『まんがタイムジャンボ』2013年1月号、昨日の続きです。
『乙女ほるもん』、実にいいなあ。ミミがサンタクロースの絵本を見てその気になってしまった。というわけで、ミミ、サンタクロースになる。その後ろ、全力で逃走をはかる良介の姿。逃げたい気持ちはわかるけど、逃げる先が風波さんのところ。ああ、風波さん、可愛いわ。というか、良介、めちゃめちゃ自然にこたつに入ってるんだけど、すごいな女子力。しかし、ハナちゃん、香川さんのことが一番だった風波なのに、気付けば良介に心ひかれている。香川もそう。けど、ミミのもとに帰るよう促すのね。ミミと良介。ミミの健気さ、これは確かに訴えるもの、あったことでしょうよ。良介も、避けてしまったこと、悪かったと思うよな。さて、そんなふたりを見る不審人物。ああ、このふたりの間に割り込もうという男の姿ですよ。これは地底人なのかなあ。この状況に良介はどうする。ええ、すごく気になる展開ですよ。
『日下部くんanother』、自分は告白しないといけません。最初は、入れ替わりものも今さらと感じてしまう、そんな感想持っていたのですが、面白くなってきましたね、面白いですよ。星野のマイペースさがいい。同時に、日下部が妙にいいやつなのも。星野かずさ、兄泉と姉あかり、ふたりの溺愛ぶりがいかします。なんか様子がおかしいと気付きながらも、そんなかずさも可愛いと受け入れてしまう。慣れない小柄な体に戸惑いを覚える日下部、カレーが全然入らない。面白いなあ。こういう地味な違和感の積み重ね、こういうのはいいなあ。そして弱音を吐く星野をはげますのね。いいねえ。面白くなってきましたよ。しかし、この兄、姉、ちゃんと説明したらわかってくれそうな気がします。無理かな? 妹のいうことなら、とりあえず信じてしまいそうなんですよね。
『ラン様の放課後遊戯』、よいですね。クリスマスですよ。で、りらとラン様が主体となってクリスマスパーティ。有太の誕生日がクリスマスに近いからまとめて、というんですが、どちらでも嬉しいですよね。さて、りら、この人、残念な人だったのか。キャベツはドカドカ、あと洗剤で洗ってるのはなに? 対してラン様、バナナ尽くしになるかと思われたのに、意外やすごくちゃんとしてる。ケーキだって、バナナ? そう思わせてすごくちゃんとしてる。そうか、残念なのはりらだけだったんだ……。しかし今回は新事実いろいろ判明して、そうかラン様、学校の外に出られるんだ。あと、ラン様、なんだかやたら可愛かったですよ。
『マネーちゃんず』、面白いです。フデ五円時代とか、確かにありましたね。そうしたお金にまつわる話、それがあるかと思えば、貧乏あるある? わびしい話もちらほら出て、それが実にいい。真のお年玉は餅だ、って、確かに最初はそうだったとか聞きますけど、今もそれでいくのか! 甥っ子、泣くぞ! しかしこの侘しさ、実にいい。金持ちしか金持ちになれない現実、ああ、わびしい! 実にいい。そして福袋。ああ、現実の前には夢もへちまもないのだな。なにかいろいろ身につまされる、そうしたところがいいですね。
- 『まんがタイムジャンボ』第19巻第1号(2013年1月号)
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