最初は全然期待してなかったんですよ。『てーきゅう』。タイトル見ればわかるように、テニスものですね。って、わかる? ええと、2分くらいのアニメ。OPの歌を抜いたら1分半くらい? その短時間に、ものすごい勢いで話が展開する。な、なんじゃこれー!? 最初度肝抜かれたんですが、いや、しかしこれ、めちゃくちゃ面白いですよ。で、テニス、ものすごく関係ない。主人公ユリが嘆くくらい関係ない。どれくらい関係ないかは、実際に見ていただいた方がはやい。なので、アニメイトTVのプロモーション配信、紹介しておきましょう。
不条理なギャグ漫画っていったらいいのかな? 先輩たちがとにかくおかしいの。言動がおかしい、埋まったりする、意味わからない! なんだけど、そのボケ? にユリのつっこみがはいる、そのやりとりがおかしくて、加えてあのテンポでしょう。ところどころなにいってるかわからないレベルなんだけど、ものすごい畳み掛け、どしどし打ち込まれて、もうなんか癖になっちゃうの。で、2分程度と短いからさ、も、もういっぺん見よう、ああ、もう一度だ……。何度も何度も見てしまう。お、怖ろしいアニメや……。
台詞が聞きとれないことに関しては制作者も充分理解しているようで、漫画の売りとして、聞きとれなかったあの台詞も、みたいなこと書かれてて、予習復習、そういうのが必要なのか!? いや、でも、漫画見てみて驚いたのが、アニメがね、ものすごく原作に忠実なんですよ。うっそー、もっとアレンジされてるんもんだと思ってた。たしかに予習復習だわ。で、最初のうちはアニメの配信を待って、一話ずつ復習してたんですよ。ハイテンポのアニメ、普通のペースの漫画、すごいギャップ! けど、いつしか復習だけじゃ満足できなくなってしまって、一気に読んでしまって、予習ですね。これでアニメの楽しさ損なわれたりしなかったらいいけどなあ、ちょっと心配していたんですが、杞憂でした。むしろ、どうくるのか、どんなタイミングでくるのか、わくわく待つ、そんな楽しみ方になって、いや、いいですよ。予習なしでも予習しても、やっぱり面白いというのはたいしたものです。
アニメは来年2月にBD/DVDリリースです。いやあ、これ、買っちまいますよ。店舗特典とかあるのかなあ。全巻収納BOXとかあったらいいなあ。ゆっくり発売を待ちますよ。で、買ったら、なんべんも見返すんだと思います。
- ルーツ原作,Piyo作画『てーきゅう』第1巻 (アース・スターコミックス) 東京:泰文堂,2012年。
- ルーツ原作,Piyo作画『てーきゅう』第2巻 (アース・スターコミックス) 東京:泰文堂,2012年。
- ルーツ原作,Piyo作画『てーきゅう』第3巻 (アース・スターコミックス) 東京:泰文堂,2012年。
- 以下続刊
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