2014年10月7日火曜日

『まんがタイム』2014年11月号

『まんがタイム』2014年11月号、発売されました。表紙は、実りの秋、ということでぶどうづくしですね。『おとぼけ課長』がぶどうを食べる。『まりあ17』まりあもぶどうを食べている。そして『秘書の仕事じゃありません』葉子と部下もぶどうです。って、部下はぶどう食べられないよね?

『ゆとりノベライズ』、めちゃくちゃ面白いですよ、これ。ミツヒの差し入れ、きれいなイチゴのケーキなんですけど、里美先生のお気に入りの店を探してきました。しかし里美はこんな店知らないっていうんですね。ここで明らかになる、ネットに存在する里美嵐のニセモノ。これはいかすわ。あの不穏な表情の三人、あの雰囲気がまず素晴しく、そしてそれ以降の展開もいい感じ。都もミツヒも、ほんと一筋縄ではいかなくて、都は誉めてるのかけなしてるのかわからんし、ミツヒは接近したい気持ちが暴走してるし。しかしこの騒動、どたばたのおかしいこと。里美のちょっと駄目なところがじわじわと発揮されて、すごく素敵。そうと決まればさっそく!! のミツヒも最高に可愛くて、って、弱気な里美さんも可愛いなあ。なんだ、ほんと、今回、この三人の愛らしさが爆発していました。そして最後の落ち。落ち! くじかれましたね!

『ちょっと舞って!ふわこさん』、おお、ふわこがロケットに撃墜された! 科学部の仁科理花先輩がふわこに接近ですよ。って、実験破壊王って、すごいあだ名がついてるな。って、実験破壊女王じゃないんだ! ふわこを守ろうとするあゆむ。けど、ふわこの本心を知って、あゆむちょっと落ち込むんですね。ふわこの、自分のことを知りたいという気持ち。それに気付いていなかった。そんなあゆむの不安そうな表情。対比があざやかで、ええ、あゆむね、心配が先にたっちゃうんですよね。どんどん空に昇っていくふわこを見て、もう耐えられない。そんなあゆむにかけられた仁科先輩の言葉が素敵だったじゃありませんか。そうかあ、そのままじゃ不自由なふわこを自由にしているのはあゆむなんだ。ほんと、ふわこ、あゆむの関係はとてもいい。ふわこもあゆむのこと心配してて、そして戻ってきて抱き合う。素晴しいなあ。そう思わされるんですね。

鉄仮面のイブキさん』、鉄仮面のキタくん、ですよ。伊吹さんが無表情に見えるのは、表情変わりすぎの喜多くんがそばにいるから。相対的に表情に乏しく見えるんだ、なんていうんですね。だから無表情になりなさい。無茶なこといわれて、けど喜多くん、ポーカーフェイスとかできないからなあ。しかも、それからの喜多くんの苦労。全然報われなくて、というか、むしろ伊吹さんも相楽さんも、喜多くんの心を揺さぶろうとしてるよね。面白かったのは、カメラの笑顔認識ですよ。おお、伊吹さんの表情、カメラはちゃんと認識してくれるんだ。って、すげえ、哀原先輩への反応! 喜多くんの自然な表情っていうのが困った顔っていうのもおかしかったです。もう、すごい生気がなくってね、見てるとすごく不安になってくる。それ見た皆が心配するっていうのもおかしくて、いやもう、面白かった。今回、最後の落ち、伊吹さんに相楽さん、すごく魅力的でした。なんていい笑顔。ほんと、素敵な女子ふたりです。

『ひらめけスイッチ』、まさかの平目の女装ですよ。姉ちゃんの命令だっていうんですが、なんだかんだ本人がやる気なのがおもしろい。この平目の割り切ったというか、細かいところ気にしないって感じのところ、いいですよね。しかし、靴下をまさかのアクリル絵の具ででっちあげるのか。あのスカートをちょっとまくり上げてるふたりを見て、思いっきり誤解する小波ちゃんに梶木さん、あのふたりが面白い。でもって、あの冷めた目! 最高じゃないですか。小波の、デザートビュッフェにはいきたい、けど太るのは困るという葛藤。56時間マラソンすればって、死にます、死にますから。加えて平目の化粧する様子、小波が手伝ってる姿にときめく梶木! もうめっちゃくちゃ面白いな。最高でした。それだけに、次回新作? しきりなおしなの? おおう、この漫画、ものすごく気にいってるので、ちょっと残念です。

  • 『まんがタイム』第34巻第11号(2014年11月号)

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