2014年2月27日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年4月号

『まんがタイムオリジナル』2014年4月号、発売されました。表紙は、ああ、山下さん、白衣ですよ。けど、白衣は白衣でも、これはドクターのスタイルですね。首に聴診器かけて、レントゲン写真の紙封筒持って、ええ、堂々としてかっこいいです。そして代わりに榊先生がナーススタイル。あまりの状況にナーススタイルヨネ先生が枕をぶつけようとしています。そして『らいか・デイズ』らいかもナーススタイルですよ。なんだかすらっとして、妙に色っぽいです。

『満開!Sister』は、たけしの進路の話でありますよ。はたしてたけし、どういう進路を選ぶのか。友人いわく史学科か? いや、時代劇サークルのある大学だとかいっちゃうんですね。ああー、バカだなー。ハカマ通学とかいってる。そこへサツキもハカマ通学に同意して、たけしは大和撫子と憧れを強くするんだけど、本人はただのズボラ。うん、いかします、サツキさん。しかし面白かった。進路指導でめちゃくちゃ怒られたり、そしてカンナに自分の通う大学へと進路を誘導されたり。カンナがですね、たけしが驚くほど優秀と判明した今回。そうかあ、カンナさん、できる女なのかあ。素敵だなあ。たけし、意外と歴史の成績が悪い。うん、思いっきり真面目につっこむカンナとか、レアかも知れません。しかし、ほんと、姉妹に愛されてるたけし。ちょっと羨ましく思うくらいですよ。

『ゆらゆら薬局プラリネ』は、兄貴さん、気合いが入ってますよ。季節の変わり目。薬剤師としては、体調を崩すわけにはいかない。それでくたびれながらも、妹の労りを励みに一層頑張ってしまうっていうんですね。バカだなー。って、まあ、この人はこれが通常営業だと思います。しかし面白かったのは、池田ですよ。彼女の機転、大きなクマを作って出勤してきた山内を家に帰すあの話術。かっこいい! 山内兄も傷つくんだ! 業後に見舞えば、兄貴は大いびき、妹は泣いてる。ああ、家にあるクマってこれ。ほんと、妹に尽くすこと、ただならぬものがある。ほんと、妹の泣いた理由、ええいああ、思わずもらい泣きですよ。しかし、ほんと、池田も山内兄妹のこと理解して、いいやつであります。

『あかるい夫婦計画』は、ああ、だいすけは自分に似てるのかあ、そう思ったわけですよ。おそうじロボットX、会話もできるっていうんですが、愛着湧いたら捨てられなくなるでしょう? すっかり見透かされているとか実にらしいんですが、ええ、この見透かされてるところが似てるんですね。愛着があると捨てられんのです。わかるわ。もう見ない雑誌とパンフレットとポスター。ああ、わかるわ。わかるからこそ面白いのでしょうが、逆にいうと、そういう、わかるわーと読者に共感させるものごとをピックアップして描くのがうまいということなのだと思うんですね。しかし、ほのぼの夫婦。ほんと、実によいですよ。

『よゆう酌々』、またまた粧子さんですよ。もはやセクハラだと思う。どうせいつもの思わせぶりなだけでなんにもない、ノーテンキ事情だ、そう思っても逃げてしまう粧子さんはなんだか可愛くて、ほんと、大好きです。街で中川さんに出会って、けど粧子のいうこと、ちっとも通じないっていうんですね。所得隠しを疑うとかね、ほんと、みんな面白可愛いなあ。ほんと、なんで自分の周囲にはこんな人を見かけないものか。そう思うくらいです。でもって、女将と戸田くんのあれこれ、せんだってからの料理のこと、あれが関わってたんですね。なるほど、基礎知識。それは大切。しかし女将拒否。らしくて、いい感じです。最後の最後に、自分の厚かましさを指摘されて、そうとはじめて気付く粧子さん。あれもいい感じでした。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第4号(2014年4月号)

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