『まんがタイムスペシャル』2013年5月号、一昨日の続きです。
『ぱふぃん — 中国的刺客美少女』、中国からやってきた? 殺し屋の女の子ぱふぃん、ターゲットだったはずのジュンのこと、守ってくれるっていうのは大変けっこうなんですが、いたるところでガンつけまくり。三つ編みを弁髪と思って女学生に凄む、ジュンの友人ヒロにも敵対して、なるほど、殺し屋を警戒してるんですな。しかしその推測が当たってるのかどうなのか。はずしてそうなんですけどね。それで結局は学校に通うことになって、楽しい日常になったりするのかなあ。そう思ったりもしたんだけれど、なるほど、やはりジュンは狙われてるのでありましょうなあ。最初にぱふぃんが絡んだ女の子。その子から届いたラブレターに、なるほど確かに殺し屋やも知らぬ。ぱふぃんの勘は正しいのかも知れない、そう思わせて、いや、殺し屋かどうかはまだ確定してないんですけどさ。次回、どうなるのか気にさせる引きでありましたよ。
『アイして♥やえば』、どんどん愛さんが可愛くなりますなあ。歯のぬいぐるみを抱いているところとか、いやもう、大変な可愛さで、そして本編では、歯科を受診する人を増やそうと、着ぐるみでアピール。あの歯の着ぐるみ、ほんとおかしいなあ。顔があったら可愛くなるのでは? そう思うんですけど、ええ、顔だけのは可愛くなりそうにないです。こういう見た目の面白さ、あの、怖!! とかね、実によかったですよ。そして愛、チョコレートの着ぐるみに着替えるんですが、こっちには顔があるんだ! 歯にも顔をつけといたらよかったのに。しかし、チョコレートの着ぐるみで、甘いもの好きの八重に抱き付いたりしてもらえないか、そんな思いを抱いた愛ですけれど、念願かなうっていうんですね。それも思った以上の成果をあげて、愛、嬉しさのあまり死亡。そしてチョコレート怪人も話題になって、ほんと、継続はしないみたいですけど、おかしな活動、実におかしくてよかったです。
『アテナの初恋』、アテナは中間管理職なのか。上から下からあれこれいわれて、いろいろ参ってしまってる。精神的にも身体的にも限界。ついに倒れてしまうってんですね。こうやって、神様のポジション、いろいろ現代っぽく表現されるのも面白いなあ。アテナのこと、アポロンが診察してましたけど、この人、医者もしてましたっけ? 調べてみたら、ああ、ほんとだ、医療の神でもあるんだ。倒れたアテナを皆でいたわって、仲を深める。そうした展開はベタですけど、この漫画にはそうしたベタがマッチしていると思えます。ええ、面白かった。よかったです。アルテミスがあいかわらずで、なおよかったですよ。あと親馬鹿で暴走するゼウスも、いい落ちになっていたと思います。
『メェ〜探偵フワロ』、今回は事件をはなれてピクニック、楽しい楽しいエピソードですね。といいたいけれど、きっとそうはなるまい、なんてったってナントカだものな、そう思ってたらですよ、いや、もう、想像以上。最初はカラスの襲撃。あと、少年に対するフワロ氏のからかい、それくらいだったんですが、ネズミの登場からもうね、見事な野生の王国。次から次へと重ねてきて、あの猿軍団。めちゃめちゃ面白い。さらにはマトンが猛禽にさらわれて、アーサー大活躍。最後の最後まで野生にやられまくって、ほんと、こういうパニック? どんどん状況エスカレートさせる見せ方、うまいなと思うわけですよ。最高に面白かった。最後のコマの喜ぶアーサーも可愛くて、実にナイスでありました。
- 『まんがタイムスペシャル』第22巻第5号(2013年5月号)
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