発売されました。表紙、メインは『押しかけ時姫』、海斗におぶわれている時姫であります。いや、馬にしてるのかな? 手には扇子を持って、天晴れ? すごく楽しそうな顔してるんだけど、対して海斗がめんどくさそうにしてて、この対比がいい感じです。そして他には、『居間には今外国人がいます。』、『涙の数だけ輝いて!』、『あつあつふーふー』、『派遣戦士山田のり子』、『クレヨンしんちゃん』のカットもございます。

『押しかけ時姫』、体育祭の本番当日でありますよ。時姫、体育祭が合戦じゃないとちゃんと理解したんですね。って、演習と思ってるんか! 時姫が白組、海斗は紅組で、主君を裏切ったと御冠の姫だけど、そのやる気のなさを見てスパイと理解する。姫のポジティブ思考は素晴しいです。姫の騎馬戦での活躍、目覚ましく、そして借り物競争で、自分のもの、とのお題に海斗を選ぶというんですね。わーお、素敵、素敵。でも恋愛っぽくはないな。姫勝利してお喜び。ええ、いい感じであります。

『涙の数だけ輝いて!』、料理番組なのだそうですよ。持ち寄った材料で料理を作るっていうんですが、ピュアドールズの持ち寄った材料がもう酷くて。これ、卵だけの炒飯とかしか無理じゃないの? ってレベル。肉を頼まれてた唯がおかしくて、あったら食べちゃうんだ。朝、思わず焼いちゃったんだ。ほんと駄目な子だなあ。最高です。涼子はそもそも忘れてて、晴香は適当にチョコで間にあわせた。マネージャーはパイナップルとちんすこうだけ残して体調不良で帰宅。ええ、いつもどおりのピュアドールズです。この逆境を克服するの、いつものとおり直子の力によるのかな? そう思ったら、おお、まさかの涼さま。貧乏に裏打ちされた技術がピュアドールスを救う! って、タンポポの葉っぱとかいれるのか! いや、ほんと、まさかの涼さまでした。

『ちょい能力少女あゆむ』は、こないだ生まれたばかりの従妹を、姉妹、母総出で見にいくんですね。女の子、ということはなんらかの能力を持ってる。いったいなんの能力だろう、そう思ったらなんだかいい匂いがする。バラかな? 赤ちゃんの仕業なんですね。人の嗅覚を操る能力でありました。子供の名前は薫。だから的確な名前じゃないかっていうんですが、なるほど、5月生まれだからか。話はそこからひい婆ちゃんの能力に移って、まさこさん、5秒だけ人の時間を巻き戻せる能力を持っていた。けどその能力を使うと、代償に自分の時間が5秒進んでしまうそうで、それがわかったのは、夫が亡くなった時のこと。一気に老け込んだというのです。切なくも悲しい話だ。そう思ったのだけど、必死に夫の時間を延ばしていた。ふたりの今を引き伸ばした。それが求めたしあわせであったのでしょう。それを受けて、あゆむたちの母がですね、皆が持ってる能力、自分のために使えばいいという。それで彼女が得たというしあわせとはいったいなんだったのか。ひとつは父と結婚できたことですね。そして子供に恵まれたこと。なるほど、その実感、まだ若い娘たちにはまだピンとこなかったみたいです。

『居間には今外国人がいます。』、万希が元気ないんですね。なんでだろう? って、ああ、テストの点数が悪かったんですね。それがすっかり母に見透かされていて、それだけじゃないんでしょうけどね、元気出せってイースターのお菓子を送ってくれた。そして話は数日後、イースターの卵を探して穴を掘ったり、って、あれってそんな本気で隠すものなの? 家具のあちこちとか、そういうところに隠すぐらいじゃないの? ともかく、万希が掘ったら出てきたのが、ミヒャエルのお酒。そして今度はかつて母の埋めたテスト。おお、この親にしてこの子ありってことでしたか。ほんと、これで繋がる母娘の心。より強まった絆なんですが、こんなので強まるというのもなんだか微妙な気分でありますよね。しかし、テストで失敗した母が一念発起して大逆転。それを知った万希が、自分も同じようにいけるだろう。希望持っちゃって、こういうところはいいですね。そして、これらの展開を、今回のテーマであるイースター、復活祭にからめていくところ、面白かったです。

  • 『まんがタウン』第15巻第11号(2014年11月号)

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