『まんがタイムきららMAX』2014年4月号、昨日の続きです。
『LSD — ろんぐすろーでぃすんたんす』、いよいよ最終回が見えてしまいました。晶主役の新歓ビデオも完成して、ええ、椿たちの様子、もう本当に黄昏の時間といった感触です。陸上部の面々を調理部に誘う人あれば、逆に陸上部に誘う娘もいる。推薦とれればっていっちゃう椿は、結構余裕なのかな? いや、そんなことはありませんでした。もう終わった気分でいる2年生たちだけど、5月まではまだ練習が続くよ。その練習の情景、それはいかにも楽しそうで、あの椿の空を見上げて思ったこと、ええ、この子は本当にしあわせな時間を送ってきたんだなって思わされましたよ。ちょっとお姉さんになった感じでもありますよね。いや、体付きの話とかじゃない。柘植ちゃんは安食先輩を継承するとか、おそろしいこといってます。かくして、この楽しかった陸上部、その雰囲気も受け継がれていくのでしょう。最終回、どう描かれるかが楽しみです。その安食先輩の時代、椿の時代を受け継いだ部が描かれたりするのかな、なんて思ったりしますよ。
『歴史迷子な少女たち』、まさかのふたり目だー! なるほど、少女たちという所以ですね。結構な超常能力持ってるっぽい卑弥呼だけど、気象を操ったりはできないっていうんですね。いや、まあ、そりゃそうだろう。そう思っていたんですが、どうも事情が違ってきましてね、ええ、卑弥呼がどうにか帰れないものかと例の本を、わからんなりに調べていたら、そこからふたり目が出てきた。ヤマタイの女王だというんですね。おお、壱与か。壱与は13歳で即位だそうだけど、そうか、じゃあ随分女王を経験してからの姿なんですね。しかし、壱与、いいキャラクターだと思います。かなりの実力者。天候だって自由自在。なのに卑弥呼のことを尊敬してて、いや違った、崇拝してて、卑弥呼を呼び捨てにすることを許さない。あだ名も当然駄目。で、卑弥呼は最初こそ喜んだけど、あまりの重さにひいてしまってる。いやもう、面白かった。押しの強い壱与はよく状況を動かして、いいアクセントになりそうです。
『アリノス☆ワンダーランド』は、ナカちゃんとルリの高校時代の思い出から語られて、ええ、ルリは高校生の前だとしっかりしてる。そのしっかりしてた時代のルリの印象がナカちゃんの記憶に残ってる。まさかそれが、先日から話題になってるたかみんのお隣さんとは思いやしないでしょう。けど、今回はまさかのその可能性に思いがいたるっていうんですね。りりしいルリさん、メガネのみかさん。たかみんからの情報だと、お隣のルリさんは浪人生の模様。生徒会長のルリが大学落ちるとかあるのか? そう思うナカちゃんだけど、そのまさかなんですよね。カフェにて、たかみんにも優しくするみか。それにルリが嫉妬したり、たかみんがお母さんと認定しちゃったり。ええ、なんだかよくわからん関係ができあがっていって、いい感じですよ。
『みことの一手』、みことが頑張ってる! っていうか、頑張ってる姿を周囲に見せようとしてるみたいですね。そんなみことに感心してか、葵が蛍の家にいこうと誘う。ああ、みことは嫌なのか。めんどくさいことが嫌いなんだなあ。うん、自分に似ているかも知れません。で、蛍の部屋がおかしいんですよ。漫画と思ったら、カバーの下には囲碁の本。ベッドかと思ったら、それがまるまる囲碁の本。みこと、蛍が本当に頑張ってると知って恥じるんですね。けどなぜ蛍がそんなに頑張るのか。その理由に過去のみことがあった。昔、どうしても勝てなかったみことがあった。今は弱いみことだけど、蛍にとっては悔しい思いをさせたライバルであり続けているっていうんですね。ええ、このライバルと思っていてくれていると知ったこと、これがみことを動かすのでしょうか。わからないけど、これがみことにとっての動因となって奮起するようなことがあったらよいなあ。みたいに思ったんですね。なかなか動けない人っています、って自分もそうですが。だからこそ、みことが頑張ってくれたら嬉しい、そう思うのかも知れませんね。
- 『まんがタイムきららMAX』第11巻第4号(2014年4月号)
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