2012年12月26日水曜日

フォークソングのすべて

 私はなにか集まりがあるとギターを持っていって歌ってる、そういう人間なんですが、フォーク世代がたくさんいる集まりですとね、ちょっとした歌声喫茶状態になるんですね。あれをやって欲しい、じゃなくて、あれを歌いたい。となると、定番の曲は押さえておく必要がありますよね。『歌謡曲のすべて』の出番ですよ。ところがですね、この本にも問題がありまして、歌謡曲といっているだけありまして、フォークが少ないんです。もちろん皆無ではない。けど、ちょっとこれ歌いたいんだけど、それで索引調べたらない。ああ、入ってないですね。残念に思われることが多かったから、いつかフォークの本も買わないといけないな。漠然とそう思っていたら、同じく全音楽譜出版社から『フォークソングのすべて』というのが出ていました。いや、出てたんは知ってたんですが、これの改訂版が出てたんですね。2012年の改訂版。おお、これは買いだぞ。ええ、即決でしたよ。

ですが、この本、どうも毎年のように改訂されてるみたいですね。私の買ったのはベスト506。新しくなるほどに収録曲は増えていく、ものかと思ったら、どうもそうではないらしい。2010年版はベスト496? 2009年は487で、どうも2006年のはベスト744だったらしい。おおう、二百曲以上も減るのはでかいな。どうも調べると2009年改訂版で大幅に収録曲が変更されたみたいですね。なるほど、当然これはフォークだろうと思われる歌、そういうのが落ちてたりしたのか。で、2009年にそれらが収録され、その後J-POPからフォークソング色の強いものが増補されてきていると。2009年改訂版で追加された曲を見れば、厳選された今の版でよかった、そう思えるものもたくさんあります。ベスト744だった時の収録内容は、楽譜ネットを見ればいいのかな。差分を数えようという気分にはちょっとなれませんけどね。

この楽譜と『歌謡曲のすべて』で被ってる曲もあって、両方買ってる自分のようなものにはちょっと残念、かぶりなしで多様さが欲しい、なんて思ってしまいますが、これうまくすると、どちらかを伴奏弾く自分が持って、片方を歌いたいその人に渡すっていう使い方も可能だなあ。などなど、まったく無駄というわけでもない、使いようではありますね。そしてこの本、『歌謡曲のすべて』と同様に、楽譜がページをまたぎません。見開きにきっちりおさまるようにできていて、このあたりは本当にありがたい。ギターは両手を使いますからね。ページめくりが不要というのはやっぱり大きいです。

『歌謡曲のすべて』は、私、下巻を買ってないんですね。上巻はもうあの曲数と決まっている。対して下巻は、毎年毎年曲が増えていく。次々買い替えるのは大変でしょう。なので最近の曲となると、こちら、『フォークソングのすべて』で歌うのがよさそうですよ。まあ、あんまり知らないから歌いにくいってこともあるんですけど、それでも楽譜があるないでは天と地ほども違います。ええ、とにかくいろいろ歌うといいさ。耳にしたものあれば、興味覚えるものもあるだろう。だからいろいろ歌ってみるのがよさそう。刺激にもなろうかと思うのですね。

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