『まんがタイムきららミラク』2014年12月号、発売されました。表紙は『幸腹グラフィティ』、買い食いですか? 買い食いですね。晩ご飯の買い出し、って、これ、すき焼きか! 肉やら野菜やらもろもろを買い出しにいったその先で、お腹が空いちゃったのかな、揚げ物買って食べながらの帰り道なんですね。これはコロッケ? 丸々として大きくて、狐色のその周辺にほかほかと湯気がたってる、その暖かみ。きりんとリョウ、ふたりともね、パクッと食べて、すごくいい笑顔なんですね。ええ、ほんと、見てるだけで暖かくなる、そんな雰囲気、素敵でありますよ。
『ミソニノミコト』、ちょこちょこ出てくる神様の話が面白いですね。国生みの神話、あの矛でもってどうたらこうたらっていうのがカレーに繋がったり、ご飯だけでもおいしいわ。昔ワルだった菅原道真とか。けど、オオゲツヒメが酷かった。サバを体のあちこちから出せるミソニノミコトの話から、調子にのって尻から食べ物を出して殺された神もいるとかなんとか。へー、オオゲツヒメ、食べ物を口やら鼻やら尻から出して、結果惨殺、って! その絵は酷い。かりんとうはあかんでしょう。けど、不思議な話でありますね。切られたオオゲツヒメから五穀や蚕が生まれたという、そういう発想は確かに神話っぽいです。なにか、そうした物語を発想させることとかあったのかなあ。あと神様のサバの味噌煮がお婆ちゃんに負けるとか、あのいじけようとかも面白かったです。
『ハルソラ行進曲』、すっかり夏も過ぎて秋ですよ。もう冬といってもいいのかな? 寒い。ブレザー着てきて正解だった、ってことは、衣替えが終わったくらいの時期? でも、そんな時にマフラーぐるぐる巻きにしてくるのが朱莉。この子の、しっかりきっぱりしてそうで、どうも一番あかんたれっぽいところ、すごくいいですよね。でもって、そのあかんたれの部分にサヤが忍び寄る! やっぱりスカート短すぎますよ! からのべろん、ガッ、下からの畳み掛け。素晴しかった。手のにぎにぎもね、サヤのサヤらしさ、見事に大発揮されてて素敵でした。さて、今回の実習は染めものですよ。ほう、絞り染め。Tシャツの、あちらこちらを糸やら輪ゴムで絞りましてね、染料で煮る。いかにも不器用なやなぎが実にいい。一生懸命なのは、すごくよく伝わってくるんだけどなあ。がまんできない若乃もいいですよね。お昼を食べておいでといわれても、もう待ち切れなくてそこそこに戻ってきてしまう皆、実習を楽しんでる感じがほんとよい。そしてできあがってからも、すごく楽しそうでした。
『ビビッド・モンスターズ・クロニクル』、ゲストです。ネットゲームものですね。とある目的を果たすため、そういって牧野夢子がネットゲームに参加するっていうんですが、その目的とはなんだろう。まだ語られてないんですね。ゲーム『ビビッド・モンスターズ・クロニクル』は、お供のモンスターを自分でデザインできるというのが売り。けど、夢子の絵が思ったように反映しなくって、って、これ、目が手と解釈されてしまった? この失敗、結構ポピュラーらしくって、夢子のピンチを救ってくれた恩人も失敗しちゃってるらしい。それで、装備てんこもりにして、見えないようにしてるのか。この展開、笑ったなあ。面白かった。そして困ってる夢子を助けてくれた別のプレイヤー、あんこさん。どうもこの人、夢子と同じ学校、しかもクラスまで一緒? 中村あずき。黒髪眼鏡地味内気という、もう完璧な素敵お嬢さん。夢子と仲良くなっていくのかな? ふたりの関係とか、悪くなさそうですね。
『宮守♥タイフーン』、ゲストです。ずっと山住まいだった女の子、宮守天音が16になって山を下り、学校に入るっていうんですね。憧れの学園生活、寮生活。友達を作ろう、わくわくしてるのには理由があって、なんと、これまではずっと一人学級だったのか。天音には秘密があるんですね。人と、あるいは動物とも? 触れることでぐーっと近付いてしまう、気持ちが。猫にまとわりつかれていたところを助けてくれた、寮長のお嬢さん、勇美も天音の力に触れて、その感覚、もっと触れ合いたい、もっと近付きたいというんですね。と、この人はなかなかに意思の力がお強いようです。寮の同室、ななみ先輩も天音の力に触れて迷ってしまう。女の子に大人気、けどこれまではそんな気になったことなんてなかったのに、天音なら、こいつとなら、で、ぐいぐいいっちゃって、おいおい、えらいことなってます。これは天音がハーレムを築く話なんでしょうか。ともあれ、まずはいろいろがんがん攻めの姿勢でいっていただきたいところです。
- 『まんがタイムきららミラク』第3巻第12号(2014年12月号)
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