2013年3月9日土曜日

『まんがタイムきらら』2013年4月号

『まんがタイムきらら』2013年4月号、発売されました。表紙は、おお、『ゆゆ式』、唯さんがソロで登場ですよ。制服姿、セーターを着て、その上にマフラー。外? 通学途中とかなんでしょうか。胸元からのぞくセーラー服、それがなにやらとてもよいものだと思わされます。そしてその視線、ちょっと見上げるようにこちらを見やる、その表情、髪にやった手もまた表情を添えて、魅力的であります。可愛いですよね、この人。

チェリーブロッサム!』、おお、なんかやたらノリノリな展開ですよ。恋愛云々はいったん置いといて、夏の合宿、どこにいくかを話し合おうというんですね。場所は会議室、先輩たちはコスプレしていて、大咲いわくめんどくさいパターン。大倉山先輩は先生のコスプレ、綱島先輩は教官だそう。ムチまで用意して、ほんと楽しそうです。それで残る面々は生徒役、セーラー服に詰襟など着せられるんですが、妹ちゃん、可愛いな。新丸子先生もセーラー服なんですねえ。で、履いてない。おそろしい。先輩たちの言動筒抜けであります。さて、合宿の場所を決めるっていうんですが、妹ちゃんのつっこみが辛辣で最高です。ポンポン、これでもかこれでもかとクリティカルなところを突くんですが、大咲からストップがかかるレベル。手軽に学校ではどうかという提案を却下せざるを得ない理由とかね、いい感じにいろいろ積み上がってきて面白い、そう思わされましたよ。ほんと、いきいきとキャラクターが動いて、それが気持ちいい、そんな感触であります。

箱入りドロップス』は、おお、妹ちゃんか。元気そうで実に魅力的。陽一のこと、待ってたんですね。で、雫のことライバル視? そう思ったら、いやいや、ちゃんと仲良くなるのね、よいことです。相ノ木妹鈴音ちゃん、にーちゃんに対する仕打ちとか、とても素敵でした。さて本題はクラス替え、なんですね。怯える雫、けれど雫はなんとかなりそうで、大変なのは陽一。ああ、この人も決して人付き合いが得意なわけじゃなかったっけー。これからの陽一、どうなるのか、おおいに期待したい。というか、陽一、さっそくクラスで威圧感発してますよね。

『ガールズ×マーケット』、ゲストです。春咲まなみ、購買部に所属する女の子。この購買部、部活でやってるっていうんですね。まなみと優理、同じクラスで部活も一緒。まなみは接客大好きで、優理も接客得意。盆と年末で慣れてるから、優理はそういうんですが、なんだろ、お寺の娘? って、違いますよね、イベントかあ。なつ先輩、ジャージの人、つっこみ役? 和気あいあいとした部活ものでお店もの、そういった雰囲気。まなみとなつ先輩、ふたりを見て妄想する優理までセット、って感じでありますね。

『すいまさんといっしょ』、2本立てですよ。前半は、徹夜で宿題やっつけたユウ。すいまさんが近付いたら寝てしまう、っていうので、必死で遠ざけようとしてるんですね。で、すいまさん、学校についていきたがる。けど制服がないだろう? そういってやめさせようとしたら、長さまが用意してくれていた。手続きも必要なんだよ、そういったら、手続きもこちらで済ませられると長さま。すごいな長さま、なんでもできるな。制服を着たすいまさん、やっぱり可愛いな。たいやきなくて涙目のふみんさんもやたら可愛いんですが、髪をお団子に結って角も隠したすいまさん、ユウのノート届けに学校にくるっていうんですね。で、学校は学校で新しい動きがあるようで、夢野さん、どうもすいまさんのことを知っているらしく、ユウに接触してくるんですね。どういう関係なのか、それは今後に期待といったところですが、これまで自宅や休日に一緒にお出かけ、そうしたところ中心に描かれてきたこの漫画が、学校も含めたより広い舞台に展開しますよといった予告のようでもある今回。話も面白かったし、今後への期待も高まるといったわけで、ほんといい感じに転がっていきそうです。

『うちのざしきわらしが』、めちゃくちゃ面白いな。わらのお腹に短剣が突き立てらている!? って、いや、テープで貼ってあるし。といったナンセンスな状況を前に皆で即興寸劇ミステリードラマを繰り広げるんですが、冬美ひとりがついていけず、けど夕美からはじまったミステリー展開、彼女ひとりを置き去りにしてどんどん進行していくんですね。めちゃくちゃ面白い。どんでん返しに次ぐどんでん返しは息もつかせずスリリングに展開して、いや、もう、なかなか、いや、かなりの面白さでありましたよ。そして決着。ああ、誰が一番得したのか、それはただ眠っているだけで大福にありつけそうなわらなのかも知れません。ということは、黒幕はわら!? なのかも知れません、ミステリーの定番的お約束からして。

『魔法少女Lv.0』、ゲストです。主人公時雨こはる。学校で魔法を学んでいる、っていうんですが、決して優等生じゃない。でも、才能の片鱗を入試で見せてしまったがために結構レベルの高いこの学校に合格してしまって、あっぷあっぷしてるんですね。科学が進歩し、魔法の有用性は低くなったものの、生活のあちこちで使われてるし、こうして学校で学ぶこともできる。漫画の感触は、魔法やファンタジー要素を不可された学園もの。今のところ、魔法云々は味付けって感じで、メインはこはると、その友人たち、かんなと、ええともうひとり、名前わからない。そしてまりか先輩。皆に励ませれながらこはるが頑張る、そんな話でありますね。で、まりか先輩、こはるに対してなにか思うところがある? 過去の自分を見るような気持ち? さらにもう一味、ありそうな雰囲気でありますよ。

  • 『まんがタイムきらら』第11巻第4号(2013年4月号)

0 件のコメント: