2014年10月24日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2014年12月号

 『まんがタイムきららフォワード』2014年12月号、発売されました。表紙は『がっこうぐらし!』、テレビアニメの制作が進んでいますよという告知がついております。ちょっとハロウィン風味のイラストです。カボチャのランタンにクマのぬいぐるみ乗っけて抱いて座り込んでる美紀と、その後ろにはシーツ? をかぶってオバケ気分のゆきであります。ふたりともにカボチャランタンやらコウモリ、オバケの髪留めしたりして、可愛いんですね。ええ、なんともいえんしあわせな感じがとてもいいです。そして『ハナヤマタ』の巻頭カラー告知カット、『きんいろモザイク』のゲスト掲載告知カットもございます。

『ようこそ幻界集落へ!』、新連載です。共同体の機能を失い消滅へと向かう集落、限界集落と見せて幻界集落。ええ、もはや10代はただひとりというところまで衰退した神山村。そこに暮らす朱音と友人たちの物語。朱音の友人、なんと幻獣だっていうんですね。ミノタウロスの箕守イツキにサイクロプスの朔炉シア。セイレーンの魚月ヒスイ、ハーピーの美羽トウカなどなど。個性的な幻獣たちが普通に暮らしている村なんですね。皆、それぞれに美少女として描かれて、さすがはD☆Vであります。人口が減り村の将来が危ぶまれている、これは同時に幻獣たちの存亡に関わるっていうんですね。幻獣には神に似たところがあり、人々の信仰を集められなければ、いずれ消えてしまうという。さあ、どうなる? なんとかせねばなるまい。かくして朱音が会長として神山村振興委員会を発足させる。仲間は幻獣の娘たち。はたしてどうなるんでしょうね。

夢喰いメリー』は、ほんとにクライマックス直前といった感じでありますよ。結衣の体を借りて戦いに身を投じるエンギ・スリーピースがあると思えば、さらには、待ってましたのジョンでありますよ! 自身の血を使って夢魔を召喚する白儀に対抗して、部下引き連れて大参戦! いや、ほんと、ジョン・ドゥはいいとこ持っていきます。けれど、余裕綽々の白儀。メリーのラッシュにも顔色ひとつ変えることなく、そして見せたのは腕の傷。ああ、これがメリーに関係する、そして夢路にも関係するのでしょう。かつてメリーの経験したこと、これはいったいどうしたことであるか。動揺するメリーに、そして夢路はいかにしてこの状況を打開するんだろう。夢路の能力が現界では使えない、そうした状況がきっとひっくりかえるんだろうな、とは思うんだけど、それまでにどんな展開があるのか、きっと一筋縄ではいきますまい。おおいに期待させられるところですよ。

『あんハピ』、立体映像付きのジョブ相性バトルの決着です。実技幸運度のテストの目玉でありますが、これ、面白かったなあ。派手派手で麗しい姿に変身しての相性バトル、いや変身ったって本人が変身してるわけじゃないんですけど、目にも華やかで、見てて実に楽しかったのです。内気気弱な牡丹が、けれど立体映像だと堂々見事なエレガンス。いや、ほんと、素敵、かっこいい、そしてバトルにも勝利して、響の属性とジョブを見て、自分の勝ちだって見抜いてたとかもね、すごくよかった。観察力なのでしょう。まあ、観察力で勝ったとかじゃなくて、ほんとに相性なんですけど、瞬殺を予告した響がちゃんと瞬殺されたりね、いやいや、ほんと、楽しい展開でした。そして期待を裏切らない杏です。ばっちり楽しませてくれましたよ。

『トリガーハッピーウィッチ!』、例のあいつ、あのなんか危なそうなあいつが留守番をするメイに迫る! ピンチか!? そう思ってたら、おおう、知り合いなのか、おおう! 姉妹だったのか! 妹のアン、姉のメイ。ふたりともに盗みを生業とする八路地の家系であり、後継者選びの因縁がふたりの関係に影を落としているというのですね。いや、ほんと、仲のいい姉妹だったんだと思う。けど、アンはどこかが壊れていて、そしてメイは争いごとを嫌って身をひいた。ああー、たしかにこれまでメイの常人ばなれした所業が描かれてきてましたね。漫画的な誇張表現かと思っていたんですが、そうじゃなく、メイのバックグラウンド、それをほのめかしていたというわけだったんですね。チーの持つ魔女の炎を盗むと予告していったアン。メイはそれを守れるのか。また、アンのたくらみを知ることとなったチーとマサムネ、ふたりはどう出るのか。チーの活躍を素直に期待していたらいいのかな? どうにも屈折して危険そうなアン。彼女の活躍、その出方もまた期待でありますよね。

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