2012年12月19日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2013年2月号

『まんがタイムきららMAX』2013年2月号、発売されました。今回はいろいろ盛り沢山ですよ。まず、大きく書かれた、きんいろモザイクTVアニメ化決定!! ああ、アニメ化! うん、けど別に驚かない。そうかあ、あってもおかしくない、そう思ってた。だからここは素直におめでとうございますですよ。表紙には、降る紙吹雪の下、5人の娘たちが集まって、ええ、祝賀といった雰囲気が実によいですね。あ、陽子がユニオンジャックのカレンに対抗して日の丸はおってる。そしてもうひとつ、創刊100号ですよ。ええ、100号、おめでとうございます。第10巻、およそ10年かあ、過ぎし年月もあっという間でしたね。

今月号、通巻100号で初心にかえろうということなのか、あるいはアニメ化の報で新規読者の流入が期待されるからなのか、もしくはただの偶然なのか、なにか登場人物そのほかをあらためて確認する、そういった傾向を感じたりしたのでした、といってもごくごくごくごく若干でありますけどね。特に根拠のない印象ってやつです。

きんいろモザイク』はお花の話。学校の花壇にてお花を育てている三人。ええと、しのにアリスに烏丸先生。その様子見て混ぜてほしい久世橋先生、ほんと可愛いものが好きなのだなあ。さて、面白かったのは綾ですよ。前髪切りすぎちゃった。いやいや、可愛いですよね。しかし綾は気にいらない。隠すためにダンボール被って、って、これはこれで可愛いな。で、カレンの対策。ほんと、今回は、も? 綾が可愛い回でした。で、そうしたかげに気落ちするアリス。花が咲かないんですね。気落ちして気落ちして、花が咲きそうで咲かない、元気がないと気にしだしてから、他の皆との関わりの中にアリス、描かれないんですね。ああ、そうしたこともアリスの落胆、心配を切に表現するようで、だからこそ、花の咲いた、そのことの嬉しさもひとしおだった、そう思うのです。ちょっと照れ隠しみたいな落ちでしたけど、ええ、よかったですよ。

ご注文はうさぎですか?』は、妹たちの職業調べ。ええと、メグとマヤですね、ココアをともなってラビットハウスのライバル店めぐりするんですね。甘兎庵とフルール・ド・ラパン、ええ、千夜とシャロの働く店、順に訪れて、その過程で店の特色、登場人物、皆の人となり、描いていく。それが楽しかった。花屋があこがれだったリゼとか、決めポーズに翻弄されるシャロ、ココアとすごく仲のいいとわかる千夜、姉っていわれて喜ぶココアも、こっそりココアをお姉ちゃんと呼んじゃうチノも、もうものすごい可愛さでした。これらをきっちり8ページにまとめて、過不足ない、皆の人柄、そのよさ、あたたかみ、伝えてくる。それはたいしたものだと思うんですよ。

『彼氏ったらどこに行ったら買えますの!?』、面白いわ。亜梨香、この人はポーカーとか無理だな。素直すぎる、気持ちが表情に行動に出すぎる。けど、その感情豊かで、すぐに溢れさせてしまう、そういう子だからこそ、見ていてこんなに面白く、楽しく、そしてなんだか放っておけない、そんな気にさせるんだと思うんですよ。しかし、さすがは僕のハートのクイーンだ☆ ええ、ほんとに私のハートのクイーンですよ。哉ちゃんとの対決もほんと、よかったですよ。

○本の住人』、えーと、さといも。やっぱり、この漫画、兄妹がいいんですよ。駄目兄貴、いつものり子に怒られてる。そんな風だけど、のり子は兄さんのこと好きだし、兄貴ものり子にちょっと誉められて、それですごくやる気出してさ、ほんと、このふたりの関係、兄ひとり妹ひとり、思いが互いに向けられている、それがしみじみとして、ぐっときて、じんとしみるんですね。

こずみっしょん!』、めちゃくちゃ面白いな。文化祭、ええと学院祭か、不解部の活動展示が火を吹きますよ。奈央などはやたら可愛い狐コスプレであるわけですが、あと、おかっぱハナのキュートなこと、でもここにはやたらヤバいものがあるっていうね。学院祭のお化け屋敷なんてちゃちなもの、怖いなんてない、っていうのは実際そのとおり、どうしても自己満足みたいになるのが関の山ですけど、まず嗚咽するシミ、続いて宇宙生物、しびれる! あの、ヒタヒタと近づいてくるビジュアル、それだけでもうたまりませんでした。というか、嗚咽するシミ、よかったなあ、ちゃんと怖がってもらえて。これまで散々だったもんなあ。しかしさて、最後に現れたあの人物、ユラを見てオステオロキオンと呼ぶ彼女。この人は臣美の上司だったりするのでしょうか。ええ、期待させられますよ。この人がどう関わりを持つのか、楽しみです。

『スイーツどんぶり』、ああ、酒井と栗原の出会い、料理部の来歴が語られましたよ。ええ、問題のあれ。酒井の料理を食べて失禁したという、まさかの現場が描かれて、おおう、大変な漫画だなこれ。老師が顧問になったわけ、いっそファンクラブ、失禁から立ち位置逆転、すっかり骨抜きにされた栗原ね。あいかわらずのテンション、すごい。いやもう、ぶっちぎりでした。ほんと、すごいよね。

LSD — ろんぐすろーでぃすんたんす』は、晶の入部ですよ。ああ、やっぱり陸上部に入るんですね。よかった。ちっちゃい、かわいい、もうたまらんよね。けど実力者。椿、大変だ。うん、椿、頑張れ、応援してるよ。しかし、晶、浅見さんからロックオンされてみたり、ええ、浅見さん、敵にまわすと大変そうです。そして、この陸上部、新入部員のシャワーに踏み込むのは伝統なのか? ゆっこが踏み込む、抵抗する晶の、なんて先輩だ!? いいわあ、この子。でそこに椿のそこまでよ。めちゃくちゃ面白かったです。続いて、浅見さんのホームカフェ。おお、アリスだ。浅見さんが帽子屋で椿はどっちのうさぎなんだろう。ゆっこの卵が全然可愛くなくてナイスでしたよ。新入部員は晶とその友達ふたり、崇子と恵も入部してたんですね。北川先輩と一緒に練習してた、ということは短距離なのかな? にぎやかな下級生、それを見守る先輩たち。ああ、椿たち、立派に先輩になったんだなあ。ほんと、椿と晶、いい関係になりそうです。っていうか、晶、たまらん可愛さだなあ。私は一体どうしたらいいのか。

  • 『まんがタイムきららMAX』第10巻第2号(2013年2月号)

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